良店が”ギュッ”と詰まってる。福岡・薬院の個性ある5つのカフェ達。

読者の方とお会いすると、いつもカフェにいますよね、と言われます。

ギャップが無いようで悔しいのですが、実際のところイメージ通りでして平日も休日も基本的にはどこかのカフェでMacのキーボードをパチパチと叩いています。

平日はミーティングの合間に駅近のカフェに、休日は前から目をつけていた落ち着けるゆったりとしたカフェに。今も渋谷のカフェのテラス席で暖かい日差しを浴びながらこの文章を書いています。気持ちがいいですね。

カフェは僕にとって仕事場でもあり、癒やしの場。そして僕の「発想」を鍛える場でもあります。スターバックスが提唱しているように、コーヒーを提供している場所ではなく、「カフェで時間を過ごすという体験」を提供している場所だと僕は考えています。

カフェは一軒一軒にコンセプトがある。その「コンセプト」や「空間づくり」を体全体で感じ、自分の素養として活かす、というのが僕が足繁くカフェに通う理由の一つです。

ぎゅっとカフェが集まる「福岡 薬院」

先日まで出張で九州に滞在していたのですが、一日だけ時間が空くタイミングがありました。せっかくならば現地のカフェを周りたいということで、地元の人にオススメのカフェについて聞き、その中からセンスの良さそうなお店を5つほど選んで足を運んでみました。

今回伺うことができたカフェは上の地図にまとめています。

「薬院」という駅の周辺なのですが、見て分かる通り徒歩5分圏内の近いエリアにぎゅっとカフェが密集しているんですよ。5つ選別してこの状態。「犬も歩けば棒に当たる」ではないですが「数歩歩けばカフェが見つかる」状態。

そしてそのカフェのどれもが非常にレベルが高い。僕のようなカフェ好きには堪らないエリアですね。

今日は福岡のカフェ回ってるんだけど、どのお店もマジで良すぎる。。。しかも近くにぎゅっと集まってるからそれぞれお客さんが分散していてあんまり混んでないし。素晴らしい、福岡。

— 堀口英剛 #モノマリスト本発売中！ (@infoNumber333) 2018年4月15日

今回周ってきたお店をそれぞれコンテンツとして紹介しておきますので、すらっと眺めながら気になる「コンセプト」を見つけてみて下さい。

駅近の名店「REC COFFEE」

まず一番最初に立ち寄ったのは「薬院」の駅から歩いて1〜2分の場所にある「REC COFFEE（レックコーヒー）」さん。大通り沿いにあるので迷うことなく辿り付けるはず。

開放的な窓から光が差し込む。

「REC COFFEE（レックコーヒー）」さんの店内はこのような形で、縦長の敷地にコーヒースタンドが伸びているというレイアウト。窓が大きく爽やかな朝日が差し込みます。

11時頃からカフェを周り始めたのですが、お腹が空いたので早めのランチを。

ジャパンバリスタチャンピオン在籍のお店

この「REC COFFEE（レックコーヒー）」さんは今風な洒落た内装のカフェですが、そこで出されるコーヒーの味は折り紙付き。なんと2年連続でジャパンバリスタチャンピオンシップで優勝されている名門店なのです。

淹れられるコーヒーには一つひとつに豆の説明が書かれたカードが付いてきます。味にも雰囲気にもこだわりたいという方は是非一度訪れてみて下さい。

店舗情報

作業もできるアートカフェ「manu coffee クジラ店」

2軒目に訪れたのは福岡で複数の系列店を展開する「manu coffee（マヌコーヒー）」の「クジラ店」。

前日に訪れた福岡天神の「MANU COFFEE（マヌコーヒー）大名店」が良かったのでこちらも覗いてみましたが、このカフェ素晴らしく僕好みでした。

大通りから一本逸れた裏道にある、黄色い壁が目印。

1Fはカウンターのみ

「クジラ店」は1Fがコーヒーカウンターになっていて、飲み物を注文したら2Fへと上がるというシステム。

カウンターの中には巨大なロースターが。

焙煎した豆は店頭で購入して持ち帰ることもできます。

目に飛び込んでくるのは色鮮やかな壁。大名店もそうでしたが、manu coffee独自の世界観が確立されていますね。足を踏み入れるだけで別世界に迷い込んだような感覚。

