月刊モノグラフ2018年2月号「もっと自由に羽ばたいて」
2018/05/22
先日、知人と食事をした際に「人はいつもの場所から300km以上離れると脳が活性化するらしい」という話を聞きました。
だからその人は考えに行き詰まったり新しいアイデアがほしい時はふらっと遠くへ出かけてみるのだとか。知らない土地で、知らない空気や知らない人、知らないモノに触れる。科学的な根拠があるのかどうかは全く持ってわかりませんが、感覚的には納得感のある仮説です。
僕は世間一般に比べれば比較的生活に自由の効く働き方をしているので、今年はもっともっと気軽に色々な場所に足を運ぶ年にしたいと思います。あなたの街にも、ふらっと。
1月に反響のあった記事
気軽にどこかへ行きたい、そんな気持ちが現れているのか1月に反響が大きかった記事も「移動」に関する記事がたくさん。
軽いレンズはシャッターと足取りを軽くする。
カメラをもっと気軽に毎日持ち運べるように軽くて性能の良いレンズを一本買いました。元々α7 Rⅱは小さいカメラなのでレンズを小型化すればまるでコンデジのようにスナップ機として使えます。
これが使いたい気持ちもあって1月はふらっと北海道まで行ってしまいました。笑
軽い装備はフットワークを軽くしてくれますね。
サムヤンの軽量コンパクトレンズ35mm f2.8 AFレビュー(SONY α7 RⅡ)
BTPメンバーと金谷で合宿
新年がんばってブログ書きましょうということでBTPのメンバーを連れて金谷の「voido」という合宿施設で一泊二日のブログ合宿に行ってきました。
夕日、海、星、かもめ。
場所が変われば撮れる景色も会える人も変わります。とても楽しかったので季節に一度くらいの頻度でまた企画していこうと思います。
BTPメンバーと金谷のまるもで一泊合宿。ゆったりのんびりブログを書いてきました。
縁を繋げて。
昔々、このブログがまだ「Number333」という名前だった頃に初めてオファーをくれたメーカーさんがわざわざ東京まで会いに来てくれ、再度タイアップをすることに。どこに行っても、名前が変わっても付いてきてくれる読者さん、メーカーさんに助けられる毎日です。
ユーザーと共に創る、ハイプラスのiPhone X用本革レザーケース
自由になるために守りを固める
不安を抱えながら走り続けるのは「自由」ではなくただ逃げているだけ。これだけあれば安心という守りを固めることができれば、それだけまた自由に色々なことに挑戦することができます。
攻めるために、守りの投資を。「MSV LIFE」で資産運用始めました
「世界」を変える紙
自分自身が実際に移動しなくても、写真の中で演出する「世界」は意外と簡単に変えることができます。
「モノ撮り」というのは正確には「モノとその周辺の背景の撮影」。これからは単純に写真が上手い人よりも、オリジナルの「世界」を作ることが上手い人の方が重要になってくるのでしょう。
インスタ撮影用の背景紙を集めた本「Flatlay sheet(フラットレイシート)」
日本とインドの狭間のグラス
「移動」をすると「常識」すらも変わってしまうことがあります。
このグラスは距離による「常識」の違いから生まれた”狭間”のコップ。皆さんの評価はどうかわかりませんが、僕はこの記事とても好きです。こういう記事書けた時に悦びを感じます。
「VISION GLASS(ヴィジョングラス)」ミニマルデザインのフラスコみたいなガラスコップ
家の中に宿り木を。
どこかへ行けるのは、帰る場所があるから。
家の中に一本の黒い「宿り木」を作りました。モノのちょっとした置き場所に。
音楽で別世界へ
個人的にマストバイだと感じているウレタン製のイヤーピース「コンプライ」。耳栓のようにじわじわと耳の穴にフィットし、静寂。スピーカーから流れる美しい音色をダイレクトに鼓膜に届けてくれます。
完全ワイヤレスイヤホン用の遮音/高音質イヤーピース「COMPLY(コンプライ)」
これと合わせて今メインで使っているのは「Zolo Liberty+」。値段以上のパフォーマンスを発揮してくれますよ。
Ankerの完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty+」登場。「Liberty」と比較してみる
