普段履きに新品の輝きをもう一度。「jason markk」のスニーカークリーナー。
最近、革靴を磨くようになりまして。
仕事の一環で先日、社内靴磨き屋のこひ先生という方に会う機会がありました。彼は会社員として働く傍ら名前の通り「社内靴磨き屋」として社内外の人の革靴を磨くということをライフワークにしている人物です。
彼が革靴を持てばあら不思議、色もくすみボロボロだった靴が新品同様、もしくはそれ以上の輝きを放ち始めます。横でその手さばきを見ているだけで、まるでマジックショーでも見ているように「おー!」という感嘆の声が喉から出てきてしまいました。
若く爽やかな方なのですが「靴磨きに興味を持ってくれる人をもっと増やしたいんですよね」と笑う目の奥には確かな情熱の色が。
こういう趣味を突き詰めた偏愛の強い人の側にいるとその熱が移るもので、僕も早速一式の靴磨きセットを買い揃え家で靴を磨くようになりました。
革靴磨きの話はまた別の機会でするとして、今日はまた別のお話。
革靴を磨くようになってくると、少しずつ意識も変わり「靴」というモノ全体に目が行くようになってきました。
スニーカーも磨いてあげたい。
僕が持っている靴はもちろん革靴だけではなく、他の人同様にスニーカーも何足か色や形、素材違いで揃えています。
革靴が綺麗になってくると、次に気になってくるのはスニーカーの汚れ。「朱に交われば赤くなる」と言いますが、囲まれているモノが綺麗ならば今度は汚れているモノが目立ち、その汚れも綺麗にしたくなるものなんですよね。モノ同士が影響し合う、良い事例だと思います。
そんなわけでクローゼットの奥から引っ張り出してきたのがJASON MARKK PREMIUM KITというスニーカークリーナーセット。
実はCoarse Paperの記事で見かけた時に購入したモノなのですが、「そのうち使おう…」と思いながらも2年間封も空けずにしまってありました。2年の時を経てようやく僕の意識がこのJASON MARKK PREMIUM KITを使うまでに到達したということでしょうか。実に道のりが長かった。
天然素材で強力な洗浄力
JASON MARKK PREMIUM KITにはスニーカー用の洗浄液(シャンプー)とブラシが付属しています。
この洗浄液が優秀で、98.3%天然素材で作られているにも関わらず強力な洗浄力を持っています。ソールに使われているゴムや厚いキャンバス地にも使えますし、ヌードレザーやスウェードも洗えてしまうという万能なアイテム。
これ一本あれば頑固な汚れだろうとデリケートな素材だろうとお構いなしで洗えてしまう優れモノです。
今回お世話になった靴達
今回JASON MARKK PREMIUM KITの開封と共に一気に持っているスニーカー達を洗いざらい綺麗にしてしまうことにしました。
まずはかなり頻度高く履いているNew Balanceの997。足をフワッと包み込んでくれる絶妙なフィット感が好きでついつい頻度高く履いてしまう一足。
もう3年くらい履いているのでスウェードが白くなってきたりところどころに汚れが蓄積して来ています。
こちらは2年前に買った、柔らかな白の一枚革で作られたStan Smith。
春〜夏の爽やかな季節によく合うので、気分を上げたい日に良く履いています。
・一枚革で作られた美しすぎるスニーカー「Stan Smith(スタンスミス) LEATHER SOCK PACK」
革の部分に少し汚れた出てきたのと、白いソールが黒ずんできているのですが革なので、単純な水洗いがしづらいという難点が。それを今回革でも洗えるJASON MARKK PREMIUM KITに解決してもらいます。
もう一足はnanamicaとコラボしたDr.Martens。
ぽってりしたマーチンのフォルムに白のステッチがアクセントになってカジュアルでも合わせやすい一足。
・nanamicaとDr.Martensのコラボシューズを買いました。私服用の黒革靴。
この靴もかなりの頻度で履いているので特徴的な白のステッチが徐々に黒ずんできてしまいました。これもJASON MARKK PREMIUM KITで元通り綺麗な状態に戻してあげたいと思います。
JASON MARKK スニーカークリーナーの使い方
それではいよいよJASON MARKK PREMIUM KITを使って靴達を洗っていきます。使うのはこの洗浄液とブラシの二つ、そして小さな水を入れるボウルのようなものがあれば準備完了です。
手順1. ブラシの毛先を湿らせる
まずは初めにブラシの先端を水に浸します。少量で良いのであくまで湿らせる程度。
手順2. 洗浄液をブラシに垂らす
続いて濡らしたブラシに洗浄液を2、3滴垂らします。本当に少しの量で想像以上に泡立つので一気に洗浄液を使いすぎないように。
手順3. もう一度ブラシを濡らす
最後にブラシをもう一度、ほんの一瞬水に浸して準備完了。
手順4. ブラシで汚れている箇所をこする
後はひたすらブラシを左右に動かしながらゴシゴシと靴を洗っていきます。シャカシャカと擦ればあっという間に白い泡が。
洗うのを躊躇してしまうスウェード部分も臆することなくブラシで小刻みにこすり汚れをかき出していきます。
革の部分も、ソールの部分もブラシで泡立てながら。
泡立ちが弱くなってきたらまた洗浄液を付けて、水を付けての繰り返しです。
こちらも革靴ですが泡立てて洗浄していきます。通常革に触れずこのステッチ部分だけを気をつけて洗うのは難しいことですが、JASON MARKK PREMIUM KITなら革の部分ごと気にせず洗えるのでとても楽。
泡立った部分は水で流すのではなく乾いた布で拭き取っていきます。擦って拭いて、擦って、拭いて。このリズムが心地良い。
パリッと綺麗になりました!
JASON MARKK PREMIUM KITでそれぞれの靴を片側だけ洗って、一日乾かしてどれくらい差があるかを比較してみました。
上の画像は左が洗浄後、右が洗浄前のNew Balance。スウェード部分の白いくすみがなくなり滑らかなスウェードが復活しています。
もっとわかりやすいのは側面ですね。かかと部分のくすみが綺麗になくなっています。
ソールの深い汚れも綺麗さっぱり。まるで新品のように見ていて気持ちが良いですね。
Stan Smithもソール部分を比較してみると一目瞭然ですね。ソールが綺麗になるだけで一気に清潔感が出てきます。
お気に入りのマーチンも凛とした白いステッチが戻ってきました。嬉しくて一緒に靴磨きも。これを履いて出かけれるというだけでその日一日ワクワクできそうです。
こちらは前半で紹介するのを忘れてしまいましたが、茶色のCOLE HAANの革靴もソール部分をJASON MARKK PREMIUM KITで洗浄。革素材にも気にせず使えるというのは本当に有り難い限りです。
カジュアルな私服にも使えるCOLE HAANの革靴を買いました。
スニーカーを長く愛するために
スニーカーというとカジュアルで普段履きやスポーツ用。何なら汚れるのが当たり前の靴、というイメージが少なからずありますが、きちんと手入れをしてあげれば長く使えて共に寄り添っていけるモノ。
普段遣いで履く機会が多いからこそ、定期的なメンテナンスをしてあげたいですね。
JASON MARKK PREMIUM KITはスニーカー掃除のベストバイ。
いつもお世話になっているスニーカーに、買った時と同じ輝きを取り戻させてあげて下さい。