こんなお風呂楽しすぎ!水面をタッチディスプレイに変えちゃう魔法の技術「アクアトップディスプレイ」が超ワクワクする。
2014/11/16
お風呂に入っている時間が一日で一番好きです。おかげでついつい長風呂してしまって毎晩ふやけてます。
本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
今日友達と久々にホラー映画を見に行ったのですが、その友達が「昨日バラエティ番組ですごい面白い最先端技術を見たんだよね」と言うので話を聞いてみると、
「お風呂の水面にPCのディスプレイを反映し、それを直接タッチすることによって操作もできる」
という確かに面白そうな技術。
調べてみるとその技術の名前は「アクアトップディスプレイ」と呼ばれるもので電気通信大学の生徒が考案したもののようです。
動画を見てみてもとても素晴らしいコンセプトのアイデアだったので是非NUMBER333でも紹介しておきたいと思ったので今回筆を取りました。
割とガチで、未来のお風呂はこれがスタンダードになるかもしれません。
水面にディスプレイを投影。「アクアトップディスプレイ」
「アクアトップディスプレイ」誕生のきっかけは、お風呂の湯船でタブレットやスマホをいじる人が結構多いという点。
実際僕もよくやってますが、これって手も疲れるし何より危ないんですよね。今までも何度かiPhoneを風呂ぽちゃさせてます。
そしてもう一つ着眼点として面白かったのが日本の家庭ではお風呂に入る時に入浴剤を使うという文化があるという点。
この2つの点をふまえて「アクアトップディスプレイ」という画期的なアイデアが生まれました。
プロジェクターとキネクトを使用。
アクアトップディスプレイの仕組みは割と単純で水面にプロジェクターでPCの画面を投影し、Kinectを通して動きを読み取り手の動きをPCの操作に反映するというものです。
水面に写されたディスプレイに触れるとそのオブジェクトを自由に動かせたり、キーボードを入力できたりします。
PCのブラウザなども開けるのでお風呂に入って水面に揺らめくディスプレイを見ながら快適にネットサーフィン、なんてことも可能。
広い湯船を全てディスプレイにして大画面でDVD鑑賞っていうのもいいですね。
一つのアイデアで色んな使い方が考えられる技術です。
ディスプレイに「直接触れる」体験。
「アクアトップディスプレイ」ではまさにディスプレイの”中”に自分が入り込むことになるので他では味わえない独特の体験を楽しむことができます。
面白いなと思ったのは、デスクトップ上からファイルを消す時にそのアイコンを「沈める」という動作。「すーっ」と水の中にアイコンが消えていくエフェクトがとてもいい感じ。
また水面ならどこだろうと映像を写すことができるので手のひらで救った小さな水たまりだって立派なミニディスプレイになってしまいます。
ゲームとしての方面も。
「アクアトップディスプレイ」は実用的な側面以外にも新感覚の「ゲーム」として楽しむという方向性も考えているようで、これもまた面白そう。
これは開発中の画像で水面から指を出すと火の玉のようなエネルギーが集まってきます。
なんとこれを溜めたりリリースしたりしてシューティングゲームとして楽しむことができちゃうというんですね。
これ子供だったらたまらないわ。
しかも敵にエネルギー弾が命中した時には音と光に加えて水しぶきまで起こるという豪華なエフェクト付き。
これが全世界のお風呂に広まったらお風呂嫌いの子供なんて一人もいなくなるんじゃないでしょうか。
数年後にはあたりまえ?
まだまだ今はコンセプト段階ですがこの技術、すぐに実用化、普及までいくんじゃないかと僕は思います。
日本ではわざわざ浴室にTVを設置している家庭も珍しくはありませんし、危険を顧みずお風呂でまでスマホやタブレットを持ち込むような人もたくさんいます。そんな人達なら喜んで「アクアトップディスプレイ」を導入する姿が目に浮かびます。
最近ではKinect関係の技術コストもどんどん下がってきているので数年後にはハードルもとても低くなっていることでしょう。
この日本の技術が世界の湯船を埋め尽くす日もそう遠くはないかもしれませんよ。