雑誌「MonoMax」に載りました
先月発売の「MonoMax 2018年2月号」に”目利き”の一人として掲載させていただきました。今年はブログ以外の「場所」でも活躍できる年にしたいです。
MonoMax 2018年2月号にモノの"目利き"として掲載いただきました。
通信の速度は仕事の速度
以前使っていたLINEモバイルからdocomo回線へと乗り換えました。どこでも安定してストレスなく仕事ができるというのは、気軽に出かける大きな後押しになりますね。本当に変えて良かったと毎日喜びを感じながらiPhone XやMacbookを触っています。
今月の音楽
Hump Back – 月まで
yonige、CHAI、リーガルリリー。最近ガールズバンドが熱い。
一つ二つのバンドが飛び抜けているんじゃなくて、同時多発的に波のように、心を鷲掴みにされるようなバンドが沢山生まれてきている。
Hump Backもその「波」の一つ。ロックは男のもの、というイメージはもう遥か彼方へ。
SIX LOUNGE – メリールー
20歳とは思えない大人びた声と醸す雰囲気。ド直球な男らしいラブソングなんだけれど、どことなく90年代メロコア感があってたまらない。
DYGL – Let It Out
このバンドも堪らないほど良い。DYGL(デイグロー)と読みます。
前身のYkiki Beatが解散した時は寂しかったですが、DYGLになってから爽やかさに加えてジャンクな感じが乗って厚みを増したイメージ。これからも目が離せない若者たち。
King Gnu – Vinyl
イントロでやられてしまう格好良さ。去年結成のバンドとしては異例の速さで持ち上がりを見せている4人組。深夜にどこかへトリップしたいあなたに。
今月の漫画
移動中のバスや飛行機の中では何故か作業をすることができないのでいつも漫画や本を読んでいます。中々取れないインプットの時間に当てられるので嬉しい限り。
映像研には手を出すな!
色んなところで名前を聞く「映像研には手を出すな!」に手を出してしまいました。アニメーションの絵コンテやさらにその深部にある「設定」までマニアックに掘り下げた作品。明らかに一般受けはしないものの好きな人にはクリティカルヒット間違い無し。緻密に作られた物語の「設定」の中に誘ってくれます。
げんしけんとかが好きな人はすんなり溶け込めるでしょう。
Dr.STONE
少年ジャンプで連載中の漫画「Dr.STONE」。まだ3巻ほどしか出ていませんが看板張れるんじゃないかっていうくらいに面白いです。
原因不明の光によって地球上の人類が石化してしまうという事件が起き、それから数千年。石化から一人復活した主人公が科学の知識を活かして一から文明を作り上げていくという物語。
「アイシールド21」の稲垣理一郎が原作、「サンケンロック」のBoichiが作画を担当。「科学ってこんなにワクワクするんだ!」という学びの楽しさと、張り巡らされた伏線、そして壮大なスケールの浪漫溢れるストーリー。
デビルマン crybaby
こちらは漫画ではなくアニメですが是非紹介したかったのでここに入れ込みました。
あの誰もが名前は聞いたことのある作品「デビルマン」を天才湯浅政明監督がリメイクしNetflix限定で配信している作品です。
湯浅政明さんと言えば『四畳半神話大系』『ピンポン THE ANIMATION』『夜は短し歩けよ乙女』と素晴らしい名作の数々を打ち出してきたクリエイター。上の作品はどれも大好きなので今回の「デビルマン」も楽しみにしていたのですが、見てみたらもう、打ちのめされました。
原作の流れを忠実に汲んでいるのですが、その演出の仕方がまた。
このストーリーを40年前に考えた永井豪さんも凄いし、それを現代に受け入れられる形で昇華させた湯浅監督もまた凄い。
深く心に爪痕を刻み込まれました。
今月のコト
こうして書いていることを振り返ってみると「今年はもっと色々なところに行ってみたい」という気持ちの現われか、計らずとも色んな所に行ったりその準備をしていたようです。
このペースで今年はもっともっとフットワークを軽く、心を軽く過ごしていきたいと思います。
「おいでよ」と呼ばれた時にいつでもどこでも「いいよ」と言える身体でいたい。