部屋の中でもアコギを弾きたい。YAMAHAのサイレントギター「SLG200G」
2018/11/08
以前、始めること、続けること、見せること。という記事でお伝えしたのですが、趣味の一つとしてギターをコツコツと続けています。
これまでの経験から、何かを続けるために一番大切なことは「環境を整えること」だと思っています。
家に帰る前にカフェに1時間だけ寄って作業をする時間を作る、一緒に週に1回ジムにいく仲間を作る。僕は意思が弱い人間なので、できるだけ自分を信用せず「自分が機嫌よく動ける環境づくり」だけに気を配っています。
その「環境づくり」が出来なくて挫折してしまったのが、高校時代から続けていた”トランペット”でした。
演奏することは好きだったものの東京の賃貸ではもちろん練習できず、練習するにはカラオケやスタジオに入るしかありませんでした。毎回お金もかかるし、移動もしなければいけないし、人に見せる機会もあまり多くない。
いつかはまた吹いてみたいと思いますが、今はまだその「環境づくり」のイメージが沸かず、トランペットは実家の押し入れでホコリを被ったまま。
賃貸でアコギは少し厳しい
それでも何か音楽はやってみたい、続けてみたいということで社会人になってから始めたのがアコースティック・ギター。
松浦弥太郎さんの「今日もていねいに。」僕の暮らしと思考の原点。
アコギなら家の中で気が向いた時に触れますし、一人で楽しめて人に見せる機会も多く楽しい趣味の一つとして続いています。
ただ、トランペットほどではないにしてもアコギでも騒音問題は完全に解決するわけではありません。さすがに夜は音が響いて迷惑になったらいけないと練習は控えるようにしています。
僕は家に帰る時間が遅く、自由に使える時間も帰宅してから。
その自由な時間でギターを弾けないとなると、続かないし上達もしないであろう事は目に見えていました。
そこで僕が導入したのがYAMAHAから出ている「SLG200GS」というサイレントギター。
ボディのない骨組みだけのギター
「SLG200GS」はご覧の通り、骨組みに弦が張られているというだけのギター。共鳴するホールがないので音が響かず、エレキギターのようにシャンシャンとした小さな金属音だけが鳴るようになっています。
ネックの太さや弦の種類はスチールとナイロンの2種類から選ぶことができ、これはどちらもアコギの使用感を再現しているので、音が鳴らないという以外は普通のアコギを弾いているのと変わりません。
比較用に普通のアコギとサイレントギター「SLG200GS」でどれくらい音が違うのか動画で撮影してみたのでご参考に。
弦の単体の音というよりも音全体の響きがことなるので実際はこの動画よりも差が大きく感じますね。
ラインに繋いでエレアコとして
この「SLG200GS」、音が出ないので完全に練習用のアイテムかと言うとそうでもなく、シールドケーブルを接続してエレアコ的な感じで演奏用として使うこともできます。
単三電池2本で駆動し、手元のツマミを調節してエフェクトをかけた音を出力可能。
イヤホンジャックもあるので直接ヘッドホンを接続すれば、そこはもう自分だけのライブ空間に。
好きなだけ音を掻き鳴らしても、音が聞こえているのは世界中であなた一人だけです。
分解して持ち運び
ボディのパーツは背面のネジをくるくると回せば簡単に取り外すことができます。
持ち運びも簡単で、演奏時の音質も評価が高いということでプロの奏者でもライブ用に使っている人が多い一本です。
家に帰ってからの小さな楽しみ
どんなことでも上達するためには、続けるしか無い。
ギターという小さな趣味を少しでも楽に楽しく続けるために僕が投資をしたのがこのサイレントギター「SLG200GS」です。
家に帰ってきてから、テレビを見ながら適当に爪弾いて、気分が乗ってきたらヘッドホンを付けて、耳元だけで大きな音で気持ちよく。
前の記事で、毎月1曲くらいのペースで演奏記録を残したいと言ったので、今月も1曲「SLG200GS」で弾いてみました。
曲はLINE@で一番最初もらったリクエストから、「丸の内サディスティック」。
好きこそものの上手なれ。
何事も楽しく気持ち良くが、上達する近道だと僕は思います。
ヘッドホンも木目で
ギターの演奏時には「99 CLASSICS Walnut Gold」という有線のヘッドホンを着用しています。
渋く深い木目を、触る度にうっとり。
耳に添える集中空間。天然ウォルナット材を使ったヘッドホン「99 CLASSICS Walnut Gold」