α7でワイヤレスストロボ撮影を実現。「yongnuo(ヨンヌオ)」のストロボ&リモートスイッチを購入。

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もっと綺麗な写真を撮りたくて、日々楽しみながらカメラの練習をしています。機材もある程度揃い、少しずつ撮りたい画が撮れるようになってきたかなというところなのですが明確に次のステージへの壁を感じています。

それは「ストロボの壁」。もちろん自然光で撮るのが一番良いのは分かっていて、自分も天然の光で撮影をするのが好きなのですが、天候によっては上手く条件が合わないことも多く、特に室内や夜間の撮影時には限界を感じることが増えてきました。そして自然光で撮影をする場合でもストロボを使いこなせれば更に光を自由に操れると思うので、やっぱりもっと勉強したいんです、ストロボ。

ストロボがないとこうなる

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僕はいつも自宅のテーブルの上でモノ撮りをすることが多いのですが、建物の向きの関係からあまり日差しが入らず、曇りの日や雨の日には撮影に必要な光を確保できないことがよくあります。その場合はやむなく家の中の電気をつけて撮影するのですが、どうしても人工の光の生活灯では空気感を生むのが難しく、光量も足りないので画像が粗く色もまちまちになってしまいがち。

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スマホで操作できるスマートIoT照明「Philips Hue(ヒュー)」を買ってからはいくらか増しになったのですが、それでも昼間の光の補助になるくらいで、夜中に撮影するとなると厳しいものがあります。あとやっぱり光量が足りないので絞りを上げられずディティールがボケた写真になってしまうこともしばしば。

クリップオンストロボも、もう一声ほしい。

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実はストロボ(外付けフラッシュ)もソニー純正の「HVL-F32M」というものを一つ持ってはいるのですが、クリップオンだとちょっと写りがギラついてしまったり、もっと光の方向を調整したいなということがよくあります。上の写真はわざとギラギラにして撮影してしまいましたのでバウンスさせれば実際はもう少し自然に撮れますが。天井や側面の壁を使ったバウンスはクリップオンでもどうにかなるのですが、逆光になるような被写体の背後から光を差し込ませるという使い方ができず、ストロボを独立させて発光させるワイヤレスストロボ撮影というものに挑戦してみることに。

「yongnuo(ヨンヌオ)」のリモートスイッチを購入。

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多くのストロボには「スレーブ撮影機能」というカメラ本体のフラッシュ発光をトリガーに遠隔で発光する機能があり、これでワイヤレスストロボ撮影が可能なのですが、僕が使っているSONYのα7 Rⅱには本体にフラッシュ自体がついていないのでこの「スレーブ撮影」を行うことができません。

純正のSONY HVL-F32Mにもスレーブ機能は付いているのですが、フラッグシップのα7 Rⅱと連携してないってどういうことだよ…何らかの形でワイヤレスできるようにしてよ…と思い調べてみると、サードパーティのリモートスイッチを使ってα7でのワイヤレス撮影を実現している人たちを複数発見。スイッチ自体は3000円弱ということだったので試しに購入してみました。

2つセットのリモートスイッチ

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「yongnuo(ヨンヌオ)」という会社が製造しているこのリモートスイッチは2つセットで一つのパッケージ。カメラ側とストロボ側の両方に設置するもので、オスメスの判別はなくどちらも同じように使えるものです。

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大きさはこんな感じで手のひらにギュッと握れるサイズ感。2つあっても鞄の中に入れておく分にはそれほど場所を取りませんね。

単4電池駆動&チャンネル設定可

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「yongnuo(ヨンヌオ)」のリモートスイッチは単4電池で動きます。2つ使う場合は合計4本の電池が必要。

カバーの中を空けると中に4つのスイッチがありこのスイッチの組み合わせで機器のペアリングを行います。信号を発信する側と受信する側のスイッチ配置を揃えておきましょう。

親機・子機を設定

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スイッチの側面には「親機」と「子機」を設定できるツマミが。カメラ側に付けるスイッチを「TX」にしストロボ側に付けるスイッチを「TRX」にすればそれだけで連動して動きます。しかも子機は複数設定できるので同じリモートスイッチを追加で購入すればそれで3灯、4灯での撮影もできてしまうという。シンプルかつ素晴らしい拡張性。

ライトでペアリングを確認

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「yongnuo(ヨンヌオ)」のリモートスイッチには上部の左右にライトが二つ付いていてこれでペアリングの状況を確認することができます。親機のスイッチを押して子機のライトが点滅するか確認してみて下さい。

