時を巻いて、呼吸を整える。機械式腕時計「CLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)」[PR]

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    2018/02/19

Club la mer

僕は時間にルーズだとよく言われます。

良く言えば自分の軸がある、悪く言えば自己中心的、可愛く言えばマイペース。あまり人に合わせるというよりも自分の中の時の流れを大切に生活をしています。

一度集中してしまうと何時間でも黙々と一つのことを続けられてしまうので「あ、もうこんな時間か」と驚くことが多いです。腕時計も数本持ってはいるのですがあくまで手首を飾るファッションアイテムとして巻いていて、手元で時間を確認することはあまりありませんでした。先日も友人に指摘されて、ずっと腕時計が止まっていたことに気が付かされる始末。

そもそも僕は「時間」というものは相対的なものだと思っているので、人それぞれ各々の「時の流れ」を自分の中に持っていればいいというのが僕の考え。とは言え色々な人と関わる必要がある人間社会で生きるのであればそれぞれの時間を統一できる共通の物差しが必要というのもよく分かります。

自分のためというよりも人のために「時計」というものはあるのだと思います。


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CLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)

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改めて今思えば時間にルーズな僕だからこそ、円滑に物事を進めるために「時計」というモノが必要なのだと感じます。自分の中に流れる時間と他人の時間のバランスを取るための橋渡しをしてくれるのが「時計」という存在です。

今回、日本の伝統ある時計メーカー「シチズン時計」様からmonographにオファーをいただき、一本の機械式の腕時計を僕の日常の中で使わせてもらえることになりました。時計はクォーツ式、デジタル式、さらにはスマートウォッチと今まで多く試してきましたが、機械式の腕時計とは今まで向き合ったことがなかったので今回のお話をもらった際、カチカチと胸のときめく音が聞こえてきました。

CLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)外観レビュー

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今回僕の元に届いたのは「CLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)」という名前の機械式の腕時計。1984年に誕生し一度休止となったモデルですが、近年機械式の時計の需要が再燃し始めていることもあり20年ぶりに復活。

変わらぬ”トラッド”デザイン

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当時流行した「トラッド」を意識しつつも現代の「シンプル」をエッセンスとして取り入れ新たに生まれ変わったデザインに仕上がっています。

「トラッド」とは”変わらぬ良さ”という意味を持つ和製英語。過去の歴史を継いでいるからか、シンプルなデザインの中にもどこか懐かしい風情のようなものを感じます。

海が見える窓

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背面にはこのようにムーブメントの中身が分かるように青くクリアな窓が。
「ラ・メール」とはフランス語で「海」を表す言葉。まるで潜水艦の中から深海を覗いているような、静謐なイメージを受けます。

愛せるステンレス

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ボディはステンレススティール製。丸みを帯びた、愛らしく親しみやすい形状です。

ステッチで遊び心を

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バンドには上質なカーフレザーを使用。愛着が味となって現れる使い込み甲斐のある素材です。ホワイトのステッチを入れることによりカジュアルさが加わり、革ベルトでありながら若い男性でも、それこそ女性でも手首に巻けるような配慮が為されています。

最新、なのにアンティーク

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この腕時計をひと目見た瞬間、「格好いい」という言葉が自然と出てきました。それはいわゆる「クール」という意味での格好良さではなく、もっと深く味のある格好良さ。高速を奔る流線型のスポーツカーのそれではなく、街角に止まっているクラシックカーを見かけたときの感覚に似ています。

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このCLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)は昨年復活を果たしたモデルではありますが、前モデルの流れをきちんと踏襲し、歴史を受け継いでいるというのがその「格好良さ」の源。

アンティーク感溢れる丸みを帯びたステンレスケースは思わず撫でたくなるような感覚に襲われますし、インデックス上の文字は全て裏側からエンボス加工で立体感を出すという昔ながらの加工法。そして時計の針は時間の感覚をよりシャープに感じられるリーフデザイン(先が細く中心部が太くなっている)が採用されています。

「神は細部に宿る」と言われますが歴史が宿るのもまた細部。この細かなこだわりが集合して「格好いい」という抽象的なイメージを作り上げているのでしょう。

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「海」という名前がついているだけあって、針の色は深いブルー。文字盤は船体を思わせるシルバーグレーというカラーリングです。時を指し示すミニッツトラックは中世の羅針盤をイメージしています。

僕が今回頂いたのはCLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)の中でも500本のみ生産されている限定モデル。このモデルには文字盤の中心に青文字で「Noli Metuere(恐れるなかれ)」というメッセージが刻まれています。ケースバックには”***/500”という文字が本数表記が刻まれているので正真正銘世界に一本だけの時計。

「呼吸」をする機械式時計

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前述の通り、このCLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)の特徴は何と言っても機械式のムーブメントを搭載しているという点。一切の電力を使わず、物理的な動力のみで時を計るこの仕組み。今ではほとんど見かけることはありませんが、遥か昔13世紀から続く伝統ある時計です。

