10分間、香りを灯す。マッチ型のお香「hibi」
2018/04/11
靴下を脱ぎ、スリッパに履き替える。鞄を肩から降ろしたら中身をいつもの定位置に戻す。水をコップに注ぎ椅子に座って一息ついて、音楽をかける。
これが僕の家に帰ってきた瞬間のルーティーン。一日のことを思い返しながらこれを行うと、するりといつものリラックスした状態に入ることができます。
帰宅のルーティーンに10分間の灯火を。
そんな僕のいつものルーティーンに新しい変化が。むーろぐさんで紹介されていた、少し変わったアイデアの「お香」に出会ってから、僕の帰宅後の毎日のルーティーンが”薫る”ようになりました。
姫路と淡路、二つの伝統から生まれた新しい「カタチ」
今回新しく家に迎えたのは「hibi(ひび)」という名前のお香です。
箱を空けて思わず、おや、と呟いてしまうこの「カタチ」。見た目はまるでマッチそのものなのですが、擦って火をつけるとそのままお香として使うことができるのです。
戦前から続く姫路の伝統的なマッチ製造メーカー「神戸マッチ株式会社」さんと、日本のお香生産を支える淡路島のメーカー「株式会社大発」さんが手を取り合い生まれたのが「hibi(ひび)」。
誰でも手軽に、気軽に。擦るだけで火が付き気分を変えることができるようにと設計されたマッチ型のお香です。
選べる「香り」は7種類
この「hibi(ひび)」の存在はむーろぐさんで知っていたものの、実際に買ったのは二子玉川の蔦屋家電の店頭で見かけた際。
シンプルで可愛らしいデザインのパッケージを自分の目で見ると、堪らなく愛しくなってしまってそのまま二つ持ち帰ってきてしまいました。
香りの種類は全部で7種類。僕が購入したのは甘酸っぱい匂いで疲れを癒やす「レモングラス」と空気を爽やかにし頭の回転を上げてくれる「シトロネラ」の二種類です。
四角が4つ並ぶシンプルなロゴマークは毎日側に置いて使ってほしいという思いを込めて「日」の文字を2つ並べ「日々」という単語を表しているそうです。
無駄がなく潔く、それでいて温もりも感じさせる良いパッケージ。
専用のマットが付属
スターターキットには一つ、専用のマットが付いてきます。マットも同じサイズ感で、箱をスッと引くと出て来るというのがいいですね。マッチの箱と並べて置いておいても違和感がない。
マッチを擦り、火が灯り消え、ふわりと香る。
気が向いた時に、手軽に香りで気持ちを整えることのできるお香です。
僕は最近、帰宅したら鉄製の棒に革の鞄を掛け、胸元の近くにある小さな丸テーブルの上で、「hibi」のレモングラスに火を灯すようになりました。
帰宅後の10分間、いつものルーティーンに”香り”が加わる。よりスムーズに深く、リラックスした世界に入ることができるようになりました。
朝起きたら、気分をすっきりさせて頭を働かせるために「シトロネラ」を一擦り。煙が上がるのはたった10分ですが一度変わった気分はしばらく心の中で長持ちをします。
「日々」の中に香りを。癒やしとやる気のメリハリを。