カメラのシャッターでも連動しますが、スイッチに付いているボタンを押してもストロボの発光が可能ですので撮影前に一度試してみることをオススメします。

Canon用とNikon用に注意

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ここでちょっと注意点なのですが、「yongnuo(ヨンヌオ)」のリモートスイッチ「RF603」にはキャノン用とニコン用の2種類があります。機能はどちらも同じなのですが、接続部の構造が違いホットシューに接続できないカメラがあるのでご注意下さい。

一般的にはニコン用の方が対応しているシューの形が汎用的で多くのカメラに接続できつということでしたが、僕の場合は参考にしたサイトがキャノン用のものを使っていたのでキャノン用を購入。α7 Rⅱのホットシューに付けてみましたが問題なく動作してくれました。

あくまでメーカー側は動作保証をしてはいませんが、実際動くので良しとしましょう。

結局「yongnuo(ヨンヌオ)」のストロボ「YN560 Ⅲ」も購入

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α7 RⅡに接続できて一安心、と思えばここで大きな落とし穴が。

なんとストロボ側のソニー純正「HVL-F32M」がyongnuoのスマートスイッチに対応していないことが発覚。α7側がいけると思って油断していた…。その後調べてみると大手術が必要ですがどうにか「HVL-F32M」を対応させる方法を発見。今度リスク承知で魔改造をしてみるのでそれはまた別の記事にします。

それはそれとして、ワイヤレスの撮影環境を早めに用意したいと思っていた僕は同じyongnuo製のストロボを購入。同社製のリモートスイッチと連携してワイヤレス発光できるモデルです。

設定はマニュアル

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こちらのストロボも何と7000円弱で買えるというお値打ち品。マニュアル設定のみなのでカメラの設定とシンクロさせることはできませんが、元々その機能は使う予定がなかったのでこれで充分。

僕の場合は元々純正のストロボを持っていましたが、これからストロボを購入されるという方はこのyongnuoのストロボとリモートスイッチという組み合わせを購入するのがいいと思います。両方合わせて1万円でクリップオン&ワイヤレスフラッシュ撮影ができるので最初の一歩としては間違いないかと。

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α7では使えませんが、スレーブ機能も付いています。

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デュフューザーも付属。

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白いリフレクターも最初から付属しています。ありがたい。

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音とライトでチャージの状態を表してくれます。マニュアルで光の強さを設定したらワイヤレスマークのボタンを押して子機としてのモードに。リモコンのスイッチ設定と同じ番号に設定をしてペアリング完了です。

ワイヤレスストロボを使って撮影。

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準備ができたのでいよいよワイヤレスのストロボを使っての撮影を始めます。きっちりディティールを写せるようにF値を上げて、画質を粗くしないためにISOを下げて、手ブレしないシャッタースピードを確保して、となると室内ではもうこんな感じ。暗すぎてほとんど何も写りませんね。

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そこにストロボを使えばこのようにくっきり鮮明に被写体を捉えることができます。この写真は遠くから天井に光をバウンスさせて垂直に光が落ちるようにしています。上から撮るとカメラの影が入ってしまいがちですがストロボの光量と方向で影を無くすことができるのは便利。

色温度の上書きができる

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ストロボが便利なのは強い光で周りの光を上書きできるということ。自然光があれば光量を足す程度でいいですが、室内の場合色んな光があるのでむしろストロボで光を当てて一つに統一してしまったほうが楽。ストロボ使用の方が均一かつ自然な色味を出すことができます。

逆光のライティングができる!

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上記の使い方はクリップオンのストロボでもできるのですが、僕がやりたかったのはこれ。被写体の後ろ側から光を当てて撮影する「逆光」の撮影方法です。この角度が一番被写体がふわっと見えるんですよね。

同じような角度で、クリップオンで順光で光を当てたものとくらべてみると一目瞭然。極端な例ではありますが、全然違いますよね写りが。

ワイヤレスストロボ撮影入門に。

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今回自分なりにストロボの必要性と、ワイヤレスの便利さについて説明しつつ記事を書いてましたが、自分で書いてて思いました。めっちゃ大事ですねストロボ。

写真とは物そのものではなくあくまでモノに反射した「光」を写したもの。被写体の魅力を最大限に演出するために、被写体に相応しい「光」を用意してあげなければいけないのだと撮っていて感じるようになりました。

すでにストロボを持っている方はリモコンのみ、持っていない方はストロボとセットで用意してみて下さい。たった1万円でこれだけ写真が変わるのならレンズを買うよりも本体を買い換えるよりも良い投資だと思います。

ホーリーはこう思うよ。
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さて、純正ストロボ用の魔改造に手を出しますか…!久々だこの感覚…!

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