和紙を使った世界最軽量の折り紙PCスタンド「フォルダブル」で目線も気分も上げよう。
2017/05/08
日本の伝統を、最先端のPCへ。
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
最近デスクワークが多くなってきたためか、慢性的な肩こりに悩まされるようになりました。元々が猫背で背中は丸まり首は前に突き出ているような姿勢なので当たり前と言えば当たり前ですね。「抱かれ枕(アーチピロー)」を使い始めてから若干改善はされたような気がするものの、普段の姿勢自体を矯正しないとこの肩こりからは逃れられないような気がしています。
僕はMacbookを眺めている時間が長いのでまず改善するとしたらこの「PCを使って作業している時間」からでしょう。そして世の中にはノートPCを正しい姿勢で使えるようにPCの角度を調整する製品があるのですが、正直どれも「重い」し「厚い」ので僕のように毎日色々な場所で仕事をする人間にとってはなかなか持ち歩くのが面倒だったり。
そんな折、昨日行ったブロガー向けのイベントでご提供をいただいた世界最軽量のPCスタンドがとてもいい感じだったので今回ご紹介したいと思います。今までに無い新発想のPCスタンドだったのでこれは是非使い倒して実力を測ってみたいところ。
世界最軽量のPCスタンド「フォルダブル」
こちらが今回ご提供いただいた「世界最軽量の」PCスタンド「フォルダブル」という製品です。「え、これがPCスタンド…?」と思った方、正常です。僕も最初はメーカーの方が何を入っているかわかりませんでした。
この薄い便箋のような形状をした一枚の紙、これがPCを支えるPCスタンドに変形するという面白い製品。
京都府指定無形文化財「黒谷和紙」を使用
「フォルダブル」に使われている紙はただの紙ではなく、京都府指定無形文化財に指定されている「黒谷和紙」という紙素材。厳選された楮(こうぞ)を使い手すき一枚一枚丁寧に作られた職人の想いがこもった和紙です。
パッケージから取り出してみました。手触りは「つるつる」でも「ザラザラ」という感じでもなく和紙らしい「さらさら」とした質感。
和紙なので一枚一枚繊維が異なり独特の表情があります。僕も実は和紙の名産地で育ちまして、小学校の卒業証書は自分で梳いた和紙に文字を書いてもらったものでした。懐かしいなぁ。
形状はこのような長方形で、縦11.4センチ×横24センチというコンパクトなサイズ感。
折りたたんでPCスタンドに。
さて、この「フォルダブル」がどうやってPCスタンドになるかというとその秘密はこの表面に薄く刻まれた「折り目」。
日本の伝統文化「折り紙」に着想を得たという「フォルダブル」。この折り目をパタパタと折りたたんでいくことによって”一枚の和紙”がPCスタンドへと早変わりするのです。わくわく。
それでは行きますよ…!
トランスフォーム!
折り目に沿いながらこのような形状に折りたたんで行けば完成。一瞬でよくわからないよという方は製品の中に折り方の説明書が同梱されているのでご安心を。
これが「フォルダブル」のPCスタンド形態。重心が低く安定感のあるフォルムをしていますね。
反対側から見るとこのような形をしています。この鋭角な感じがたまりません。何故だかニンテンドースイッチ64の荒いポリゴンを思い出しました。
Macbookとドッキング!
それでは早速この組立てた「フォルダブル」の上に愛用の12インチMacBookを乗っけてみようと思います。通常はこのようにテーブルと平行にボディが横たわるようになっています。
「フォルダブル」はディスプレとキーボードの継ぎ目、ヒンジの部分に角をはめ込んで固定します。するとこのようにMacBookのキーボード部分に角度が付きディスプレイ部分が数センチ上に上昇します。
正面の方向から見るとこんな感じになります。
僕のMacBookは表面に木材をDIYして貼っているので今回の「フォルダブル」も合わせて茶色の色味を選択しました。見た目的には統一感が出ていていい感じ。
目線が上がれば猫背も治る!
実際に「フォルダブル」を使う前と後を比較するとここまでMacBookの角度が変わります。何も使用しない状態だと首からディスプレイまでが離れているため目線の角度が急になり結果的に首に負担がかかってしまいます。
しかし「フォルダブル」を使えばディスプレイの位置がぐいっと上がるのでそれに応じて目線も上がり、首の角度も緩くなるという仕組み。確かにこうしてもう一度自分の姿勢を見直してみると、かなり前傾姿勢かつ下を向いて作業していたことがわかりました。
目線を少し上げるだけで首の負担も少なくなるだけでなく何となく気分も晴れてくるので、まだ使用し始めたばかりですが「フォルダブル」の素晴らしさをしみじみと感じています。
MacBookの角度が上がることによりキーボードの角度も変わるので最初は慣れが必要かもしれませんが、1時間もMacを触っていればすぐに気にならなくなります。むしろキーボードとの距離も近くなるので上部のキーは指も届きやすくなり、より快適に文字が打てるようになりますね。
あとこれは完全になんとなくの印象なんですが、角度を付けてMacBookを使った方がカッコイイ気がします。笑
ディスプレイされている感じというか、普通のMacBookと印象が変わるので目線と一緒にモチベーションも上がるような気がします。
PCに挟んで持ち歩ける
あとこれ地味に気に入っているポイントなのですが、「フォルダブル」はとにかく薄い紙なのでMacbookに挟んで持ち歩くことができます。僕けっこうキーボードの指紋がMacを閉じた時にディスプレイに付いちゃうタイプなので、間に一枚紙を挟めるのは非常にありがたいです。
Macbookは数ミリのズレもなく精巧に作られているため挟むと若干のスキマが生まれてしまうのが難点ですがこれくらいなら特に気にならないレベルでしょう。
昔実は「KICKFLIP」というMacbookスタンドを使っていたんですが、こちらはMacbookに直接貼り付けるタイプだったのでMacbookのスリムな外観が損なわれるような気がして結局外してしまったんですよね。
「フォルダブル」はMacbookとは独立して持ち運べるのでMacbookのそのままの形状が好きだという方には合っている製品でしょう。
オリジナルのモードを見つけよう。
実はこの「フォルダブル」中々奥が深い製品でして、紙の「折り方」によって形状が変わってきます。例えばこんな感じで縦に長いスタンドを折って作ってみたり。
この形状だと立てかけた時の角度が着くので、iPhoneなどのスマホを立てかけてスタンドのように使うことができます。
横だとサイズ感もぴったり。動画を見る時に大活躍間違いなしですね。こんな感じでオリジナルの折り方、使い方でいくらでも用途が広がる面白い製品です。是非皆さんも良い使い方を思いついたら僕まで教えて下さい笑
”伝統”と”最新”が融合したスタンド
日本古来よりある素材「和紙」をベースとし、日本の伝統「折り紙」をアイデアに生まれたこの「フォルダブル」。ルーツは古いにもかかわらず使用用途が今「最新」のテクノロジーが詰まったPCスタンドというコンセプトが非常に好みの製品です。
「軽くて薄い」「Macを良い姿勢で使える」という機能的なメリットは多々ありますが、こういうストーリーやギミック自体が面白い製品は思わず手に取りたくなってしまいます。
茶色の他にも優しい色味が数種類用意されていますので、是非気になった方は手元にこの和紙をおいてみて下さい。
目線も、気分もあがりますよ。
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