もっと上を見よう。Macbook用極薄スタンド「MAJEXTAND」
2019/06/04
僕の仕事はほとんどの時間、Macbookの画面を見ながら行われています。
ノートパソコンは構造上、デスクに置くと目線が斜め下に向くようになっているので、自然と首は折れ背中は丸まり腰が曲がる。その状態のままで何時間も指先以外を動かすことなく静止しているので、徐々に身体が凝り固まり、その日の夜にはもやっとした疲労感が全身に残るように。
たった一日でもそうなるのだから、それを何ヶ月も何年も続けていたら、いつか身体にガタが来るだろうことは想像だに難くありません。
それを軽減するために僕はこれまで数年間、Macbook用の折り畳みスタンド「Kickflip」をMacbookの裏に貼り持ち運んでいました。
長い間不満なく使っていた僕の中の定番アイテムだったのですが、いよいよその牙城を崩すかもしれないと思わせてくれる別の良いスタンドを見つけたので、今回ご紹介したいと思います。
Macbook用極薄スタンド「MAJEXTAND」
今回見つけたのは「MAJEXTAND」というステンレス素材を使った薄くて軽いMacbook用のスタンド。
Amazon内を徘徊していた際に「世界最薄」という文字が目に留まり、興味を惹かれ購入してみました。
考え方は「Kickflip」と同様に、Macbook(ノートパソコン)の底面にスタンドを付けることによりディスプレイの位置を上げ、目線を上げて姿勢を良くするというものです。
目的は同じでも、「Kickflip」とは違う部分が多々あるのでその点を中心に紹介していこうと思います。
ステンレスが生む金属の質感と極限の薄さ
まず特筆すべきはスタンドの薄さ・軽さと強度を両立させるステンレスボディ。Macbookに金属の質感がマッチし使っていて違和感を感じさせません。
薄さはなんと1.7ミリ。100円玉と同じ薄さです。
「Kickflip」はプラスチック製ということもあり少し盛り上がった形状になっているのですが「MAJEXTAND」は一枚の板のように真っ平ら。
この薄さならケースに入れても全く問題ありません。僕が使い込んでいる国立商店のmacbook 12インチ用ブライドルレザースリーブにもぴったり収まる。
付けていることを感じさせない、極限まで薄く作られたMacbookスタンドです。
四隅にゴム足が付属
「MAJEXTAND」はMacbookの底面部の真ん中に設置する仕組みなので、接地面を並行にし安定感を出すために四隅に付けるゴム足が最初から付属しています。
後述しますが「MAJEXTAND」はかなり急な角度まで設定ができるので、滑り止めの意味でもこのゴム足は必須。
本体とゴム足の接着は付属の両面テープで行っていきます。
「Kickflip」のように何度も貼ってはがせるタイプではないので、付ける位置は間違えないように。
本体の設置位置は左右の中央、奥側のゴム足を結ぶ直線上に上端が来るように貼り付けていきます。
指で引き出すスタンド
「MAJEXTAND」を使う際はこのように中央部の穴に指をかけ板の片側を引っ張っていきます。
すると「カシャ!」と中から板が伸びスタンドとして固定されるのです。このギミック感かっこいい。
高さの調節は6段階で可能で、折りたたむ際はサイドのボタンを摘むとシュルシュルと板が中にしまわれていきます。
この内蔵式のスタンドは上下の両方に収納されているので、自分好みのバランスを見ながらそれぞれ調節していきましょう。
かなり高くまで画面が上がる
スタンドを引き出す前はこのようにデスクと平行にキーボードが置かれていますが、
一段引き出すとこのように「グッ」と大きくMacbook本体に角度が付きます。
この最初の段の時点で「Kickflip」よりも角度が大きく、画面と目線がかなり上に上がりますね。
普段使いはこの初段の高さで充分効果が期待できそう。慣れるまで少しだけ時間がかかりますが、1時間も使えばいつもの高さが物足りなくなっている自分がいます。
そして最大までスタンドを開放するとこんな感じ。
画面とテーブルが垂直になるくらい角度が上がり、ディスプレイの位置が高くなっています。こうなるともう画面を「見下ろす」という感じではなくほぼ正面から見ているような感覚ですね。
さすがにこのまま作業をすることは難しいですが、サブディスプレイや外部のキーボードを接続すれば高い目線を保ったまま作業ができるので、自宅での作業環境を構築する際にとても役立ちそう。
あとは動画を視聴する際にも非常に見やすいです。僕は最近このモードでテラハとバキを楽しんでます。
もっと上を見よう。
今まで使っていた「Kickflip」でも不自由はしていなかったのですが、一度使ってみたらその薄さと角度の高さに慣れてしまい元には戻れないようになってしまいました。
僕のマイルール「1ジャンル1アイテム」は、ただ一つのモノを使い続けるという意味ではなく、現状に慣れることなく常に新しいモノを試しながらより良いモノを探し、ブラッシュアップを重ね、その先にある「自分にとって最適なモノ」を見つけていくという考え方。
その考えに基づいて、長年使っていたアイテムがついにアップデートされた瞬間です。
目線も持ちモノも、いつも少しだけ上を目指していたい。
関連:“ちょっと高い”がちょうどいい
目線やモノの質は高いほうがいいですが、値段は低めに抑えたいですよね。
でも惹かれるものは「ちょっと高い」くらいがちょうどよかったりします。そんな記事を以前書いたので関連記事としてご紹介。
MONO LETTER vol.5 – "ちょっと高い"がちょうどいい –