リアルとネットの交差点。西麻布のシークレットパーティで「シャンプーバー」という新体験に出会う。
2018/09/28
都内某所、港区西麻布の路地の一角。
大人の色香漂うこの街で、ネット発信の新しいセレクトの形が生まれました。
本日9月27日にzozotownにオープンした「TokyoTshirt.st|トーキョーティーシャツドットエスティー」というオンライン限定のセレクトショップ。
「ファッションの再定義と新しいカジュアルでTOKYOらしさを表現する」というビジョンを掲げ、「United Athle」「TRUSS」などの定番アイテムに加え、韓国発やハンドメイド発祥といった独自のエッジが効いたブランドを取り揃えたショップです。
このTokyoTshirt.stはネット販売限定のオンラインセレクトショップなのですが今回オープンを記念し、招待制のシークレットショールームを行うことになりました。
通常はこのシークレットイベントは大手メディアやファッション関係者限定のものなのですが、こちらのショップで取り扱う「AndMesh」等のPRを以前からdripでお手伝いをしていることもあり、今回特別にプレス枠として招待をいただけることに。
一日限定の展示イベントということで、日比谷線に乗り六本木まで足を伸ばしてみましたので今回はそのレポート記事をお届けします。
まさか、セレクトショップのイベントであんな体験をすることになるとは思いもよりませんでした…笑
西麻布、繁華街と住宅街の狭間の洋館
六本木の駅から歩いて十分と少し、繁華街と住宅街の狭間のあたりに今回のイベント会場がありました。
まるで中世のお屋敷のような荘厳な構え。
これで普段はデザイナーズオフィスとして使われているというのだから驚きです。
玄関先には今回のイベントのフォトスポットが。
せっかくなので僕も一枚。
入り口には今回の出店するブランドの一覧がポスターにまとめて展示されています。
各階層毎に分かれたコンセプト
今回のイベントはこの4階建てのショップ一棟をまるまる使っていて、各階層ごとにコンセプトを分けたアイテムが展示され、装飾がされています。
1階の入り口を抜けるとまずはじめに現れるこちらの椅子。気になるところですがここはまた後でご紹介したいと思います。
奥にはスタイリッシュなキッチンスペースが広がっており、夜になるとこちらで軽食が振る舞われるとのこと。こんなお洒落なキッチンがこの世にあるのか…。
2Fへ上がると女性向けのハンドメイドブランドもりのがっこうの展示がされていました。
包み込むようなう優しい雰囲気の色味、素材。
こういう服を着ている女性、僕は大好きですね。
今回iPhone XSの発表に合わせてリニューアルしたiPhoneケースブランド「AndMesh」の展示も。細かなグラデーションドットが印象的だったブランドなので、このデザインリニューアルの裏側もいつか伺ってみたいです。
上の階へ上がる階段にもTokyoTshirt.stのテーマカラーを使ったポスターが。このデザインめっちゃ格好良いので弊ブログのデザインにも一部取り入れたい…!
3Fへはドット模様の扉を開けて入室。
この階層では「United Athle」や「TRUSS」といった、日常で気軽に使えるブランドを中心に展示。
手頃で揃えやすい価格の割に質の良いアイテムが多いブランドなので、コーディネートの基礎固めに役立ちます。
ネットとリアルを繋ぐ場所
ちなみに今回のシークレットショールームはあくまでもショールームなので、この場所で服を買うことはできません。
通常はネットのみでの販売となるTokyoTshirt.stですが、実際に服の質感や着心地を試せる場所を設け、リアルで本物の良さを実感してほしいと開催されたイベント。
服に付けられたQRコードをスマホにかざし、注文した服が家に届くというシステムです。実に今時の、そして東京らしい小売の形ですね。
4Fは個人的に一番楽しかったwhideout.というブランドの展示スペース。
彩度低く落ち着いた色味の並びと、手触りの良い生地感。
都会の洗練された雰囲気を醸しつつも、アウトドアのシーンでもラフに使えそうな機能性を兼ね備えた服が多く展示されていました。
この黒の防水プルオーバージャケットなんかは街中で着たらアスレジャーチックに格好良さそう。
このスウェットも前後で素材を変えてくるという面白い試み。
腰紐で結ぶタイプのパンツも素材感と落ち感が実に好みで後で個人的に買っておこうと思いました。
