Google HomeとHueを連携させて声で照明を操るのが快適すぎる。
2017/12/17
スマートスピーカーの第一歩。
最近良く耳にする「スマートホーム」やら「IoTハウス」といった聞きなれないけれど、ちょっと格好いい耳障りの良い言葉達。ワード自体はある程度浸透してきましたが、きちんとこれを実現して使いこなしている人はどれくらいいるんだろうと正直疑問に思っていました。
その考えが変わったのは先日dripの取材で訪れた「インテリジェントホーム」でフル改造したお宅。市販のものだけでここまでできるのか、と正直度肝を抜かれましたよ、ええ。実際訪れてみてそれぞれの機器を体感し、これは本当に便利なものだ、ということがわかったので僕の家も同じくらいのスマートホームにするべく徐々に機材を集めております。
一歩ずつ機器を集めていって、どんなスマートホームが完成するのか記事にして追っていきたいと思いますのでこれから楽しみに追いかけてみて下さい。
第一弾はGoogle HomeとHueを連携
まず手始めに、僕がずっとやりたかった「声で照明を操る」というやつをやってみたいと思います。
用意するのは「Google Home」と「Hue」の2つのみ。手軽に始められるIoTセットです。
Google Home miniを購入
家の中の機器を操る起点として、今回導入したのが「Google Home mini」でした。
これを選んだ理由は単純で、僕の場合AIスピーカーは純粋な入力装置として使いたかったから。現状市販されているAIスピーカーはどれも音楽鑑賞用のスピーカーとしては音質的に不十分なので、音声コントロールさえできればいいなと思って一番小さくて場所を取らない「Google Home mini」を購入。
音質的なところは今後発売されるAppleの「HomePod」を楽しみに待ちたいと思っています。
スマート照明「Hue」と連携
今回はスマホで操作できるスマートIoT照明「Philips Hue(ヒュー)」をGoogle Homeと連携させ、声で操作できるようにしていきます。
スマホで電気の明るさや色、個別のオンオフをコントロールできるというだけでめちゃめちゃ便利なのですが、音声でコントロールできるようになってからはもう快適すぎて、スマホを取り出すのすら億劫になってしまいました。
Hue自体詳しい説明と、使い方はこちらをご覧ください。
HueをGoogle Homeと連携設定
HueとGoogle Homeの連携はかなり簡単。それぞれのセットアップが済んでいれば連携は3分もかからず終わってしまいます。
さらっと連携方法を説明するとGoogle Homeのアプリから「スマートホーム」の項目をタップ。
Hueを追加したい部屋をタップし、「デバイスの追加」から「Philips Hue」を選びます。
するとHueのログイン画面が出てくるので、メールアドレスとパスワードを入力すれば連携完了。部屋とHueが紐付きます。IFTTT等も使わず、最初からプリセットで準備がされている連携は設定が非常に楽で助かりますね。
Hueを音声でオンオフ
連携が完了したら、もうすぐに音声コントロールでのライトの操作が可能になります。上の動画は声でHueを操作している様子。
キーワードは「OK,Google、電気をつけて」。
「電気つけて」や「ライトつけて」と多少のゆらぎにも対応してくれるので初めてでも指示しやすいようになっています。この辺はAIスピーカーだから徐々に学習してくれるんですかね。
大きな声を出さなくてもつぶやくくらいの声で反応してくれるので気軽に使えます。
ライトの光量を音声でコントロール
重宝してよく使ってるのが「光量を音声でコントロールする」という機能。
使い方は簡単で、「OK,Google、電気を80%にして」とパーセントで指示してあげることによって光量を自在に指定することができます。「OK,Google、ライトを明るくして」といったような指示もできるのですが、明るくする段階が小刻みなので直接明るさを指定できるパーセントでの指示をよく使います。
部屋ごとの音声操作が便利
先程の設定の場面でHueを部屋ごとに割り振れる、という説明をしましたが、これを駆使して寝室とリビングのライトを使い分けて音声操作できるようにしています。寝室というかウチの場合はロフトなのですが、一々下に降りたりするのが面倒なので助かります。
操作の振り分けは簡単で、「OK,Google、ベッドの電気消して」と部屋の名前を付けて同じように指示をするだけ。
寝る前にちょっとだけエッセイを読んで寝るのが好きなので、柔らかい光にして眠くなるまで時間を過ごしています。
一々スマホをロック解除してアプリを探して開いてという手間がなく、頼めば一言で電気を操ってくれるのは想像以上に快適でした。
今のところは電気のオンオフと光量のコントロールのみで光の色には対応していないのですが、そんなに必須の機能ではないしそのうち対応してくれるんじゃないかと気長に待っています。
スマートホームの機能としては一番簡単かつ、効果を感じやすい部分なのでスマートルーム化を目指している人はまずはここから始めてみることをオススメします。
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