6000円で始める小さな幸せ、ウクレレ。
幸せってなんでしょうか。
皆一度は考える定番の問いであり、普遍的な答えなんて無いのは承知の上。それでも僕はよくこの問いを人に投げかけます。
「好きな人達に囲まれているとき」
「嫌なことがない状態が幸せ」
「現状に満足してるかじゃない?」
と人によって答えはまちまち。人が違えば「幸せのかたち」はそれぞれ異なるのでしょう。
僕の場合は割と明確で、毎日に”楽しみ”があるかどうか。これが幸せの基準です。多少嫌なことや辛い事があってもその分回復できてプラスまで持っていけるものがあれば幸せ。
心のメンテナンスをしているような感覚ですね。
参考リンク:僕が毎日楽しみにしているもの
それについてより深く考えたのはお盆に実家に帰った後、東京に戻る電車の中でした。
今まで元気でニコニコしていた祖母が、急に元気を失くしていたのです。身体には特別不調がないらしいのですが気分が落ち込んでしまって、すぐに寂しくなってしまうという祖母。
今年の夏が暑いこともあり、人にも会えず家の中ですることも無く一人で居たのでは確かに気持ちも沈んでしまうのも当たり前かもしれません。
何か一つでも打ち込める趣味や”楽しみ”があればまた違うのだろう、と思い何か良いアイデアはないかと考えを巡らせながら片道2時間の電車を過ごしました。
何か思いついたら次に帰った時に教えてあげたいと思います。
ウクレレが「小さな趣味」に
僕はというと、先々月くらいから新しい趣味として「ウクレレ」を始めました。
元々少しだけギターをかじってはいたのですが、
・ギターは家の中で弾くと音量が大きいので時間が限られる
・キャンプなどのレジャーなどにギターは荷物になる
という2点から、気軽かつ手軽に楽しむことができる「ウクレレ」という楽器を新たに取り入れることにしました。
初めは「小さいギターなんだろう」くらいの気持ちで注文したのですが、触ってみると全くの別物。
何が違うかというと、ウクレレ、圧倒的に簡単なんです。
弦が4本しかないから弾きやすい
ギターの弦が6本なのに対し、ウクレレの弦は4本。
2本の差なのですがこれが非常に大きく、弦の押さえ方の難易度がめちゃめちゃ下がるのです。
ギターにチャレンジしようと思って「F」のコードで躓くというのはよく聞く話ですが、ウクレレの場合は大抵のコードが指1〜2本で抑えられちゃうのでほぼ誰でも簡単に弾けると思います。
「コード」という指の「抑え方」も数が少なく覚えようと思えば数分で覚えられる程度。こんなにもギターと違うのか、と最初驚きました。
ナイロン弦だから指が痛くない
もう一つ特徴として、多くのウクレレにはナイロン弦が使われています。
これはプラスチックのような手触りの素材で、柔らかく伸びやすいため長い時間抑えていても指が痛くなりづらい弦。
ギターを練習し始めて指が痛くてやめてしまったという人でもこれなら続けられます。
ちなみに僕は最初このナイロン弦の仕組みを理解しておらず、買った当初チューニングを合わせても合わせてもすぐずれるので不良品かと疑ってしまったのですが、買った当初のウクレレは弦が伸び切っておらず張ってももすぐに弦が伸びて音がずれてしまうんだそうです。
もし購入して音が合わなくても1〜2週間我慢すれば、そのうち音が安定してくるのでご安心下さい。この徐々に音が定まってくる感じも育てている感覚があって楽しいです。
ウクレレはとても安い
ウクレレを趣味として始めやすい理由の一つに「値段がとても安い」ということもあります。
もちろんピンキリで高いものは際限がありませんが、安いものはAmazonで数千円から買うことができます。
僕が購入したのは「ammoon 21」というところのウクレレで6,000円ちょっとで買いました。
僕がこのウクレレを選んだ理由は単純にそのデザイン。
普段メインで使っている「Ovation」というエレアコにデザインが似ているので気に入って買いました。
肩に掛けるストラップを着けるための金具もありますし、
有線でアンプに接続することもできます。
あまり楽器のことは詳しくないので分かりませんが、1ヶ月弱使ってみて素人目には十分に良く鳴っていると思うので、悪くない買い物をしたんじゃないかと思います。
少なくとも僕は気に入って使えているので今はこれで十分すぎるかなと。
他にも同じくらいの価格帯でいろんなウクレレがAmazonで売っているので是非覗いてみて下さい。
チューニングはiPhoneのアプリで
ウクレレを用意したら後は音を合わせるためのチューナーさえ用意すれば弾き始めることができます。
昔は専用の機械を使っていましたが今は便利なものでiPhoneのアプリで代用が可能です。
僕は下記のGuitarTuna: ギターチューナーというアプリで音を合わせています。
無料でギターでもウクレレでも使えますし、視覚的に音の高い低いが分かるのでオススメ。
ここまでお伝えしたとおり初期投資にかかるお金は数千円。
飲み会1回分くらいの金額で一生付き合える趣味が生まれると思ったら相当コスパがよくないでしょうか。
ウクレレを弾いてみた
数千円のウクレレですが十分使えるよ、ということで一曲弾いて撮ってみました。
ハイロウズの「日曜日よりの使者」という曲で、”毎日に楽しみを”に通じるポジティブな歌詞が好き。
ガズレレさんというYoutubeでウクレレ講師をされている方の動画を見て覚えました。
抑え方が3つしかなく本当に簡単なので初心者でもすぐ弾けるようになる一曲。僕はギターをかじってるのもあって本当に5分で覚えれました。この気軽さがウクレレの魅力。
いつでも手元に音楽を
僕には夢があります。
それは、ジブリの映画「耳をすませば」に出てくる夜な夜な集まって楽器を弾き始めるおじいちゃん達。
あれをおじいちゃんになった時にできるようになるというのが僕の夢であり目標です。
そういうちょっとした、誰のためでもない自分のための趣味を見つけられたら何にも左右されることなく日々を幸せに過ごせるはず。
6000円で買える小さな幸せ、あなたも始めてみませんか?
関連:動画用のマイク
先日、動画撮影を始めるためのマイクに関する記事を書きましたが、今回のウクレレの動画は音声、かなり違って聞こえると思います。
やっぱり始めたら自ずと勉強して成長するもので、ちょっとずつ動画が分かってきたような気が。
この辺もまた少しずつ記事書いて行くかもしれません。
動画撮影の始めの一歩用マイク「RODE VideoMicro」