都心から雪山まで羽織れるARC’TERYXのKODAジャケット
2018/03/11
「努力」と「我慢」は全く似て非なるものだよ、と先日知り合った年配の方に、ライムが効いたハイボールを飲みながら教えてもらう機会がありました。
確かに目標に向かって目的を持って行う「努力」と、策も講じずじっとただ耐え忍ぶだけの「我慢」は大きく違います。大事なのはただ愚直に「頑張る」という姿勢ではなくて「努力」を重ねること。同じ「耐える」という行為でもエネルギーのベクトルが正反対です。
僕は意外と打たれ強いというか、自分のストレスを効率よく発散する方法を知っているので「耐える」ということはあまり苦ではありません。ですがそれゆえに今耐えているものが「努力」のためのものなのか「我慢」をしているだけなのか、というのは常に自分に問いかけていく必要があると感じています。
冬の寒さには努力しても勝てない
先程「耐えることは得意」と言った手前、いきなり弱音を吐くようで恥ずかしいのですが、僕は「寒さ」が苦手です。たぶん人生で苦手なものベスト3に入る。
痩せ型、ゆえに寒がりという典型例で冬はいつも脚先・手先が氷のように冷たくなりガタガタと震えながら過ごしています。
こればっかりは「我慢」にも限界があるので少しでも快適に冬を過ごそうと今年は小さな「努力」をしてみました。
ARC’TERYXのKODAジャケット
今年の冬に入る前、これだけは必ず実現しようと思っていたこと。それは「とにかく暖かいアウターを買う」というただ一つの願い。その願いの元に今年の冬の間ずっと僕の体を暖かく支えてくれたのがこの「ARC’TERYX」のKODA JACKETです。
雪山でも使える防寒性能を持ちながら街中でも着れるような汎用的なジャケットがほしいと思い、吟味を重ねて購入した一着。
ARC’TERYXと言えば中心にジッパーが付いた黒のバックパックが有名ですが元々はスキーやアルペンなど寒冷地用のアウトドアギアを作っている素材と技術に定評があるブランド。登山家の友人に聞いてもARC’TERYXのシェルジャケット周りは間違いないということで今回厚手で防寒性能の高い「KODA JACKET」というタイプのアウターを購入しました。
これを気に入った理由は単純に2つで、「素材の良さ」と「デザイン」。
表面には薄い膜状のシートを生地で挟んだアウトドア用の素材「GORE-TEX®」を使っているため、雨でも雪でも一切水を通さない完璧な防水性能を誇ります。単純に水を外部から通さないだけではなく内部の「湿気」を適度に発散してくれる機能もあるので、防水なのに蒸れないという素晴らしい素材です。
そしてデザイン部分も無駄なポケットや装飾、紐が一切ないというシンプルな構成。こういうアイテムをずっと探していました。
タウンユースとしてのARC’TERYX
今年の冬は東京でもかなり寒かったのでこのARC’TERYXのKODAジャケットにはお世話になりました。サッと羽織ればあっという間に内部からの熱がたまりぽかぽかに。アウトドアプロダクト独特の物々しいボリューム感もなく都心でも気兼ねなく歩けます。
かなり暖かいアウターなので中にロンTや薄手のニットだけでも外を歩けてしまうのが魅力ですね。一枚持っておけば、という安心感が大きい。
雪山でも、スノーボードでも。
このARC’TERYXのKODAジャケットを本当に買ってよかったと思ったのは先日の北海道出張。-20度の雪山の中でも変わらず心地良い暖かさを僕の周りに保ってくれました。
本日のdripは標高2291メートルの雪山山頂(気温-18℃)でお仕事しています。どこでもお仕事できるので日本全国呼んでください。 pic.twitter.com/cwKokm05ah
— 堀口英剛@モノグラフ (@infoNumber333) 2018年2月28日
暖かいだけでなくGORE-TEX®による防水性が担保されているのがありがたいですね。このアウターを羽織っていない時に雪の中に突っ込んだのですがその後車の中がびしょびしょになってしまいました。
そして僕はけっこう冬場にスノーボードに行くので、今年からはスノーボードウェアとしてもARC’TERYXのKODAジャケットに大活躍してもらっています。どれだけ転んでも雪は一切通さず、動き回っても全く蒸れない。そして全く汚れない。
東京からこのアウターを羽織って行って、そのままパンツだけ履き替えて雪山で滑って戻ってくるなんてこともできてしまう汎用性の高さ。シンプルで長く使えそう良いモノにまたしても出会うことができました。
どんなに寒い場所でもこいつがいれば快適に。
これからもしなくても良い「我慢」はどんどん減らしていこうと思います。
Koda Jacket / Mens / Arc'teryx