iPhoneをスキャナーにするお洒落なデスクライト「SnapLite」を発売前に触ってきたよ!
2014/05/22
ほしい!ほしいぞこれは。もはや可能性しか感じない。
本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
ひょんな会話からむねさだブログの中の人@mu_ne3さんに誘われて、昨日は会社帰りに恵比寿で行われたScanSnapで有名なPFUの新製品発表会にお邪魔してきました!
昨日の昼にプレスリリースされ、ガジェット好きの中ではすでににわかに盛り上がりを見せている「SnapLite」を実際に目で見て触ってきたので所感を記事にしてお届けしたいと思います。
最初に見た時は「へー」ぐらいの関心度だったのですが、実物を見たら割とガチにほしくなってきちゃいました。
ブロガー向け「SnapLite」発表会
恵比寿にあるお洒落なカフェで新製品「SnapLite」の発表会が始まりました。
軽食が出たのでムシャムシャ。
まずは現在の「自炊」ブームの火付け役と言っても過言ではない大人気商品「ScanSnap」シリーズの変遷を辿ります。
しかし今回発売する「SnapLite」が今までの「ScanSnap」シリーズと大きく異なる点があります。
それが、iPhoneを使ったスキャナーであるということ。
おもむろにPFUの人がiPhoneをかざします。
すると…
ピカー!!
と逆サイドで光り始めたのがそう、今回の新製品「SnapLite」でした。
そしてここからは横顔が真木よう子似の女性の方が製品の紹介をしてくれました。
お洒落なスタンド…?否!これスキャナーなんです。
「SnapLite」は一見するとシンプルなデスクライトに見えますが、実はこれiPhoneをスキャナーに変えてしまうという魔法のガジェット。
今までのスキャナーの概念を覆す可能性を持ったアイテムです。
その特徴や使い方を詳しく解説していきましょう。
シンプルを追求したデザイン
ずらっと並べられた「SnapLite」。
見ればわかると思いますが「シンプルさ」をひたすらに追求した製品で、でっぱりなどが一切なくツルッとしたフォルムになっています。
操作に使うのは本体下部にある2つのタッチボタンのみ。
デザイナーの方も「生活に溶け込むように作った」というだけあってどんな場所にも合いそうですね。
Apple製品や無印の雑貨とも相性が良さそうなデザインなので個人的にはとてもポイント高いです。
手順を極限まで簡略化。
シンプルなデザインが特徴の「SnapLite」ですが、感心したのが「操作の手順」も極限までシンプルにまとまっているということでした。
スキャンまでの一連の流れを説明すると、
専用のiPhoneを起動しBluetoothで接続。
「SnapLite」の上部にiPhoneを乗せます。
すると傾きセンサーによって自動的に撮影モードに移行。
あとは「SnapLite」の前にスキャンしたいものを置いて、本体下部をタッチすれば…
こんな感じに綺麗に名刺やレシート、写真などを取り込んでくれます。
どこに置いても自動で境界を判別してトリミングしてくれるのが素晴らしい。
ここまでの動作は「アプリを起動」「iPhone置く」「ボタンにタッチ」のわずか3ステップ。
見た目だけでなく手順もシンプルにまとめることに注力したというだけあってこれ以上ないくらいに簡略化されています。
スキャンできる部分はこのようにわかりやすくレーザーでガイドがでます。
最大A3サイズまで取り込めるとのこと。
さらに「スゲ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!」と思ったのが、こんな感じにバラバラと名刺やレシートを置いてスキャンすると一枚一枚を別々にトリミングして画像として取り込んでくれるという機能。これはめちゃめちゃ便利だわ。
アプリで名刺やレシートを取り込めるものはありますが、一枚ごとに四隅を合わせて撮影するのが結構めんどうだったんですよね。
これならバラっと置いて一回撮るだけでよいのでスキャンという行為がより身近なものになります。
「女子」をコンセプトに作りました。
PFUの人によると実は「SnapLite」は企画から製作・マーケティング・営業にいたるまで全てを「女性」が中心となって行ってきたとのこと。
どうりでロゴやティザーサイトが可愛らしいテイストにまとめられていると思いました。
僕が女子だったらたまんないだろうなぁと思った機能がこちら。
紙に書いた文字の上に果物やケーキなどを置いてそれをSnapLiteで撮影します。
するとこのように物を画像の「デコレーション」として使うことができちゃうんです。
こんな感じで使い方は無限大。きっと主婦とか女子高生がすごいアイデアを考えてくれそうでいまからオラわっくわくすっぞ!
個人的には、ライトで照らすので綺麗に写るし、iPhoneに触らないので手ブレもしないし、自分の影も写らないということで新しく買ったガジェットや小物の紹介に使ってみようかな、なんて思っています。
スキャナーを「絵筆」に変えよう。
さらに上級者向けの使い方としてはスキャナーを「アート」の道具の一つとして使う方法も発表会の中で提案されていました。
デザイナーの大西さんという方が作例を紹介してくれて、例えば「デジタルのフォントを一度紙に出力して切り抜き、アナログでいじってからスキャンしてまたデジタルに戻す」だったり、
「水を弾く素材の上に水彩で文字を書きそれを上からスキャンする」などの手法。
やはりリアルやアナログの「質感」に勝るものは無く、それをデジタルに変換することによってディスプレイの中でも「味」が出てくるのだそうです。ふむふむ。
このブログでもアート系の記事をよくとりあげるので、ここのセクションは興味津々で聞いていました。
お値段もまぁまぁ手頃。
「ScanSnap」のシリーズはものがしっかりしているのでどうしても値が張ってしまいますが、今回の「SnapLite」はメインのシステムをiPhoneに依存することによってコストを抑えているのでお値段も12800円とスキャナーという製品の中では割と安い価格で購入することができます。
シンプルにまとまったお洒落なデザイン、簡単なのに自動トリミングなど痒い所に手が届く機能、そして使い方によっては本当に何にでも利用できそうな大きな可能性、と三要素揃った素晴らしい製品だと思います。
普段スキャナーなんて使わない僕でも、見ていると何故かほしくなってしまうのが恐ろしいです。ちょうど「簡単でもよいので手軽に使えるスキャナー探してたんだよなぁー」なんて方がいましたら是非選択肢の一つに考えてみてください。本当に見た目以上のポテンシャルを持った製品だと思いますよ。