掛けて、巻いて。monogramのカメラ用スリムストラップ。
2018/02/24
あなたはどんな「理由」でモノを買いますか。
「価格が安いから」「この機能がついているから」「限定品だから」。買い物には人それぞれ、その時々で様々な理由が付いて回ります。
僕は以前は、値段やスペックなど「モノ自体」が持っている価値を調べ、比較し、判断してからモノを買うという意思決定を行っていました。しかしここ数年でその考え方が自分の中で大きく変わってきているような、そんな気がしています。
今の僕はモノを「比較」して買うということがほとんどなくなりました。そのモノを触って、デザインを見て、「これだ」と思うものがあれば直感的にそれを迎え入れる。これまで色々なモノを見てきた積み重ねなのか、モノの良し悪しが一目で、一触りで分かるようになってきています。
学芸大学駅「monogram」
そして最近は、モノ自体の良し悪しを越えて、その先にあるモノとの”縁”を大事にしたいなと思うことが増えてきました。
先日、学芸大の商店街をふらりと歩いていたときのこと。
どこかのカフェに入ろうかとお店を探していたところ、カフェのような佇まいのカメラ屋さんを見つけました。
看板の名前を見ると、「monogram(モノグラム)」という文字が。
僕の周りにはカメラに詳しい人達が多いので、実はこの「monogram」というメーカーを、僕は以前から知っていました。
でもまさかこんな家の近所にあったとは。そしてこのブログともまるで親戚のような似た名前。
これもちょっとした”縁”かなと思い店内へ。
これまで僕は4年前に買った「Acru」の革製ストラップを使っていたのですが、コンパクトなα7に対しちょっと大げさな大きさのストラップだったのでカメラを買い替えてからはあまり付けて持ち歩くことは多くありませんでした。
そして最近は軽くて小さなレンズをよく付けていることもあって、軽くて取り回しのよいスリムなストラップを一本迎え入れたいと考えてた矢先、ちょうど良い一本をこのお店で見つけてしまったんですよね。
「カメラ ストラップ」で検索をしたら何千、何万種類のストラップを見つけることができるでしょうが、それらと比較してどうこう考えることはありませんでした。
偶然僕がこのお店の近くに住んでいて、ちょうど探しものをしていたタイミングでイメージ通りのモノに出会うことができた。それだけで買う「理由」としては十分成立します。
monogramのスリムカメラストラップ
今回僕がmonogramで購入し、家に持って帰ってきたのがこのストラップ。薄く鞣した革を細く裁断したシンプルな造り。
使わない時はこのようにくるくると巻いておけば500円玉くらいの小ささに。
ストラップの両端にはバックルが付いていてベルトのように留めます。慣れれば30秒もかからずに両端を付け外しすることができます。
艶やかな革の色味が無機質なカメラに少しの暖かみを加えてくれます。こういう異素材がピタリとハマる瞬間が、一番気持ち良い。
お店のシンボルマークのアートがプリントされたステッカーもおまけにもらえました。かっこいい。
鞄の中にしまう際はレンズにくるくると無造作に巻きつけています。スリムで薄いので持ち運びに全く邪魔にならないのがお気に入り。
首元にぶら下げて
先日新木場の「夢の島植物園」に友人とフォトウォークに行った際、移動も多いだろうとこのストラップを付けて出かけました。
みぞおちの少し上の辺り、理想の位置。
レンズが軽いからか首への負担も少なく、身体への当たりも弱い。一日首に下げていて、本当に良いモノを買ったと実感しました。
先日行った夢の島植物園にて。 pic.twitter.com/2O0nJniXH3
— 堀口英剛@モノグラフ (@infoNumber333) 2018年2月16日
撮りたいものがあったら胸元に手を伸ばせばそこにカメラが。
「良い写真を撮るためにはとにかくシャッターを切ることだ」とよく聞きます。
カメラを持ち歩いていても、鞄の中に入れたままでは意味がありません。アクセスのしやすさは写真の枚数に比例します。
手に巻いて
注力的に写真を撮るぞ、という時は首からストラップを外し手首に巻いて撮影をしています。
高価なカメラなので、特に野外で歩きながら使う際は落としてしまわないか少し心配。一まわし、二まわしでも手首と「繋がっている」という感覚はそれだけで大きな安心に繋がります。
特に重くて大きいレンズを付けている時は尚更です。落とす可能性も、落とした時のダメージも大きいので命綱一本がとても重要。
これを巻いたおかげで臆することなく片手での撮影もできるようになりました。
掛けて、巻いて、繋がるストラップ
首にかけても、腕に巻いても便利に使える、偶然の出会いとは思えないくらい僕にピッタリのストラップ。
これもAcruのストラップと同じくらい長く付き合っていければ良いなと思います。
しっかりと吟味し、何かと比較して行う買い物もいいですが、同じくらい偶然の出会いや一目惚れがあってもいいのではないかと僕は思います。
人付き合いも誰かと比べてするものではないように、モノとの付き合い方も、そのモノが自分にとって”ときめくモノ”かどうか。
これからも自分の軸を持ってモノ選びをしていきたいと思います。
次の記事はコンパクトレンズ
身軽に使えるカメラとレンズは、それだけで日々の枚数を増やしてくれます。僕が今気に入ってるSAMYANGというメーカーの軽量カメラレンズについても詳しくこちらの記事でご紹介しておりますのでよければ合わせてご覧ください。