「iPhone X」のスペック・新機能・価格・予約開始日・発売日全まとめ
2017/09/29
噂通り、やっぱり来ましたね「iPhone X」が!
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。PITE.(@infoNumber333)です。
2017年9月13日、午前2時から行われたAppleのスペシャルイベントで発表された最新iPhone「iPhone X」に関する情報をこちらの記事に分かりやすくまとめておきます。
iPhone10周年の記念モデルとなる「iPhone X」。詳細なスペックや価格、価格などの詳細を当日の発表の模様と共に楽しくお届けしていきます!
待っていました「One more thing」
Apple Special eventの終盤、Appleファンが待ちわびていた「One more thing」の一言が。そりゃそうでしょう。やっぱり来ますよね、アレが!
「スマートフォンの未来」として語られた新世代のiPhone。
スクリーンが暗転し、艶やかな筐体が会場に映し出されます。
今までのiPhoneとは一線を画すこの全面ディスプレイ。
そう、これが「iPhone X」です。
「iPhone X」の外観・新機能について
まずは「iPhone X」の外観や搭載されている新機能について触れていきます。
ステンレススチール製のフレーム
特徴的なのはこの美しい曲面。医療用にも使われている軽量かつ剛性の高いステンレススチールがフレームに使われています。今までのiPhoneには無い艶やかさがありますね。
両面にガラス素材を使用
「iPhone X」は前面・背面の両面にガラス耐久性の高いガラス素材を使用し、光沢のあるデザインになっています。背面もガラスとなると落とした時のひび割れが懸念されますが、おそらく今後ガラスの耐久性を検証した動画が多数出てくることでしょう。講演では「スマートフォン史上最も強靭なガラス」と言い切っていたので耐久性には期待したい所。
耐水・防塵仕様
iPhone7シリーズと同様に「iPhone X」も耐水・防塵仕様になっています。今後のiPhoneはこの機能はデフォルトで付いていきそうですね。
カラーは2色
本体のカラーは「シルバー」と「スペースグレイ」の2色展開になります。個人的にはスペースグレイがほしいけど在庫的にかなり品薄が予想されるので最初はシルバーの方が無難かなぁ…。
5.8インチのディスプレイ
「iPhone X」に搭載されているディスプレイは「5.8インチ」。インチのサイズで言えば5.5インチディスプレイの「iPhone8 Plus」よりも大型のディスプレイを搭載しています。
全面ディスプレイという名前の通り、ベゼルがほぼ無い造りなので筐体のサイズを大きくせずとも画面が広がっている形です。後ほど比較記事を書きますが、ピクセルの解像度やコントラスト比もiPhone8 Plusとは大きく異なるとんでもないディスプレイです。
プロモーション動画でもその画面の滑らかさ、鮮やかさがとにかく強調されていました。これは実物を見るのが楽しみです。紙の質感を再現した「True Tone Display」や圧力を感知する「3D Touch」も標準搭載。史上最高のディスプレイと言っても過言ではないでしょう。
ホームボタン廃止
「iPhone X」では全面ディスプレイというコンセプトを実現するために初代iPhoneから存在したホームボタンがなくなりました。
これは単純に物理的になくなったという話ではなくて、概念・システム的にもホームボタンがというものがなくなりました。では今までのホームボタンの機能は何が担うかというと、それは「底面からのスワイプ」というジェスチャー。
アプリを起動すると下の方にバーのようなものが表示されるのでこれをスッと上にスワイプするとアプリが閉じホームボタンに戻れるという仕様になっています。これはiOS11、「iPhone X」のみの新しいUI。
またスワイプの調整によってアプリの切り替えをそのまま行うことも可能です。ジェスチャーだけでサッサッと他のアプリに移れるのは見ていて便利そうだなと感じました。
Face IDの登場
今までiPhoneの歴史の中で着実に進化を遂げてきたのがアンロック(ロック解除)の動作。細かいようですが一番多く行う動作でもあるのでこの快適さはiPhoneの快適さに直結します。
昔は上記のようにスワイプをしてロック解除していました。懐かしい。
その後「Touch ID」が生まれたことにより指紋認証でのロック解除ができるようになりました。
そして今回新たに「iPhone X」から搭載されたのがこちらの「Face ID」という機能。
ディプレイ上部に唯一残されたベゼルには数種類のカメラが搭載されていて、顔の情報を立体的に把握。これを人物の認証に使うという技術です。
登録は簡単でカメラに向かって顔をぐるぐると回しながら、顔の輪郭、パーツの位置をiPhoneに覚えさせます。
このFaceIDは常に機械学習を重ねて精度を高めていくので髪型を変えたり、
眼鏡をかけても認証が可能。髭を生やしても大丈夫だそうです。
懸念されていた「人物の写真でロックが解除できてしまうのではないか」という懸念も物体の「深度」を計るFace IDの技術によって払拭されています。
「iPhone X」の画面に顔を向けながらスワイプするだけでロックの解除が可能。暗所でも問題なく認識をしてくれるそうです。
Touch IDに使われていた認識の記号は約50,000個、それに対してFace IDでの認識に使う要素は1,000,000にも及ぶそうです。そう考えればパスコードよりも、指紋よりもセキュリティレベルは高いのかもしれませんね。
