スマートホームはここまでできる!自宅を「インテリジェントホーム」でフル改造した部屋がやばい[PR]
2017/12/19
今年はLINEの「Clova WAVE」に始まり「Google Home」、「Amazon Echo」と各社のスマートスピーカーが続々と日本に上陸し、いよいよ「IoT」や「スマートホーム」という言葉が僕達の日常の中にも浸透し始めました。
僕もこういうブログをやっているので、情報は常に追っているのですが正直今まではIoT系の製品はそこまで手を出す気になっていませんでした。その理由は単純で実際に使うイメージが湧かなかったから。
何となく新しそうで便利そうだけれど、具体的にどういうことができるのかよくわからなくないですか?ピカチュウと会話できる!って言われても、ねぇ。
興味はないことはなかったのですが、Appleの「HomePod」もこれから発売されるということで、別にまだ今買わなくてもいいかなぁということでスマートスピーカーの購入は見送っていました。
そう、「見送っていま”した”」。過去形です。
実は先日「drip」の依頼である一つの「部屋」を取材したのですがその部屋がもうとにかくすごすぎて、未来すぎて、ワクワクしすぎて、気がついたら帰りの電車でGoogle Homeを一台ポチってしまっていました。
きっと皆さんもこの記事を読んだらぐっとスマートホームへの興味が湧いてしかたなくなると思いますよ。僕と同じように、この記事が皆さんのスマートホームへの入り口にきっとなるはず。
とあるマンションの一室
「IoTを突き詰めた、すごいスマートホームがあるんです」
そう言われ「じゃあ取材しに行かせて下さい」と二つ返事で決まった今回の案件。とある駅で担当者さんと待ち合わせ、歩くこと5分。見た目は普通のマンションのエレベーターに乗り、白い無機質なドアの前に到着しました。エントランスに他のドアはなく、1フロア全てがこちらの居住区になっているようです。
ドアノブの上には鍵穴は無く黒い物体が。
「このドアはスマホで開け閉めができるんですよ」と言われて、一台のスマホを取り出す担当者さん。
ドアはもちろんスマートロック
スマホのボタンを押すと小さく「ウィーン…ガチャ」という音がなりドアのロックが解除されます。僕も自宅にスマートロックを導入していてスマホでの解錠には慣れているので、これくらいでは驚きません。
この製品はiNAHO SmartRimLockという製品でスマホでの鍵の解除の他に、カードキーでの鍵の解錠、LINEと連携して鍵を友達と共有、暗証番号のタッチで解錠、と解錠のバリエーションがあるのが魅力。タッチパネルがあるので他のスマートロックのように「スマホを部屋の中に忘れて締め出されてしまった」ということがないのがありがたいですね。
「今日鍵ちゃんと閉めたっけ…?」と不安なときも出先から鍵の状態のチェックと開け閉めができるので非常に便利なアイテム。
部屋に入ったら自動で全部スタンバイ!
まず最初に「やべェー!」と声を上げてしまったのがこちら。
ドアを開け部屋の中に入ると「カチカチカチ」と小さな音が鳴り家の中の電気が全部自動で点灯するんです。家を出る時ももちろん自動。初っ端から思いっきりこの部屋に引き込まれてしまいました。
あとIoTとかスマートホームとか一旦無視して、シンプルに部屋がお洒落。まるでモデルルームかのように整理され、魅力的なものが散りばめられた空間でした。これは惚れるわ…。
高そうなDJ(?)の機材。
壁掛けのエレキギター。
男子なら皆憧れざるを得ないコックピットみたいなデスク。男のロマンをギュッと凝縮して抽出した結晶のようなお洒落部屋。
テレビが点いてザッピング開始
「これが本物の大人のオトコの部屋か…!」と大学に入学したての女子大生のような無垢な気持ちでドキドキしながら部屋の中に入ると突然点灯するリビングのテレビ。そして部屋の主が「OK Google。ザッピング」と一言言うと勝手にテレビがチャンネルをクルクルと回し始めるんですよ。
そして気になる番組があれば局名を言うだけでそのチャンネルが固定されます。家に帰ってきて、鞄や上着を片付けながらこれができたら最高ですね…。
テレビの下にはLaMetric TimeというLEDクロックが置かれていて、スマホの通知を表示してくれたり、ドアの外に誰かが来た時に知らせてくれます。
イッツコムの社員さんのご自宅でした
ここまで流れるように話を進めてきましたが、そろそろ「これ誰の家なの…?」という疑問が聞こえてきそうなのでタネ明かしをしますと、この家はintelligent HOMEというスマートホーム事業を展開するイッツ・コミュニケーションズに務めている社員さんのご自宅です。