その場で試着もできるので、実際に試してから注文できるのがやはりいいですね。
イベント限定の福袋やタイムセールもあり、皆さん楽しそうに参加されていました。
今回出店しているブランドの詳しいレポートはメンズファッションブログのドレスコで記事を書いているので是非合わせて読んでみて下さい。
セレクトショップ「TokyoTshirt.st」のオープニングレセプションに行ってきた! | DRESS CODE.(ドレスコード)
「シャンプーバー」という新しい試み
ここで話は冒頭に戻りますが、イベント会場1Fのエントランスに設置されているこの椅子と洗面台について。
「なぜファッションのイベントに美容室のような設備が…?」
と不思議に思い担当の方にお話を聞いてみた所、これは「移動式シャンプーバー」という実験的な試みなんだそうです。
椅子も洗面台も全て分解でき、世界各地色々な場所でシャンプーをすることができるという面白いコンセプト。
元々は六本木や麻布など大人の街に遊びに行く前に、髪の毛をさっぱりとリセットできる場所があったらいいんじゃないかという、ヘアケア用品を販売する株式会社ゼロプラス社長さんの思いつきで始まったこの企画だそうです。
ただ髪を洗う、というだけでなく香水や整髪料等、自分の知らない大人の身だしなみの交流の場になればファッションやメンズグルーミングに興味を持つ男性が増えるのではないかという期待が込められています。
その後、真夏の音楽フェスや海外の空港でのトランジット時など様々な企画が上がったのですが、まずは一度限られた場所・人数で試してみようということで今回TokyoTshirt.stのイベントで特別実施することになったとのこと。
はい、そしてせっかくなのでと乗せられるがまま、僕もこの「シャンプーバー」で髪の毛を洗ってもらうことになりました。
上の写真は人前で髪の毛を洗うという突然の事態をまだ飲み込めていない僕の顔です。
ケープをかけられ、椅子を倒し洗面台の上に頭を。
移動式ということでしたが椅子も心地よい座り心地でした。
イベント用の設備にもかかわらずちゃんとお湯が出るのがすごいですね。
髪を濡らしてもらったらいよいよシャンプータイム。
気持ちの良いマッサージをしてもらいながら、ゴシゴシとリズムよく頭を洗ってもらいました。
頭を洗ってもらうときって後ろこんなふうになってるんですね。
泡を洗い流してもらう時のマッサージが至福。
この頃にはもう人前でシャンプーされているという感覚はなくなり、美容師さんの手の動きに没頭してしまっていました。
額から耳にかけて髪の生え際をぎゅっぎゅってやるあれ、堪らなく好きです。
さっぱりした顔。
シャンプー、リンスが終わるとその後きちんとブローもしてくれます。
こちらも優しい力で頭皮をマッサージしてもらいながら髪の毛を乾かしていきます。
僕は家で髪を洗った後自然乾燥で乾かしちゃうことが多いんですが、そうするとトップが重みで潰れちゃうので本当は根本だけでもドライヤーで乾かした方がいいというアドバイスをいただきました。明日から実践しよう…!
最後にはきちんとワックスでスタイリングまでやってくれました。
時間にして10分ちょっとでしたが、頭がさっぱりし気持ちもリラックスできるので新しいエンターテイメントの一つとしてこれありだなと思いました。
会社帰りの飲み会前に、徹夜明けのリフレッシュに、暑い夏フェスをエンジョイするために、楽しみとしてのシャンプーに行ってみる。
値段にもよりますが1回1000〜2000円くらいだったら普通に需要があるような気がします。
女性向けのパウダールームが今都内各所で流行っているように、メンズグルーミングの第一歩としてシャンプバーという文化が広がったら面白いですね。
リアルとネット、そしてファッションの交差点
今回は普段ネットでしか買えない商品をリアルの場で体験できるというイベントでしたが、そこに同じ「ファッション」の領域として「シャンプーバー」がゲストとして招かれるという、他には無い独創的なイベントでした。(まさか自分がやるとは思いませんでしたが笑
こういったネットとリアル、そしてジャンルの垣根を超えた文化の「交差点」のような場所には是非積極的に足を運んでみたいものです。
今回のTokyoTshirt.stが気になった方は是非zozotownでチェックしてみて下さい。
このようなイベントは定期的に開催するようなので、またお誘いがあればお伝えしていきますね。