花とテクノロジーの交差点。恵比寿の電源Wi-Fiカフェ「essence cafe」
「カフェ」というのはただ単純に「コーヒーが飲める場所」、というわけではありません。
いつもの常連客と会話をしたり、人を眺めながら自分の時間を過ごしたり、知らない文化と交流をするための場所。
フランスの有名な都市建築家の中には「カフェは都市空間に溶け込むという都市生活者の潜在的な願望を叶える場所」と定義付けている人もいるほどで、ただの飲食店とは異なる独自の文化を持つ空間です。
恵比寿駅近く、交差点の一角。
そんな「カフェ」という空間の現代の在り方の一つだな、と思えるお店と先日出会うことがありました。
JR恵比寿駅を出てすぐ、恵比寿一丁目の交差点の一角そのカフェはあります。
花とカフェが交わる「essence cafe」
カフェの名前は「essence cafe(エッセンスカフェ)」。
元々恵比寿で13年間続いてきた「essence 87」というお花屋さんが昨年カフェを併設したお店です。
店頭にはブーケに包まれた沢山のドライフラワーが。
お花をより生活の中で身近に感じてほしいというオーナーの想いが、「お花屋さん」と「カフェ」という二つの空間を繋げることになったそうです。
店内にも沢山の花が飾られていて、もちろん買って帰ることも可能。
カフェで自分の時間を過ごしてから、一束の花を買って家に帰る。そんな生活が週に1日でもできれば、きっと豊かな毎日になるのではないかと思います。
レジ前には四角くコロンとした形のパンケーキが並べられていて、僕の前に並んでいた女の子が楽しそうに笑いながらお皿に盛リ付けていました。お花にケーキ、女子には天国のようなお店なんじゃないでしょうか。
地下にスペースが
1Fには注文カウンターの他に数席あるのみで、メインのスペースは地下に広がっています。
店内から地下に降りる階段がこちら。鬱蒼とした緑に覆われています。
まるでトトロが住む穴に潜り込むメイのような気持ちで階段を恐る恐る降りる僕。
電源・Wi-Fiが使えるカフェスペース
地下に降りると1Fの雰囲気とは一変した、薄暗い照明のムードのあるスペースが。Wi-Fiが使えるため男性の利用客も多く、スイーツを楽しむ女性客と黙々とPCを見つめる男性客、という全く異なる属性の人が一つの空間に収まっています。
コンセプトやターゲットがしっかり決まったお店もいいですが、こういう色んな人が集まるカフェほど、僕は面白いと思います。
席にはUSBも挿せるコンセントが備え付けられているので電源の供給もバッチリ。
他にも店内にはスマホで操作できるAirbnb用の鍵受け渡し器があったり、電子タバコ「Ploom TECH」の充電器があったりと最先端のテクノロジーにも明るいカフェ。
カフェという一つの空間を軸にして花とテクノロジーを繋げる幅の広いお店です。
単なる「コーヒーが飲める場所」から一歩も二歩も進んだ、今の時代の「カフェ」が恵比寿の交差点にあります。
店舗情報
店名 | essence cafe |
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住所 | 〒150-0011 東京都渋谷区東3丁目25 東3丁目25−7 |
電話番号 | 03-5422-8739 |
営業時間 | 8時00分~21時00分 |
定休日 | なし |
WiFi | あり |
電源/コンセント | あり |
最寄り駅 | 恵比寿駅から徒歩2分 |
ライブハウスと、カフェと。
今回は「花屋」と「カフェ」のコラボレーションでしたが、恵比寿には「ライブハウス」に併設されたカフェもあります。
こちらも特有の濃い空間が広がるカフェなので、是非合わせてご覧になってみて下さい。
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