数百にも及ぶ細かなパーツを緻密に組み上げ作られたこのムーブメント。最初は教会の鐘楼から始まったものが徐々に小型化され今のこの大きさ、薄さにまで進化をしました。

文字盤に空けられたオープンハートの小窓を覗くと、細かなパーツが緻密に連動して動いているのが分かります。耳を近づけるとかすかに聞こえるテンプの駆動音。まるで呼吸する生き物を腕に巻いているような感覚です。

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電力なしに針が動くのはこの半円状の錘(おもり)のおかげ。腕に巻いている際、この錘が動きその力で時計を動かすゼンマイが巻き上がります。ムーブメントにはさざ波をイメージさせるようなコート・ド・ジュネーブという紋様が。自分でゼンマイを巻く「自動巻き」と呼ばれるモデルです。

しかしいくら「自動」と言っても腕に巻かなければ動力を貯めることができないので、ゼンマイが切れてしまうと時計の針も時を刻むのを止めてしまいます。最大40時間は動力が持つので日常で毎日使っていれば問題ありませんが、数日空ける場合は使い始める前に時間を手動で合わせる必要があります。

正に生き物。きちんと愛情を注いであげないとすぐに動かなくなってしまう不完全さこそが機械式の時計の魅力の一つでしょう。

トラッドは日常に馴染む

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CLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)が持つ”トラッド”さの魅力は長年洗練されてきたデザインなので日常使いの服装や色味にも合いやすいというところでしょう。主張が激しくないのでするっとコーディネートの中にも溶け込みます。ネイビーのバンドとシルバーグレーの文字盤なので黒や紺との相性は抜群。

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ダークグリーンのようなシックな色味に合わせても上質さが光ります。

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グレーのスーツに合わせても良いアクセントになりますね。男性は落ち着いた色味の服を着ることが多いと思いますので、こういう時計が一本あれば重宝するでしょう。

CLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)着用例

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ここの所数週間、僕もこのCLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)を腕に巻いて生活しています。

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どんな服にも馴染むと思いますが、特にこういった重厚でカッチリ目のジャケットには相性がいいのではないかと感じますね。やはり良いモノは惹かれ合う。

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外形は38mmと大きすぎず、手首が細い僕でも気兼ねなく巻くことができます。この大きさなら女性でも充分試せるのではないかと。

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さり気なく日常のファッションに溶け込んでいますが、やはり機械式の持つ独特の雰囲気があるのか、この時計を巻いているとよく友人に話しかけられます。そこでオープンハートの小窓から覗く機械式のムーブメントを見せると「ちょっとオレも巻いていい?」と興味津々。デジタルを通り越してスマート化が進む腕時計の世界。返って今ではこういった昔ながらのアイテムのほうが若者にとっては「新しい」のかもしれませんね。

雨に濡れても大丈夫

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ボディは3気圧防水なので外出時に多少の雨に濡れてしまっても大丈夫。機械式の腕時計だからといってそこまで神経質に扱う必要はありません。あくまで自然に、普段着のように身に纏えます。

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時を巻いて、呼吸を整える。

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前述の通り、この時計は腕に巻いていないとその動きを止めてしまいます。

実際僕も毎日この時計を腕にはめているわけではないので、CLUB LA MER(クラブ・ラ・メール)を巻く日は必ず、一日の始まりが時間を合わせることからスタートします。

この「時間を合わせる」というのがここ最近、自分の中での一つの儀式になりました。「自分の時の流れ」と「他人の時の流れ」をチューニングして、呼吸を合わせるイメージで針を進めていきます。長針がスマホに表示されるデジタル時計の数字と同じ時を刻めた時、よし今日も一日がんばろう、とカチリとスイッチが入る。

スマホの画面を見れば正確な時間はいつでも確認することができます。大切なのはそれよりも「自分の時間」。乱れやすいその流れを上手に操る一つの羅針盤としてこの時計が役に立ってくれそうです。

Citizen

ずっと使ってないと動かなくなってしまう、決して便利といえる時計ではありませんが、生き物のような愛らしさがあるこだわりのモノ。

「機能」に依るものではなくデザインも年を選ばないので、おじいちゃんになっても使えそうな、長く寄り添えるアイテムです。

公式で動画も用意されていますが、とてもクリティカルに僕らの感性を突いてきます。時代の逆を行くようですが、一周回って今の若者の好みをとても理解しているような気がしますね。

これだけ愛せるモノなのに価格も3万円前後と腕時計にしては非常に手頃というのもまた魅力。その辺りは流石シチズンの企業力といったところでしょうか。機械式時計の入門としては間違いなくオススメできる一本です。限定モデルは500本のみということですのでほしい方はお早めに。彼氏へのクリスマスプレゼントなんかには最適かと。

■ 公式サイトはこちら
CLUB LA MER


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ホーリーはこう思うよ。
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地味ですが個人的には滑らかなステンレスの肌触りが特に気に入っています。触れた時の感覚って直感と言うか、説明できない「何か」が非常に大切。そういう意味ではこの時計は肌に合っていますね。





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