microUSB&Lightning両面ケーブルにUSB-Cアダプタで全端子を一本に
統一まであともう一歩。
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。PITE.(@infoNumber333)です。
microUSB、Lightning、そしてUSB-C。スマホの充電周りには今3つの規格がせめぎ合い均衡を保っています。新規格のUSB-Cが全てを統一し、端子の王としてガジェット界に君臨する日もそう遠くはないと思いますが、それはまだ先のお話。USB-Cが世界を席巻するまで僕達iPhoneユーザーは3つの端子を使い分けなければならないのです。
今までは以前紹介した三叉ケルベロスケーブル(僕命名)を使っていたのですが、多用しすぎたのか先日充電ができなくなってしまいました。3つの端子を全部繋げてしまえ!というシンプルかつ大胆な発想で気にいっていたのですが、接続部とかを見ると確かに弱そうな印象もあったので仕方ないかなという感じ。今まで僕の充電周りは大分彼に助けられました。ありがとうケルベロス、地獄の底で眠れ。
さて今回はそんなケルベロスの後任ケーブルを探すというお話。
2in1ケーブルとUSB-Cアダプタという構成
もう一度ケルベロスケーブルを買うという選択肢も無いことはなかったのですがケーブルの耐久性に心配があったことと、やっぱりもう少し長めのケーブルの方が取り回しが楽だなということで別の構成を考えることにしました。今回の答えが上記の2つの製品。一つずつ順番に特徴と使い方を説明していきます。正面にコブラのイラストというインパクト強めなパッケージ。
MRELEC 2 in 1 ケーブル
まず一つ目に今回購入したのがこちら。MRELECというメーカーの「2 in 1ケーブル」です。「2 in 1」というのはMicroUSBとLightningの両方の端子を一本でまかなえるという意味で今までmonographでも幾度か記事を書いてきたのですが、従来のものは耐久性に不安があったため今回は「2 in 1」かつケーブルとしての丈夫さを求めこちらを選択しました。
金属メッキコネクタを使用
MRELECのケーブルは両端の端子部分に金属パーツを使用しているので一番危うい端子部分が剥がれたり曲がったりするのを防いでくれます。負荷がかかりやすい端子とケーブルの接続部に円形の「遊び」の空間を作り断線しにくくしているという工夫も面白いですね。デザイン的にもお洒落。
ケーブル部分もステンレス鋼
そして一番広い面積を持つケーブル部分にも耐久力の高いステンレスホースを使い完全防備。内部には錫メッキ無酸素銅、アルミホイル、アルミマグネシウムブレイドと詳しくは分かりませんがとにかく丈夫そうな名前の素材がふんだんに使われています。男の子はこういうの堪りませんよね。「アルミマグネシウムブレイド」からどんな必殺技が繰り出せるかというテーマだけで夜通し語れる。
ちなみに時計は以前monographで紹介したシルバー製の最高級Gショック「DAMUE Custom G-SHOCK 5600 Leather edition」。最近良い感じに傷が付き味が出てきました。
裏表で端子が変わる
よくある「2 in 1」ケーブルはMicroUSB端子にLightning端子のアダプタをスポッと上から被せる、と言った感じのものが多いですがこのケーブルは一歩先を行っていて「裏返すだけ」で2つの端子を使い分けることができます。上の写真を見るとmicroUSBのような端子の見た目ですが、
裏返すとLightningに早変わり。ライバルになりやすい2つの端子ですが、サイズ感はほぼ同じなんですね。とは言え両方の端子でクオリティを担保しつつ裏表で対応するというのは中々凄い技術力。悟空とベジータがフュージョンしてベジットになりました、的なケーブルです。
手持ちの大容量かつ薄いモバイルバッテリー「Anker PowerCore II Slim 10000」と各デバイスを接続。
iPhoneには問題なく使えますね。充電速度もあまり変わりませんしMacとのデータ通信も通常のケーブルと同様に行えます。
そしてMicroUSB端子でももちろん普通に充電ができます。カメラもそうですし持ち歩きのイヤホンもmicroUSB充電なのでやっぱりmicroUSBケーブルは必須。2本を1本にしてくれ尚且つ丈夫というのは便利ですね。
ポーチに入れて持ち歩く際はプエブロレザーのケーブルホルダーに挟んでこんな感じで持ち歩いています。
USB-C対策にアダプタを導入
今回の話はこれだけでは終わりません。お亡くなりになったケルベロスケーブルは「2 in 1」どころか「3 in 1」。上記に加えてUSB-Cにも対応していたのでそれを補う必要があります。そのために今回はUSB-C用のアダプタを導入しました。
AUKEY製のこちらのアダプタ、microUSB端子をUSB-Cに変換するというもので一つ400円。3つ買ったら800円というアイテムなのでかなり気軽に試せました。
あくまで端子変換用のアダプタなのでとにかく小さなサイズ感。これならポーチに入れておいてもほとんど場所を取ることはありません。
使用する際はこのようにmicroUSB端子の先に被せます。
これでMacbookやMacbook ProのUSB-Cポートに接続ができるようになるので外出先でもモバイルバッテリーからの給電が可能。いつも外出先で使うわけではありませんが、まだまだ電源を使えるカフェは多くないので一週間に一回くらい必要になる場面があるんですよね。緊急時に10分でも20分でもMacbookを延命できるのは非常にありがたいです。
新たな「3 in 1」システム
iPhoneはLightningだしモバイルバッテリーはmicroUSBだし、MacbookはUSB-Cと、最低でも3つの端子を要求されるこの世の中。よりスマートにコンパクトに対応を考えたのがこちらの結果です。
次のiPhone8では一部USB-Cに対応するのではないかという噂もあるので楽しみにしたいところですが、iPadもあるしおそらくまだ後1年〜2年はこのケーブル三すくみ状態は続くと思います。
今回のケーブル環境の再考で先代のケルベロスケーブルとほぼ同じサイズ感で同じ機能、長いケーブル、耐久力を手に入れることができました。鞄の中にケーブルが入っていていつも絡まってるんだよね、という方は是非ご参考にして下さい。