肌にピッタリ吸い付く羊革のレザージャケット。普段の着回しをご紹介。
僕がファッションに興味を持つきっかけになったのがこのレザージャケット。そして今も一番気に入っている服が、このジャケット。
ちょうど一年ほど前、Fukulowと買い物に行って手に入れた羊革のレザージャケットをとても気に入っていて、夏以外は春夏冬3シーズンでヘビーユースしています。ブランドはUNITED ARROWS、3万円ちょっとの値段で買いました。
細身の僕でもぴったり体のラインに沿ってくれるタイトな作り、柔らかな質感のラムレザー、幼く見られがちな僕を少しだけ背伸びさせてくれる、頼れるアイテムです。
思えばこれがきっかけ。
先日ファッションのイベントで少しだけ話す機会があったのですが、その資料を作っている際「いつから僕はファッションに興味を持ち始めたのだろう」と考えた時、過去の写真を見返してみて明らかに「これだ」となったのがこのレザージャケット。
「このジャケットに合うパンツを買おう」「このジャケットに合うシャツを揃えよう」と繋げていくうちに気がつけばクローゼットの中が少しだけ手狭になっていました。
一年でも分かる経年変化
着ている頻度が高いからか、たった一年でも分かりやすく革の質感が変化してきました。ふわふわで厚みのあったレザーは徐々に薄くなり光沢を放つように。少しキツかった肩周りの渡りも今ではすっかり僕の身体の形になりました。
「着る」というよりも一着の服を「作る」ような気持ちで毎日袖を通しています。
シンプルだからコーデを組みやすい
レザージャケットというと、ボリュームの大きい、主張の強い服のイメージがありますが、僕のレザージャケットはシングルかつシンプルなデザインなので視覚的にはかなりミニマルです。
装飾が少ないゆえに色んなコーディネートに汎用性高く入れ込める。その上シーズンも長く使えるので普段使いに大いに助けられています。
レザージャケット×白シャツコーデ
例えばこんな感じにシャツの上に羽織るだけで様になりますね。白とベージュで膨張しやすい組み合わせに一色黒をかぶせるだけで一気に全体が引き締まります。
帽子はこれまたお気に入りのウールキャップ。シャツは素材感がたまらないFRANK LEDER(フランク・リーダー)」のベッドリネンシャツ、足元はヌメ革のみで作られたHender Schemeのスニーカー「NIKE Air Force 1(ナイキエアフォースワン)」という組み合わせ。
寒くなってきたら中にセーターを着込むこともあります。
先程の写真はワイドパンツを合わせ末広がりなシルエットでしたが、このように細身のスラックスを合わせてスリムな印象にも。
このスラックスはLaFabric(ラファブリック)のオーダーで作りました。
ダークシャツ×レザージェケットコーデ
先程はインナーに白を入れてレザーの黒とコントラストを強調しましたが、逆に暗い色味の服を着てもきちんと成立するのが嬉しいポイント。
インナーにUNIQLO U(ユニクロユー)のオックスフォードシャツを合わせて出かけることもよくあります。
インナーを暗くすると大人っぽさが増しますね。
全体的に色が暗くなりがちなのでベージュのワイドパンツと帆布のトートバッグを合わせて調節しています。
ニット×レザージャケットコーデ
ここまではシャツをインナーとして着てみましたが、このジャケットには元々小さな襟がついているので丸首のインナーを着ても上手にバランスがとれます。
上は最近買ってめちゃ気に入っているMAISON KITSUNEのハイゲージニット。首元と袖元に入っている赤の差し色が絶妙なアクセントに。
靴は同じ黒色で質感の似ているnanamicaとDr.Martensのコラボシューズを履くことが多いですね。
シャツは上品にまとめられますが、首を出すことによって元々のレザージャケットが持つワイルドさのようなものが引き出せるような気がします。
パーカー×レザージャケットコーデ
シンプルなジャケットなので色々首元で遊んでみるのも面白いです。ユニクロ ユー(UNIQLO U)の薄手のパーカーを一枚インナーとして着込んで更にボリューム感を出してみたり。
タートルネック×レザージャケットコーデ
タートルネックを中に着ても面白いシルエットになりますね。
上はヌメ革ロングベルトとコールハーンのスニーカー革靴を一緒に。
黒のレザーをクローゼットに迎えよう
黒という色とシンプルなデザインから、他の色や形とも合わせやすいのがこのレザージャケットの良いところ。黒を基調にもう1,2色入れてしまえばだいたい様になってしまうんですよね。
質感も良く、長く変化をしながら付き合えるアイテムなのでモノとしての魅力も強い。1年経っても変わらず、いやむしろ今の方が気に入っているくらいの一着です。
皆さんも今度服屋さんに行ったらレザージャケットを探して、是非手にとって触れてみて下さい。ビビッと来たら躊躇せず購入することをオススメします。
良い革のジャケットが一枚クローゼットに吊るされているだけで、お出かけが今よりもっともっと楽しくなりますよ。