これで一日ぽっかぽか。”80年”のレトロな暖かみが伝わる「ハクキンカイロ」を使ってみたらベタ惚れしてしまった。
2017/06/11
基本的に痩せ型、ゆえに寒がりなのでこの季節はツライです。
本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます!PITE.(@infoNumber333)です。
寒さに弱いので最近は外出するのも面倒になってきてほとんど家の中にいるようになってきてしまったのですが、再び僕を外の世界へと導いてくれた素晴らしいガジェットを入手したので今日はそれを是非みなさんにもお伝えしたいと思い筆を取りました。
そのガジェットが「ハクキンカイロ」という金属製の小型カイロで、何と”80年”も前から製造されているという歴史の古い製品です。
普段「ガジェット」と言うとiPhoneやTHETAのような最新機能が詰まった”新しい”アイテムだと感じてしまいますが、本来「ガジェット」という単語は「小道具」を意味する昔からある言葉。
中でもこのハクキンカイロは最新の製品に負けない機能を持ちながらアナログな歴史の味も感じられるという立派な「ガジェット」です。
古くから愛されてきた製品で、何とファンサイトまであるというから驚きました。
案の定僕も使ってみたら一発でその魅力に惚れてしまったので、ハクキンカイロの良さをここでみなさんに精一杯アピールしておきます。マジオススメ。
きっかけは「ひとりぶろぐ」
この「ハクキンカイロ」という製品を知るきっかけになったのは数年来拝読している大好きなブログの一つ、ひとりぶろぐさんの記事でした。
この中でmoyashiさんが高評価していたのでこれは間違いないと思って買ってみました。そしてあっけないくらいに間違いありませんでした。
レトロなパッケージ
Amazonから届いた箱をウキウキしながら開けると出てきたのがピンク色のどこか懐かしさを感じるパッケージ。なんか駄菓子屋さんに置いてそう。
布のケース付き。
開封するとこのように銀色に輝くハクキンカイロ本体とチェック柄のケースが入っていました。
後でも書きますが、このハクキンカイロみなさんの想像以上に熱くなるのでこのケースが必須になってきます。それだけパワフルということです。
最初からこういうケースが付属しているのは親切ですね。
滑らかな金属の手触り。
取り出してハクキンカイロ本体を触ってみた瞬間、「これは良いものだ」と直感しました。
重さをほとんど感じないその軽さ、レトロでむしろ一周回ってクールなそのデザイン、そして手に馴染む金属の滑らかさ。
80年前に発売開始された製品ですが、2012年度にグッドデザイン賞も受賞しているという現代でも評価されているアイテムです。
これは良いものだ。ずっと触ってたい。
ハクキンカイロの使い方
それでは実際にハクキンカイロを使ってみるとしましょう。
まず上部のカバーを引っ張るとカポッと外れます。
そして中にある「点火部分」を分離。
ここに付属の燃料を入れる用の漏斗のような器具を装着します。
今「燃料」と聞いて「ん?」と思った方もいると思います。僕もそうでした。
実はこのハクキンカイロは専用の「ベンジン」という液体を中に注入し、それを燃料として発熱するという仕組みなのです。なんというアナログシステム。
1回分で18時間長持ち
この「ベンジン」さえ補給してあげればハクキンカイロはなんと最大18時間近く熱を発し続けます。
18時間なんて言ったらもう朝出かけて夜帰ってくるまでは確実に持ちますね。一日中ずっと暖め続けてくれる訳です。
しかもベンジンを「カップ一杯半」というコストパフォーマンスの良さ。
ハクキンカイロさえあればもう市販のカイロなんか使う気にはなれません。
カップにベンジンを注ぎ、「くいっ」と横に回すと液体がカイロの中にトクトクと注入されていきます。
この文字通り「燃料を補給している」という行為がいかにもアナログで何かカッコイイんですよね。電気とは違う”味”を感じます。
これは是非みなさんもやって体験してほしい。
いざ着火!!
燃料の充填が終わったら、先ほど外した点火部を装着し、そこにライターで点火。
そうこのカイロ、燃料を「燃やして」熱を発するんです。
燃料なので考えてみれば燃やすのは当たり前なのですが、ポケットの中で火がずっと燃えていると思うと不思議な感じですね。
もちろんカバーさえつけておけば火が燃え移るということはありませんのでご安心を。
あとはこれを付属のカバーに挿入。
カバーも見た目が可愛らしくていいですね。
直接本体を触るとやけどしてしまいそうなくらい熱くなっているのでこのカバーは必須。ほどよい暖かさで一日中手先や腰を暖め続けてくれます。
個人的にはカバーから出し入れすることによって本体の指紋が拭き取られ、いつでもピカピカな金属面を保てるという点が気に入ってます。
今の時代だからこそオススメ。
電子技術が発達し、驚くような機能を持ったガジェットが毎日のようにポコポコ発売されている今だからこそ、この「ハクキンカイロ」の良さが際立つと僕は思います。
最近は友達と遊ぶときもこのカイロを持ち歩いているのですが、食いつき方も全然違いますね。
「え!これどうなってんの!?燃えてんの??」
「うわ、めっちゃ暖かい。」
と思いの外好評で周りでも愛好者が増え始めています。
考えてみれば僕らの世代は物心ついた頃からプレステやゲームボーイアドバンスで遊んできたような人達ばかりなのでこういうアナログなガジェットに触れてきたことが少ない。だからこそ一周回ってハクキンカイロが「新しく」て「クール」なアイテムに見えるんですね。
普段無機質なガジェット達に囲まれている人ほどこの製品を是非手にとってほしいです。値段もお手頃で一回の飲み代より安いです。
この冬は「ハクキンカイロブーム」、来るんじゃないでしょうか。(来い!