55gに詰めた音質。完全独立型イヤホン「soundcore Liberty Air」
PC、スマホ、財布にイヤホン。
人が持ち歩くモノの種類にはそう大差なく、鞄の中身もカテゴリーで分けてみたらそれほど数は多くないことに気付かされます。
技術が進歩し、あらゆる機能がスマホの中に取り込まれている今、さらにこのカテゴリーはどんどんと少なくなって最終的には「スマホ一台で」という未来ももうすぐそこまで迫っていることでしょう。
機能の話で言うと、上に挙げたPC・財布・イヤホンの中では、最後まで残るモノはイヤホンなんじゃないかと思います。
これからもっと小型化・高音質化されることでしょうが、スマホを耳に入れるわけにはいかないのでまだ、もうしばらくイヤホンというモノを楽しむことはできそうです。
小さく軽い完全独立「Liberty Air」
そんな毎日持ち歩くイヤホンなので、常にその時代の先端かつ自分に合ったモノを持ち歩きたいですよね。
そしてこの分野の技術の進歩は非常に早く、中でも僕がいつも使っているAnkerはその速度が異常。半年毎に見違えるような速度と振れ幅で新製品を出してきます。
今回も新しく発売された「soundcore Liberty Air」という完全独立型のイヤホンを試させてもらったのですが、これがまた良いイヤホンでした。
ケースも含めて55g
この「soundcore Liberty Air」の良いところはその軽さと音質のバランスの良さ。
わずか55gという超軽量かつ小型のケースの中に最大20時間分の連続再生が可能なバッテリーが入っています。
僕が今使っているAnkerの完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty+」と比較してみるとそのケースの小ささがわかると思います。
幅も薄さも一回り小さいサイズ。ケースを含めるとplusが約119gなのに対し、Airはわずか55g。
ポケットに入れていても全く気が付かないほどの軽さと小ささを実現してくれています。
開けて外すと接続。
これまでのLibertyシリーズ同様、Airも蓋を開いてイヤホン本体を取り出せば自動的にペアリングしたスマホと接続。
イヤホン本体はこのようにAirPodsのような縦にボディが伸びた形状。今までのシリーズは丸くコロッとした外観だったので少し毛色が違う形ですね。
オープンイヤー型のAirPodsとは異なり、カナル型で密閉感のある作り。音漏れを気にせずどこでも音楽を楽しめます。
僕が愛してやまない低反発の遮音用イヤーピース「COMPLY(コンプライ)」も問題なく装着することができました。やっぱりこれを付けると音がぜんぜん違いますね。
充電は20時間継続
Airはイヤホン単体で連続5時間、ケースに入れて充電しながらだと最大で20時間の間音楽再生が可能。
この軽さで数日の旅行なら充電を気にせず持ち運べるというのは魅力的ですね。
同じシリーズだと「Liberty Lite」が12時間、無印「Liberty」が24時間なので、その間で軽さと電池持ちを両立させたような感じですね。
白も可愛い
今回のLiberty Airは黒と白の二色展開。
白は上品かつ可愛らしい雰囲気で機械っぽさが薄く、女性が使っても似合いそう。
AirPodsよりも表面がカクカクしたデザインゆえ、「耳からうどん」のようにダサい感じにはならないのでご安心を。
音質、なかなか良いです。
実際に装着してみるとこんな感じ。従来のコロコロしたLiberty達よりも細長く作られている分、安定した装着感があります。見た目も意外と悪くない。
操作は本体の側面をタッチするだけで、曲の再生・停止・曲送りが可能。IPX5の防水機能も付いているのでジムで運動するときにも活躍しそう。
音質も上位モデルのplusと同じグラフェン素材の6mmドライバが使われているので、想像以上にクオリティが高いです。
適度に音の広がりもあり、低音もしっかりしていて解像度も申し分なし。この軽さでこの音なら十二分に優秀と言えますね。良い。
今まで僕はLiberty Plusをメインのイヤホンとして使っていましたが、同じくらいの音質で半分の軽さとなればAirを持ち運ばざるを得ないでしょう。それくらい良いイヤホンですこれ。
数少ない持ち物なので絶えずアップデートを繰り返しながら、その時に一番適したモノを見つけていきたいと思います。
関連:コンプライは一度試してみて
記事の途中でも出てきましたが、僕の音楽環境にはCOMPLYというイヤーピースが欠かせません。どんなイヤホンでも見違えるように音が変わるのでぜひお試しあれ。
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