世界にひとつの財布に。僕のPRESSoの育て方、手入れの仕方。
昨年末に実施させていただいたクラウドファンディングでの僕らがほしい、キャッシュレス時代の理想の財布「PRESSo(プレッソ)」プロジェクト。
お陰様で嬉しすぎる反響をいただき、700名を超える方にご支援をいただきました。
先日一通り支援いただいた方へPRESSoを発送することができ、今度は「こんなに革質が良いと思っていませんでした!」「まさにこういう財布を探してました!」と今度は別の嬉しい反響が。
既にたくさんのシェアやレビューを書いてくれている方がいて、それを今楽しく読ませていただいています。
そしてこのPRESSoですが、2月18日(月)に一般発売することが決定しました!ストアに関しては只今準備中なのでまた公開し次第皆さんにお伝えしたいと思います。
皆さんの手元にPRESSoが届くと共に僕の方に「PRESSoはどんな風に育てるのが良いですか?」「オススメの手入れの仕方を教えて下さい!」という質問が寄せられるようになりました。
というわけで今回はいただいたいくつかの質問に対し、monographの記事でもお答えをしておこうと思います。ご支援をいただいた方はご参考に。
僕のPRESSo
まずは今僕が使っているPRESSoの状態からご紹介。
僕自身最後までモカと迷ったのですが、カラーはブラックを選びました。財布は手に触れる機会が多く経年変化が早いモノなので、黒ならば変化がわかりにくく長く使えるのではないかと思っての選択です。
だいたい2ヶ月くらい毎日使ってきましたが、既にだいぶクタっした革の熟れ感と光沢が出てきています。
まだまだこれからの成長が楽しめそうでワクワクしますね。
Q. カードを2枚ずつ入れると閉まらないのですがどうしたらいいですか?
ご質問いただいた中で多かったのが「カードを2枚ずつ入れるとPRESSoが閉じないのですが使い方がよくないのでしょうか?」というもの。
これに関しては同梱の冊子でもお伝えしたのですが、最初は革が伸びておらず1枚ずつしか入らないようになっています。何故かと言うと最初から2枚入るように設計してしまうと、1枚ずつで使いたい方にとってはスカスカになってしまうから。
なのでまずは焦らず、各ポケット1枚ずつ入れてもらい革が慣れてきたらもう一枚、もう一枚と徐々に枚数を増やしていってほしいと思います。
革が伸びてくるとこの写真のように、カードの形に革が伸び「肩」が出てくるようになります。
革靴も最初はキツめのモノを選んで徐々に足に合わせて自分だけの一足を作るように、この財布も使う人の生活に合わせて成長をさせて行ってほしいと思います。
ちなみに僕のPRESSoにはこんな感じで今5枚のカードを入れて運用しています。
・クレジットカード(個人)
・クレジットカード(法人)
・キャッシュカード
・デビットカード
・運転免許証
最初はなかなか閉まらず苦労をしましたが今ではパタンパタンと小気味良い音を出しながら閉じてくれるようになりました。
Q. 小銭の入れ方はどうしたらいいですか?
もう一ついただいたのは「小銭の入れ方」について。
PRESSoの小銭入れはあくまで保険。出てしまった小銭を持って帰るためのものです。それでいて薄さを極限まで追求したかったので、入る小銭の枚数も「6枚」と制限を置いています。
その6枚の入れ方なのですが、横からスライドするように小銭同士が重ならないように入れてあげて下さい。
小銭が重なってしまうとそれがそのまま厚みになってしまうので、横に綺麗に並べるような気持ちで整理整頓して持ち帰ってあげましょう。
Q. 革の手入れはどうしたらいいですか?
他にいただく質問としては「革の手入れはどうしたらいいですか?」というもの。
前述の通り財布は手に触れる機会が多いので、手の脂だけでもエイジングが勝手に進んでいくのですが、よりきちんとケアをしたいという方には「保湿クリーム」と「オイル」の2つを使うことをオススメしています。
「保湿クリーム」はその名前の通り、革に水分を補給してくれるアイテム。元々革は生き物の一部、生前供給されていた栄養をきちんと補充してあげることによって輝きを取り戻していきます。
革靴の手入れなどで使われるデリケートクリームなどは保湿と栄養補給を同時に行ってくれるのでオススメ。小さなキズくらいだったらこれを塗って少し擦るだけで回復したりします。
そして「オイル」に関しては動物性のもの、植物性のものの2種類があるのですが僕は植物性の「ラナパーレザートリートメント」というものを使っています。
植物性のオイルは過度なベタつきを抑え、エイジングを緩やかに促進してくれるので動物性のオイルよりも優しく扱いやすいのが特徴。
使う際は指に直接オイルを採り、表面に優しく撫でるように塗り込んでいきます。
余ったオイルは乾いた布で乾拭きをして、磨きをかけてあげて下さい。この工程を何度か繰り返していくうちに表面に綺麗な光沢が生まれてくるはずです。
あなたの育て方も教えてね。
以上が質問に対する僕の使い方や育て方のお返事でした。
僕が造り手の一人ではありますが、これが正解ということではなく人によっては「私はカード1枚ずつしか入れない」「手で撫でてエイジングさせていきます!」というようにそれぞれの育て方があって良いと思いますし、その方が面白いと思います。
もしかしたら僕も全く想像も拠らない育て方があるかもしれないので、私はこうやって育てているよ!というのがあればぜひ#PRESSo育成中のハッシュタグで教えてもらえると嬉しいです。
それぞれのPRESSoが、世界にひとつだけのお財布になることを願って。
関連:エイジング済みのキーケース
関連では僕が4年使ってエイジングが進みまくった革のキーケースについてご紹介しておきます。僕のPRESSoもこれくらいまでは使い込みたい。