2Fへ上がると無機質なコンクリートの壁に囲まれた広い空間に一転。昼下がりの人気店ということで多少の混雑は覚悟していたのですが、思ったよりもお客さんが少なく快適に過ごすことができました。

近い地域に多くお店が集まっているので上手く分散がされているのでしょうか。

一角は色鮮やかなアートな装飾も。

映えるお店なので店内の写真をカメラで収めて変える人もちらほらいらっしゃいました。

さらにありがたいのは、電源・Wi-Fiがあるので作業にも使えるという点。僕もここで1時間ほど細々としたタスクを片付けてから次のお店へと向かうことができました。

「manu coffee」は豊富なコーヒーの種類も特徴の一つ。僕はこちらではグリーンカフェラテを楽しませていただきました。

お店のコンセプト、広さ、設備。どれをとっても大満足のカフェでした。

店舗情報

久留米に焙煎所を持つ「COFFEE COUNTY」

3軒目は「COFFEE COUNTY（コーヒーカウンティ）」というお店に立ち寄りました。パステル色のガーリーな雰囲気のカフェ。

福岡県久留米市に焙煎所を持つお店で、実際に豆の原産地までスタッフが赴き生産工程を見ているという強いこだわりを持つコーヒースタンド。

豊富に用意された選択肢の中から豆と淹れ方を選べることができ、僕はエチオピアの浅煎りをエアロプレスでいただいてきました。

使われていたグラスは以前monographでも紹介した、ミニマルデザインのフラスコみたいなガラスコップ「VISION GLASS」。

店舗情報

コーヒーが飲める雑貨屋「HITIDE STORE」

立て続けにコーヒーを3杯も飲んでしまったので、少し休憩も兼ねて薬院近くの「HITIDE STORE（ハイタイドストア）という雑貨屋さんへ。

手帳を基点として始まった「HITIDE」というブランドのフラッグシップ店で、こちらでは文具のみならずライフスタイルを取り巻く雑貨全般を扱っています。

店内にはワークショップスペースもあり、自分の手でオリジナルの手帳を作ることができます。

雑貨屋さんですが、コーヒースタンドも併設されておりテラス席でコーヒーを飲みながら時間を過ごすこともできるお店。いいなぁ、こういうお店将来持ちたい。

定期的にポップアップイベントも行っているらしいのですが、フライヤーを見ても魅力的なものが多く、この日も一つ面白いファクトリーブランドを見つけて帰ることができました。

芯の通ったセレクトショップは、派生した出会いがあるから楽しい。

店舗情報

交差点の一角に。「Good up Coffee」

最後に訪れたのは交差点の一角にある小さなコーヒースタンド「Good up Coffee（グッドアップコーヒー）」。

家族連れ、カップル、おそらく部屋着のお兄さん。気を張らないゆったりとした雰囲気のおかげか地元の方が立て代わりに訪れていらっしゃいました。

こちらで最後ということで、浅煎りのケニアで締め。こういうお店が家の近所にあったらいいな、と思いながらコーヒーをすすりました。

店舗情報

カフェ巡りを動画にまとめてみました

そして今回、福岡薬院のカフェ巡りの模様を1本の動画にまとめました！カフェの雰囲気や周辺の情報等は写真と文章だけでなく動画や音声もあった方が分かりやすいかな、ということで試しに一本撮ってみた次第です。

こんな感じで今までのカフェ情報にプラスして、簡単な短尺動画を盛り込んでいこうかと思案中。色々と実験中なので読者の皆さんからもご意見・アドバイスがあれば是非教えて下さいね。

福岡・薬院は近い区画の中にぎゅっと上質なカフェが集まる、エスプレッソのように濃いカフェの街でした。歩いているだけで味のある佇まいのカフェや看板が幾度も目に飛び込んできたので、今回の記事で紹介しただけではまだまだ掘りきれていないのでしょうね…

次福岡に行く際も、ふらっと薬院をまた歩いてみようと思います。

関連： ”mediacruise 佐賀 有田編”

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ホーリーはこう思うよ。

上の動画はiPhone X一台で撮影をしています。その時に使った機材に付いてもまた別途記事書こうと思いますのでお楽しみに。

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