全ての靴を馴染みの靴に。hender schemeのレザーインソール
2018/10/13
馴染みの店、馴染みの友だち、という言葉がありますが、僕は“馴染む”モノを身の回りに揃えるようにしています。
「慣れる」と「馴れる」は同じような意味を指す言葉ですが、後者の「馴れる」は”動物が人間を警戒しなくなる”という意味を持ちます。
使い手が道具の使い方に”慣れ”て道具は使い手のクセや身体に”馴れ”、染まっていく。
気を遣わず自分の手足のように体に馴染む、そんな関係性が持てる道具を揃えたい。
靴の中敷きを変えました
靴は毎日長い時間身体に触れ、一日を支えてくれる大切な道具です。
僕は足が小さい方なのでほしい靴のサイズが用意されていないことも多く、少し大きめのサイズを買って中敷きで調整することがよくあります。
今までは厚さを場所によって調整できるウレタン製の靴の中敷きを使っていたのですが、履いている内に徐々にすり減ってきてしまいこんな有様に。
そろそろ新しい中敷を買わなければなと思っていたところ、合羽橋のhender schemeの2号店で良いモノを見つけたので買って帰ってきました。
リンク:立体感がスゴい!靴のサイズ調整用の中敷き「極厚インソール」
ヌメ革のインソール
見つけたのはこちらのヌメ革製のインソール(中敷き)。
hender schemeのヌメ革は使っている内に綺麗な飴色に変化していき、育てる楽しみがあるので僕の家の中にも靴や小物等、数点のhender scheme製品が揃っています。
中敷きは普段見えない部分ではあるけれど、「歩く」という日常の大きな動作に関わるものなので、革製品のような「馴染む」ものを使いたいと思い購入してきました。
このインソールは革を縫い合わせた立体的な構造になっていて、土踏まずや踵の周りをサポートするように厚さが調整されています。
踵の中心にはhender schemeのロゴマーク。
きめ細かく滑らかなヌメ革としっかりと等間隔に縫われたステッチ。
中敷きというオプション的な商品一つを取っても、モノづくりに対する深いこだわりを感じるアイテムです。
全部の靴を”馴染みの靴”に。
hender scheme製の中敷きということで初めの頃は同じhender schemeのスニーカーに使っていたのですが、この季節雨が降ることも多くあまり履く機会がなかったので、途中から他の普段履きの靴にも入れ替えて使うようになりました。
中でも一番履く機会が多いのが、nanamicaとDr.Martensのコラボシューズ。
黒い靴ということでどんなファッションにも合いやすく、ラバーソールなので歩きやすい。僕が大好きな普段履きの一足です。
この靴も少しだけ僕の足よりも大きいので、履く時はスッとhender schemeの中敷きを入れてから出かけています。
中敷きなので普段は人に見られることはないのですが、人の家にお邪魔する時や座敷の席に座る際、靴を脱いだときに靴の中が見られることも。
そんなときにちらりとこんな色の革が覗いていたらちょっとお洒落じゃありませんか?
黒と茶色のコントラストが綺麗にハマり、より一層この靴のことが好きになりました。
経年変化の早さが尋常じゃない
革の経年変化は水分や油、そして擦れによって進んでいきます。
全体重が一日中かかり、冬でも汗をかく足の裏。中敷きというのは使われる場所の性質上、革の経年変化が尋常じゃない速度で進んでいきます。
上の写真は履いて4日目の中敷きの様子。まるで半年くらい履き込んだかのような綺麗な飴色に変化していました。
馴染むスピードも異様に早く、最初はちょっとした違和感があったものの履いて1日程度で形が変わり僕の足の形にぴったりと合うように。
たった数日でこの感じなので本当に半年〜1年経ったらどんな表情になるのか、今から楽しみでしょうがありません。
馴染む中敷きが一つあれば、いつでもいつもの歩き心地。
見えない僕の相棒がまた一組増えました。
関連:小物入れも馴染みのモノを
僕が普段持ち歩いている小物入れもhender scheme製。
思わず撫でたくなるすべすべのスウェード生地が堪りません。
hender schemeの小物入れ「pocket S」を誕生日にもらったのでイヤホンケースにします。