声で操作し目で確かめる。安心をくれるAIスピーカー「Echo Spot」

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会社から帰宅する21時過ぎの電車の中。

「そうなんだよね、あれ2パック、いや3パック頼んどいて!なるはやで!うん、なるはやでお願いしまーす。え、無理?」

スマホにイヤホンを繋ぎ、電波で繋がったどこかの誰かと会話をしている、ダブルのスーツを着た業界人らしきサラリーマン。

電車の中で通話するというマナーどうこうの話は置いておいて、何故人は電話している人に対してイライラとした感情を感じてしまうのか、考えたことはありませんか?

実はこれ、海外で原因が既に特定されていて「会話の半分だけ聞こえていると無意識にもう半分を考えてしまうから」なんだそうです。

解けそうで解けないパズルを延々と強いられている感覚。

「”あれ”ってなんだろう?」
「パックで頼めるやつなの…?」
「断られてるっぽいけど間に合うのだろうか??」

文脈がなく断片的に会話が進んでいくので、話の予測ができず勝手に意識が向いてしまうんですよね。

何か発信しているものを見たら、そのレスポンスがないと落ち着かないのが人間の性。

”確認”できるAIスピーカー

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そんな「他人の電話」に近い感覚の問題を解決するために新しく自宅に導入したモノがあります。

それが「Echo Spot(エコースポット)」というAmazonが最近発売した画面付きのAIスピーカー。

僕の家にはGoogle Home Miniが一台あって、これでテレビやエアコン、部屋の電気を操作しているのですが、最近知人で「echo spot(エコースポット)」を職場に導入している方がいて、その人の利用する姿を見て僕もその場で注文してしまいました。

関連リンク:スマートホームを自宅でDIY。必要アイテムをまとめておきます。

Echo Spot レビュー

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このEcho Spotがどのように便利なのか、実際に製品のレビューを進めながら語っていきたいと思います。

球状の黒い玉をサクッと斜めに面を切り落としたような外観のプロダクト。

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背面にはAmazonのロゴと接続端子。

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上部には指で押すことのできるスイッチがありますが、基本は音声操作かつ前面がタッチパネルになっているのでほとんど出番はありません。

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専用のACアダプターが付属。

充電の端子がオリジナルのものになっているのでここはUSB-CとかせめてMicroUSBにしてほしかったですね。共通の規格なら万が一なくしたときも安心ですし延長とかもできるので。

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電源を入れると画面が点灯し設定が始まります。

操作はタッチパネルで行え、レスポンスも良好。

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画面を上からスワイプで輝度の調節や細かな設定画面に移ることが可能です。

天気と気温を表示してくれるのが良い

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まず「Echo Spot」一つ目の推しポイントは「天気と気温を表示してくれる」こと。

僕は毎朝スマホの天気アプリでその日の天気と気温を調べるのですが、朝起きてスマホのロックを解除して、天気アプリを探して、タップして同期を少し待って…という手間がやや面倒だったんですよね。

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「Echo Spot」なら画面上に天気を勝手に表示しておいてくれるのでチラと目を向ければそれだけで天気と気温を確認可能。

自分から調べるというのではなくて、向こうから提示をしてくれるというのが大事なんですよね。正直この機能だけで買う価値あるなと思いました。

時計にもなる

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「Echo Spot」は液晶が付いていて、表示する項目を選ぶことができます。

僕の場合主に使っているのは先程の「天気」の他に「時計」の機能です。

実は僕、今まで部屋に「時計」というモノを置いていなかったんですよね。時間を知るためには毎回スマホの画面を確認していました。

なぜ時計を置いていなかったかというと、時間の正確性に不安があったから。

電池式の時計を昔使っていたのですが、電池の力が弱まってきていたのか指す時間がずれていて約束に遅れてしまったことがあるんですよね。

それ以来部屋に時計を置いていても結局スマホで時間を確認するようになってしまい、意味がないなと思い時計を置かなくなってしまいました。

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しかしこの「Echo Spot」はネットに繋がっているので時刻は常に正確。時計の針が早く進むことも遅れることもありません。

時計のデザインも豊富なので自分の生活にあった文字盤を選んで置いておくこともできます。

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ナイトモードという昼と夜でより見やすく目に優しい表示に切り替えてくれると機能も。

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僕の場合はシンプルなアナログ時計の文字盤で表示させていて、天気画面と交互に表示させるようにしています。

常に正確で部屋にも溶け込むデザインの理想の時計がようやく家にやってきました。

AlexaでIoTホームコントロール

「Echo Spot」のメインの使い方はAIスピーカーなので、音声による様々な操作が可能です。

上の動画のように音声の聞き取りと反応は良好。僕はこれでエアコン、テレビ、部屋の電気を操作しています。

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各製品との連携はAlexaアプリ上で設定します。

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Hueのシーンと呼ばれる機能やライトの色を変える機能はGoogleアシスタントでは対応していないのですがAlexa経由なら操作が可能だったりするように、Googleアシスタントよりも操作できる項目の粒度は細かく設定されているような気がします。

ただ、Googleアシスタントでは「電気を消して」で反応するのに、Alexaでは「リビングの電気を消して」と言わないと反応してくれなかったりと柔軟性は少し弱いかも。

それぞれのサービスによって細かなクセがあるので、元々Googleを使っていた人は慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんね。

反応が目で見て分かる。

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ここでようやく冒頭の話に戻りますが、僕がGoogle Homeを持っているのに「Echo Spot」を導入しようと思った決め手がこれ。

「Echo Spot」には画面が付いているので、僕が話したことをきちんと「目で見て」確認することができるのです。

これは言葉で説明するよりも実際に「目で見て」体験するのが早いので動画を撮ってみました。

やっぱりまだ音声だけの情報で買い物をするというのはハードルが高いと思いますが、このように視覚的な情報で説明をしてくれると安心感が大きく違います。

画面があればほとんどスマホやPCでモノを買うのと印象は変わりませんね。ただ音声で操作しているだけ。

しかもAmazonアカウントと連携しているので、いつも自分が買う日用品を覚えていてくれるのも便利。

服にアイロンをかけながら、ストレッチをしながら、ふと気づいた時に「あれ頼んどいて!」と頼めるのはラクですしちょっとした未来感があります。

声で操作し目で確かめる。

以上のように僕は「天気」「時計」「家電のリモコン」、そして「日用品の注文」という用途で「Echo Spot」を使っています。

同様の機能はGoogle Homeでもできるんですが、反応が「音声」で返ってくるのと「視覚」で返ってくるのは体験として差が大きいんですよね。

音声だけだと電話の自動応答のような感じで、情報が入ってくるまでにタイムラグがあってあまり気持ちよくないのですが視覚なら一瞬。

自分が言ったことにきちんと「反応」しテンポよく操作をすることができるようになりました。

「目は口ほどに物を言う」ではないですが、絵や図で表してくれるのはやっぱり便利。

これがスマートスピーカーの一つの完成形だと感じました。

ホーリーはこう思うよ。
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今月のMONO LETTER vol.4 – 毎日使うモノだから –で紹介したAI機能付きのスピーカー「SONOS」を買おうか直前まで悩んでいたんですが、思い止まることができてよかったです。画面大事。

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CATEGORY - IoT / スマートホーム

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声で操作し目で確かめる。安心をくれるAIスピーカー「Echo Spot」

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