この社員さん、自社の製品だけでは飽き足らず、個人的に色々なメーカーのIoT製品を買い集め連携させ、完璧なまでのスマートホームを作り上げてしまったという方。
会社の宣伝担当の方も「これは使える」と思ったのか今回あくまで業務と関係なく「最先端のスマートホーム」として取材させていただく運びとなりました。社員の自宅をPRに使うとは中々ファンキーな会社ですねイッツ・コミュニケーションズさん…!面白い会社です。
あと社員の方、お休み中にお邪魔しちゃってすみませんでした。
intelligent HOMEというのはこのスマートホームの核となる存在で、それぞれのIoT機器を簡単に連携させたり家の外に付けたカメラを使って家の状態を確認できるようなサービスです。
人の動きを感知すると自動的に録画を始めてくれスマホからいつでもその様子を確認可能。
室内にカメラを設置すれば外出先からも常に家の中の状態を見ることができます。ペットを飼っていたり小さなお子さんがいる家庭には便利でしょうね。
「intelligent HOME」に関して詳しくは下記の公式ページを。サイトのデザインがめちゃお洒落でなので是非ご覧になってみて下さい。
intelligent HOME – IoTスマートホームのインテリジェントホーム
部屋を司る「Google Home」
先程の「OK Google」の一声で分かったと思いますが、この部屋の機器を操っているのはこちらの「Google Home」。司令塔のように部屋の中心に配置されています。
このGoogle HomeをIFTTTを使って様々な機器と連携させ、リモコンを使うことなく、スマホを取り出すこともなく音声だけで部屋の中の機器を扱えるように設定がされているそうです。
今回はあくまで「スマートホームってこんなことができるよ!」というのが記事の本題なので、詳しい連携方法については割愛しますが本当はめっちゃ興味ある。
プロジェクターも一声で。
「OK Google、プロジェクター」と声をかければソファーの後ろに設置されたプロジェクターが点灯開始。
テレビの前に置いてあるスクリーンを引き上げるだけで超大画面で映像を楽しめるようになります。照明を消すのもGoogle Homeに一声かけるだけ。あっという間にホームシアターの出来上がりです。
リモコンを一切操作することなく、音声だけでレコーダーに録画されている番組を選択し、再生。
ソファから動くことなく、なんなら手さえも動かすことなく番組を見始められました。こんなに手軽で大画面で映像が楽しめちゃうなら毎日映画観ちゃうわ。
単純にテレビをオンオフしているわけでなくレコーダーからの映像出力先をプロジェクターとディスプレイに出し分けて管理しているとのこと。
これを普通にやろうとするとディスプレイのリモコンと、プロジェクターのリモコンとレコーダーのリモコンと3つのリモコンを使わなければなりません。それがたった一声で済んでしまうなんて…。
Chromeキャストにも連携
Youtubeのようなネットコンテンツを見たい時は「OK Google、クロームキャスト」。
このひと声でテレビの入力が変わり、Chromeキャストがオンになり即座にストリーミング動画を見れるようになります。普通はテレビの入力端子を切り替えて、クロームキャストをまたスマホで操作して、という二段階が必要ですがこれもスマートホームならたった一声。
朝必要な情報は常に画面に
この部屋、とにかく画面が多い。DJ機材の横にあるディスプレイを見るとそこには電車の運行状況が表示されていました。自分が良く使う路線を登録しておけばその運行状況をリアルタイムで教えてくれます。朝会社に出かける前に遅延等確認できるのはありがたい。
また便利だと思ったのはその日の気温やごみの収集日を表示してくれる機能。調べようと思ったらスマホでも全然調べられるのですが、常に勝手に表示してくれるというのがいいんですよね。
壁に時計やカレンダーをかけるのと同じで自然と目に入ることに意味がある。自分で取りに行ける情報には限りがあるし、チェックを忘れてしまうこともあるので、こうやって常にアラートを出してくれるのは助かります。
ベッドサイドも抜かりなく
リビングのソファのすぐ横には就寝用のベッドスペースが。
ここには実は枕元にモーションセンサーが一台設置されていて、手をサッとかざすと部屋の電気を全てオフにしてくれます。もはや声を出す必要すらなし。
