都立大、坂の途中のまるでカフェみたいにお洒落な中華屋「Hibusuma」
2018/10/09
たまには歩いてみたことのない街を訪ねてみたい。
一日予定のない週末があったので、先日は家から数駅だけ離れた「都立大学駅」にふらっと足を伸ばしてみました。
自由が丘と学芸大というお洒落な街に挟まれた都立大学駅。都立大学駅も学芸大学駅も、もともと駅近くに大学があったらしいのですが、大学が移転したあとも改称されずにそのままの駅名が残って今もこの名前になっているんだとか。最近までずっと近くに大学があるものだと思って、歩いている学生っぽい人を見て「学芸大の生徒さんかな」と勝手に想像を膨らませていた自分が恥ずかしいです。
人の流れに沿って坂を登る
都立大の駅に降り立ってはみたものの、特に何の目的もなかったので人の流れを観察。すると休日のお昼頃だったのですが、近くでお祭りでもやってるのかなというくらい人が同じ方向に歩いていくことがわかり、この先に一体何があるんだろうと気になり付いて行ってみました。
人の流れに任せて進む途中、とてもお洒落な外観のカフェがあったので帰りがけに寄ろうと思いGoogle Mapに保存。
グリーンで囲まれた黒基調のモダンな店構え。これはきっと良いカフェだ、と帰り道の楽しみが一つできました。
そしてその後人の群れの向かう先に何があったのかがわかり(記事の最後に話します)、帰りにいよいよ満を持して入店。どんなお洒落なカフェなのかと期待に胸を膨らませます。
店内はこんな感じで味のある白壁に、天井を抜いたリノベーション感あふれるお店。
席数は20~30席くらいでテーブル席が中心。穏やかな光のペンダントライトが優しく店内を照らします。
通りに面した大きな窓から明るい自然光が注ぐ、緑に囲まれた素晴らしい雰囲気のお店。これは良いカフェだ!と思ったら何かが違う。室内に漂う香ばしい、スパイスと油の香り。
そう、このお店、カフェじゃなくて実は中華料理屋さんだったんです。
洗練された内装の本格的な中華料理屋
メニューを眺めるとそこには「カフェラテ」なんていう軟派なカタカナは存在しません。漢字で敷き詰められた本格的中華のメニューが並びます。
一通り注文を済ませ、ざくろジュースを飲みながら都立大の眺めを楽しむ。これだけ窓が広いと気持ちが良いですね。まるでテラス席に座っているような開放感。
南翔小龍包
まず頼んだのは看板メニューと紹介された「南翔小龍包」。小ぶりな包みの中に濃厚な肉汁がたぷたぷに詰まっていて、歯を立てた途端に口の中にじゅわっと広がってきます。
口に入れやすいサイズ感の中にぎゅっと凝縮された旨味。絶品です。
餅米焼売
小籠包と合わせて届いた焼売。
焼売と言いつつも中身はお肉じゃなくて味がついた餅米。柔らかい醤油味の米がホロホロとほどけて、気づいたら無くなっています。
魯肉飯(ルウロンファン)
そして極めつけは台湾式角煮ご飯「魯肉飯」。トロットロの角煮がご飯に馴染んでまろやかな口当たりに。ピリリとした山椒がアクセントになり何杯でもいけちゃう病みつきの一皿です。
美味しい料理を一通り楽しんだら締めのデザートが出てきます。濃い味の中華料理の後味を洗い流すかのような爽やかな甘味の食後のゼリー。最初から最後まで至福のひとときでした。
初めはこのお店、カフェか何かを居抜きで借りたのかなと思いましたが、店内に流れる軽やかなジャズのBGMに気がついてここの店主は確信犯だなと悟りました。
中華料理というイメージとかけ離れたお洒落な内装とジャズの音色。そのコントラストを絶妙なバランスで成立させている奇跡のようなお店です。
このギャップは一度体験したら忘れられませんね。デートのランチにこんなセンスの良いお店をさらっと紹介できるような男になりたいものです。
店舗情報
店名 | Hibusuma |
---|---|
住所 | 〒152-0023 東京都目黒区八雲1丁目2−5 |
電話番号 | 03-3723-2455 |
営業時間 | 11:00-14:30/17:00-21:30 |
定休日 | 月曜日 |
WiFi | なし |
電源/コンセント | なし |
最寄り駅 | 都立大学駅 |
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