ストロボの光がこんなにまろやかに。900円で買えるストロボデュフューザーを買いました。
自然光が僕の一番好みの光であることは間違いないのですが、常に狙った光が挿すわけではありませんし、色温度も時間帯によって変わってしまいます。夜はもちろん自然光なんてないし電灯の光はどうしてもいい感じに写らない。
というわけで撮影の幅を増やすために前回の記事「α7でワイヤレスストロボフラッシュ発光撮影」でも書いたようにストロボ撮影を練習中です。
ようやく最近クリップオンストロボから脱却し、ワイヤレス撮影にも慣れてきたところなのですが、そろそろ次の段階に進んでみたいなと思ったところでオススメされたのが「ストロボディフューザー」なるアイテムでした。
NEEWERのストロボディフューザー
「ストロボディフューザー」というのは名前からもある程度想像できると思いますが、ストロボの光を分散させ自然で柔らかい光に調節してくれるアクセサリです。
ストロボの光はそのままだとどうしてもギラついてしまうことが多いですからね。デュフューザー自体はそこまで値段による差がないということだったのでAmazonベストセラーになっていたNEEWERというメーカーのストロボデュフューザーを購入しました。お値段約900円、「試しにやってみようか」には適度な金額です。
専用ポーチが付属
パッケージを開けてみると中には黒い長方形のケースが。ちょっとしたサコッシュみたいでお洒落ですね。これクラッチみたいにして持ち歩いてみても格好いいかもしれない。中身デュフューザーなんだけど。
薄型折りたたみ仕様
ケースの中にはこういう形の白い長方形の板のようなものが。これがストロボデュフューザー本体です。通常は折り紙のように折りたたんでケースの中に入れておけるのでどこかへ出かけるときもほとんどかさばらないのが良いですね。
ゴムでぴったり固定
使う時はこのようにスポッとストロボの発光部分にかぶせます。装着部はゴム素材が使われていて、ギュッと引っ張ってマジックテープで固定。ストロボが倒れたくらいでは外れないくらいぴったりとくっつきます。
実際に装着してみるとこんな感じ。一気に「撮影するぞ」感が出ますね。何事もまず形から、見た目から。
未装着時と装着時で比較
実際どれくらいデュフューザーの効果があるのかは、写真で見てもらうのが早いと思うので比較画像を用意してみました。上の写真がデュフューザーなしでストロボを発行させた時の様子。
ストロボの先端から光が360度満遍なく散っていますね。
それに対してこちらがデュフューザーを装着した時の光の様子。光量の設定は同じしていますが、かなり光の様子が違うのがわかりますでしょうか。光の照射方向が一方向になりストロボの背面や床の辺りの明るさが抑えられているのが見て分かると思います。壁に当たる光も少し強さが抑えられふんわりとした印象に。
こうして上方向に角度を付けてみると一目瞭然ですね。デュフューザーより上側にのみ光が伸び、下側には光が差さないようになりました。光の方向を決められるようになるとバウンス撮影時などに光の量・向きが決めやすくなるのでより狙った写真を取りやすくなります。
ストロボ撮影をする時は僕は部屋の光を消し、極力真っ暗な状態に近づけてから撮影するようにしています。電球の光やテレビの光が入ると色が混じってしまいやすいので。
上の写真の暗さでストロボ撮影したのがこの写真。ストロボ特有のギラッとした感じも抑えられ影もやや逆光気味に自然に撮影することができました。
自然光に比べるとやや色味が強く出るというところで差がありますが、普段の写真撮影には困らないレベルの環境が作れそうです。
安くてコンパクトで必要十分な機能が詰まっているデュフューザーなので、ストロボ撮影を始めてみたという人は是非一枚試しに使ってみてくださいませ。