音声操作が必要な場合には小声でも対応できるように枕元にGoogle Home Miniが一台設置されています。起き抜けの掠れた声でもきちんと拾ってくれます。
キッチン&バスルームもスマートに
部屋の奥の方へと進むとブルーなライトで照らされたクールなキッチンスペースが。この家どれだけ男前なんだ。
物理的なボタンもIoTで解決
キッチンの奥を覗くとここにスマートホームの秘密が詰まっていました。家のスイッチの上についている四角い機械はマイクロボットプッシュ。この機器がネットにつながっていて部屋のボタンを物理的にカチッと押してくれるのです。
部屋の間接照明はこのマイクロボットを使ってオンオフしていたというわけですね。IoTの照明と言えば「Philips Hue(ヒュー)」が有名ですが、部屋の電球を全部Hueに変えるとなるとけっこうコストが掛かるので、オンオフだけならマイクロボット使ったほうが圧倒的に安く済みますね。
お風呂のボタンも押してくれる
ここの部屋の主はマイクロボットを多用していて、こんな感じでお風呂の給湯器のパネルにも設置しています。これで「OK Google、お風呂」というだけでボタンを押してお風呂にお湯を張ってくれるんですからね。天才の発想。
インターホンまでIoT
もう唖然としてしまったのがこれ。なんとインターホンまで音声操作できるようにしちゃってます。受話器を押す場所と解錠ボタンの上にマイクロボットを設置しているので、来客が一声かけるだけで勝手に応答してくれて、鍵を開けてくれる。素直に感心しました。
このように元々機能が備え付けられてなくても、後付で対応できるのがIoTデバイスの良いところですね。
バスルームまで完璧
横を向けばそこにはガラス張りのバスルームが。エロい。
中に入るとここにももう一台Google Homeが。お風呂場のドアを締めた状態でも部屋の操作ができるような配慮なんだとか。徹底してますね。
「朝はシャワーを浴びながら、『OK Google J-WAVE流して』と言って音楽を流してます」という話を聞いて、お洒落すぎてもはや笑っちゃいました。
バスルームの隣には磨りガラスのトイレが。エロい。
ここも上部にセンサーがついていて開けるだけで自動で電気をつけてくれます。
締めのバルコニー
一通り家の中を物色し、もうさすがにこれでおしまいかなと思ったら「最後に一つ取っておきがあるんです」という社員さん。
「OK Google、バルコニー」
と呟くと部屋の外のバルコニーに備え付けられたライトが一斉に、綺羅びやかに点灯しました。キュン。
夜空に揺れる暖かな光。これまで一体何匹の蝶がこの光に吸い寄せられてきたのでしょう。この部屋を作り上げた社員さんは相当なやり手だと確信しました。
スマートホームはここまでできる
改めて言いますが、この部屋の持ち主はここまで紹介したほぼ全ての動作をスピーカーを介した音声のみで部屋の機器を操作しています。
リモコンはおろかスマホすら取り出していないのですから驚くばかり。僕も正直体験してみるまでは「別に音声じゃなくてもいいんじゃないか」と思っていましたが実際使ってみると印象が大きく変わりますね。
音声なら手ぶらでいても、荷物を持っていても、何か別の作業をしながらでも即座に指示を飛ばすことができて、これが想像以上に楽。
スマホを手にとって、ロック解除して、アプリを探して、開いてという動作が「一声」で済んでしまうのはやはり魅力です。
冒頭でも話しましたが「IoT」や「スマートホーム」に足りてないのはできる「機能」ではなくて具体例。
今回実際に人が住んで生活をしている部屋での活用例をこれでもかと具体的に教えてもらえたのでもう興味が湧きに湧いて止まりませんでした。これは僕も是非真似してみたいということで帰りの電車でさっそくGoogle Homeとレコーダーを注文。まんまと僕の中の「スマートホーム」へのスイッチをカチリと押されてしまいました。
IoT機器が試せるショールームや量販店のブースをよく見かけるようになりましたが、この部屋以上にIoTを実感できる場所はないでしょうね。叶うのであれば読者の皆さんも一度連れていきたいくらいです。
イメージの中にある「未来の暮らし」をぐっと身近なものにしてくれた今回の取材。もっと詳しく知りたい方は下記の公式サイトへどうぞ。それぞれのシーンに合わせた具体例が載っていてワクワクしてきますよ。
intelligent HOME – IoTスマートホームのインテリジェントホーム
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