Face IDでの決済が可能
今や生活に欠かせない存在になったApple Payですが、支払い時の認証もTouch IDからFace IDに変わります。手元で顔をiPhoneに向けて認証解除をしてから決済という流れ。実際どれくらいのタイムラグで認証をされるのか早く試してみたいです。
同じようにアプリ内でのパスコードの入力やECでの購入時にもFace IDを使用します。「iPhone X」ではホームボタンがないことによりTouch IDが使えないので全てがFace IDに代替される形ですね。
アニ文字(Animoji)
更にFace IDを応用した技術としてアニ文字という機能も追加されました。
これは顔の動きに連動させて滑らかに絵文字の表情が変わるというもので、メッセージとともに表情のアニメーションを送ることができます。このモーションセンサーはさすがディズニーを持っているAppleならではという形ですね。
アニ文字は複数の種類の中から選択可能。純正のMessageアプリでの使用ということなのであんまり流行る気はしませんが面白い機能だと思います。
コントロールセンターは上からスワイプ
ホームボタンが下からスワイプに変わったことによってコントロールセンターはどうなるのかと思いきや上からスワイプで起動という挙動でした。一覧性の高いボタン配置で従来よりも各機能にアクセスしやすくなっています。
12MPのカメラ搭載、手ぶれ補正付き
カメラは従来同様12MPのデュアルレンズ。広角と望遠の2つのレンズを使い分けることができます。iPhone8 Plusと異なるのはカメラが縦方向に配置され手ブレ補正がより優秀になったこと。これで暗所での撮影が少しでも改善すれば嬉しいです。
ポートレートセルフィー
そして「iPhone X」ならではの新機能として深度を把握できるフロントカメラのおかげでセルフィーでもポートレートモードを使えるようになりました。これは結構待ちわびていた女子多いんじゃないでしょうか。
新たな機能として「ポートレートライティング」という撮影時に光の当て方を選択できる機能が付いたのでより自撮りのクオリティを上げられるようになりました。
ワイヤレス充電に対応!
今回目玉の機能としてiPhone8同様、「iPhone X」もワイヤレス充電に対応しました。Qi(チー)という規格の充電器の上に載せているだけで充電が可能です。
Apple Watchを持っている人は充電器が一つにまとめられて便利ですね。Appleからも上記のように各デバイスの充電量等をシンクロして確認できるAirPowerという充電器が来年発売されるそうです。
Qi自体は数年前からかなり使われるようになっている技術なので対応の製品が既に史上に出ているのも重要なポイント。
タリーズやマクドナルド、IKEAなどが既に対応を表明しているということなので今後が楽しみです。カフェに入ってテーブルにiPhoneを置くだけで勝手に充電されてるとかになったら最高。
A11 BIONICチップ搭載
今回の「iPhone X」には「A11 BIONIC」というチップが搭載。4コアでA10チップよりも70%も高速な処理が可能になりました。
これにより消費電力を抑えることにも成功し、iPhone7よりも2時間駆動時間を伸ばせたとのこと。
価格は112,800円から
「iPhone X」は64GBと256GBのモデルの2種類で64GBが112,800円、256GBが129,800円での販売。
今回は間を取らずに一気に容量の感覚を空けてきましたね…!256GBもいらないかなと思いつつも容量4倍で価格差が1万ちょいなら256GBを選んじゃいそうだな…。
予約開始日は10月27日、発売日は11月3日
やはり生産が遅れているという噂は本当だったのか、「iPhone X」は発表から一ヶ月ちょっと遅れた10月27日から予約開始、そして発売は11月3日から。
従来の流れを見ると「iPhone X」もかなりの競争率になりそうですね…!結論から言うと、僕はもう今から「iPhone X」を買うことは決めました。後は容量とカラーをバランスを見つつ決めていく感じですね。
あぁ!発売日まで待ちきれない!!!
予約は下記から可能です
・iPhoneX – Apple公式サイト
・iPhoneX予約 – Softbank
・iPhoneX予約 – au
iPhone8 / iPhone8 Plusもチェック!
同時に発表されたiPhone8 /iPhone8 Plusについても下記記事でまとめております。流れを汲む正統進化の8とiPhoneの未来を作る「X」を見比べて是非比較してみて下さい。
本日発表!「iPhone 8 / iPhone 8 Plus」のスペック・新機能・価格・予約開始日・発売日全まとめ
また一緒に第三世代のApple Watchも登場しています。地味な進化にも見えますが、僕は結構意味のある進歩をしたと思っています。
LTE通信ができるぞ!第三世代「Apple Watch SERIES 3」のスペック・機能・価格まとめ
iPhone7 / iPhone8 / iPhone Xを数字で比較!
結局どれを買ったら良いかわからない…という方のために、今回の発表を元にiPhone7(Plus)とiPhone8(Plus)とiPhone Xの3世代5機種を数字で比較してみました。かなりこれで見えてきたところがあるので迷っている方はご参考に。
どれを買う? iPhone X / iPhone8 (Plus) / iPhone7のスペック・サイズ・価格比較表