夏を待ち遠しくするために。hender scheme × カリモクのコラボサンダルを買いました。
2017/08/23
また一つ長く付き合いたいと思えるモノを手に入れました。
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。PITE.(@infoNumber333)です。
8月も後半に差し掛かり、少しずつ気温も下がり、秋の足音が聞こえてくるようになりました。涼しくなるのは嬉しいことですが、毎度夏の終わりを感じると寂しい気持ちになるのは何なんでしょうかね。
北海道旅行で夏フェスも行きましたし、キャンプも行ったしそれなりに夏っぽいことはしているはずなのですが今年は何か物足りないな…と思っていたらまだやっていない夏のイベントがありました。それは、花火。
夏の終わりが物寂しい原因はこれかなと思い、先日花火大会の計画を立てました。その際にふと思ったのが「今年は浴衣に似合うサンダルがほしいな」ということ。ここ1~2年は浴衣に青いエスパドリーユを合わせて履いていたのですがそろそろ履き潰れてきていて新しい浴衣の履物がほしいなと思っていました。
そしてその「ほしいな」という気持ちには実は前から答えがありました。
hender schemeとカリモクのコラボサンダル
読者の皆様は覚えていますでしょうか、昨年の夏に書いた「カリモクとエンダースキーマ」のコラボアイテムに関する記事を。実はこの記事を書いた後すぐに家の近くのセレクトショップを訪ね製品を見たのですが、昨年は「高いから」とか「すぐに必要じゃないから」と何かしらの理由を付けて結局買わず。
その後一年がたった今でも「サンダル」と思えばこの製品が真っ先に浮かんでくるので、もう迷う意味も必要もないなと購入を決意。楽天で発注し8月の頭には僕の元にこのパッケージが届きました。
パッケージに並ぶ「hender scheme」と「カリモク」の二つのロゴ。革と木材、2つの領域のトッププレーヤーがコラボしたという事実だけでテンションがバチ上がります。パッケージの留め具にすら贅沢にヌメ革を使っているあたりこだわりを感じますね。
美しいヌメと木目
開封したのがこちら。henderの代名詞でもあるヌメ革をカリモクが削り出した木材にあしらうというシンプルなアイテム。デザイン性を一切排除し素材の良さを存分に味わうことができるサンダルです。見ているだけで触りたくなる。
かかと部分には2つのロゴの刻印が。
側面には等間隔に刻まれたステッチ。メープル材の淡い色がヌメの色とマッチしています。
先程の写真は照明を使いましたが、より風合いが分かりやすいように自然光でも写真を。
「良い素材を長く使い込む」という点で共通のコンセプトを持つ二つのメーカー。どちらも使い込んだ先にどんな風合い、表情を見せてくれるのか今から楽しみで仕方ありません。
つま先には滑りにくいように指をひっかける窪みが。これが結構ジャストフィットで良いグリップになります。
そしてソールの底にはラバー素材が使われています。これなら雨の日でも安心ですね。本音を言えば素材的に雨の日は使いたくありませんが。
普段から僕が愛用しているヌメ革のみで作られたHender Schemeのスニーカー「NIKE Air Force 1(ナイキエアフォースワン)」とも並べてみました。
こうしてみるとエアフォースワンも少しずつ味が出始めてきてますね…!同じようにこのサンダルも履き込んで良い飴色になるまで育てたい。
履いて出かけてみた
まずは本番前に、ということで普段の日常で試し履きを。
暑い日だったのでシンプルないつもの格好にhenderのサンダルを履いて出かけてみました。基本的には肌の色と同じなのでどんなコーディネートにも馴染むと思います。
足を入れるだけでスポっとハマるのでツッカケ的な使い方ですね。気軽なお出かけに使える感じ。最近こういうスリッパ的なサンダルが流行っていると聞いたので上手く流行に乗れてる感が出てたら良いな。笑
やっと本番、花火大会!
そして時は経ち本番の花火大会へ先日行って来ました!浴衣はいつものSOUSOUを着用。足元にhenderのサンダルというスタイルです。「カツカツ」「カランカラン」と木の音が響き、歩いているだけで夏を感じます。
エスパドリーユよりも上品で自然にまとまるのがいいですね。見た目的には大満足。
行ったのは三郷の花火大会。
東京の花火大会に比べて全然人がおらず一番いい席で花火を眺めることができました。
良い夏の思い出がまた一つ増えました。
お互い馴染んで、歩み寄っていく
履き心地を言うと、ヌメ革も馴染むまでは素材が固く、ソールも木材なので反りが無く慣れるまでは正直かなり足が痛いです。なので初めはあまり遠出用には使わず街歩き用に使ったほうがいいですね。僕もこの日は長時間歩いて結構辛い思いをしました。
ただ、ヌメの部分は使えば使うほど柔らかくなってくるのでいずれ僕の足にピッタリと馴染んでくれる日が来ると信じて履き続けます。
結局花火を見て帰っても夏の終わりが物寂しい気持ちは消えませんでしたが、今はそれで良いと思っています。夏が終わるのは悲しいけれど、来年もまたサンダルを履いてどこかへ出かけよう、僕の足と固いヌメ革を馴染ませて気持ちよく履けるようになろうとこのサンダルが思わせてくれるから。
時が過ぎるのを悲しむのではなく、時を重ねるのが楽しくなるような、年数を経るほど愛着が湧く、そんなモノが僕は大好きです。