自撮り棒にモバイルバッテリーとスピーカー、付けてみました。
探しモノがありまして。
最近色々なところに旅行仕事に行くので、その場所の写真を数枚撮ってから帰るようにしています。基本的に毎日僕はα7を持ち歩いているので、バッグからよいしょと取り出してカシャカシャと写真を撮っているのですが、最近せっかくなら自分を入れた写真も撮っておきたいなと思うようになってきました。
カメラ係って、後から写真を見返して「あれ、自分の写真全然なくない?」という経験あるあるですよね。まさに今それに陥っています。自分も含めてまるっと360度カメラ写る「insta360 ONE」なんかも買って使ってはいるんですが、普通の平面の写真もほしくなってしまうという我儘さ。
そんなわけで巷の外国人観光客や女子高生宜しく、僕も今更ですが「自撮り棒」がほしいのです。
そして、更に我儘なことを言うとモバイルバッテリーが付いている自撮り棒がほしいのです。
実は2年前に既にANKERのBluetooth自撮り棒を僕は購入しています。これはこれでデザインも格好いいし無線でシャッター切れるしかなり良い製品なのですが、これと別に他のANKERのモバイルバッテリーも僕は持ち歩いています。そして思ったのが、これ、もう一つにできるのでは…?というアイデア。
自撮り棒もモバイルバッテリーも毎日持ち歩くモノだし、自撮り棒の柄の部分とかにバッテリー詰めちゃえばいいじゃんと。バッテリー付くなら写真のみならず動画も取り放題じゃんと。
もうこのアイデア、どこか誰かが絶対実現してるはず、と調べてみるとドンピシャな製品はなかったものの、かなり近しいアイテムを発見しました。人柱になってみるべく買ってみたのでどんなものかレビューして皆さんにもお伝えしたいと思います。
機能が詰まった自撮り棒「EIVOTOR」
こちらが今回ネットの荒波の中を15分くらい彷徨い、ようやく見つけた製品。「EIVOTOR」というメーカーが出している自撮り棒で、お値段2700円。冒険するにはちょうどよい金額です。
機能については詳しく紹介していきますが、この自撮り棒、ただモノではありません。
ポップなボディカラー
まずはボディの外観から見ていきましょう。僕が購入したのは「イエロー」のカラーモデル。他にも3色のカラーバリエーションがありますが、どれもポップで目を引く鮮やかなカラーリングになっています。いわゆるインスタ映えをしそうな自撮り棒ですね。自撮り棒なので写真に写らないのが玉にキズですが。
サイズはちょっと大きめ
この「EIVOTOR」、自撮り棒ではあるのですが色々な機能が詰まっているため、サイズがちょっと大きいです。長いというよりも太さの部分でボリュームがありますね。500ミリのペットボトルを一回り小さくした感じでしょうか。成人男性でも手のひらに握り込めないくらいの太さがあります。
伸縮式の自撮り棒
本体の上部に付いている部分を引っ張ると竿が伸び、自撮り棒として使うことができます。ホルダーは8インチ前後のスマートフォンまで対応しているのでiPhone7 Plusでも対応可能。意外とガッチリ固定してくれるので落とさない安心感はあります。
アームは先端で首が振れるようになっており、上下に270°、左右に360°回転が可能です。これくらいの可動域があれば自分も撮れるし、逆側を向かせて景色を撮ることもできますね。
全長は81cmあるので背景も含めて広がりのある自撮りを撮ることができます。
ちなみにその時撮った写真がこちら。
後ろの外国人も陽気さがブレてても伝わってきます。
Bluetoothでシャッターが切れる
自撮り棒にはいくつかの種類がありますが大きく分けると、
① スイッチがないもの(スマホのセルフタイマーで撮影)
② スイッチがあるもの(イヤホンジャック等の有線接続)
③ スイッチがあるもの(Bluetoothの無線接続)
この3つに分類されます。そして「EIVOTOR」は③のパターン。Bluetooth機能が内蔵されているので本体のボタンを押せばシャッターを切ることができます。
電源を入れればすぐにBluetooth接続されるのであとは上の黄色いボタンを押すだけ。自撮り棒はやっぱりこのパターンが一番優秀ですね。複数人で共有するならペアリングの手間があるので②が便利ですが、自分ひとりで使う分には③が一番でしょう。
自撮り棒、なのかこれは。
一応この記事では「EIVOTOR」のことを「自撮り棒」としてご紹介していますが、単純にそれだけでは語り尽くせないのがこの製品。他にあと2つ、モノとしての機能を持っています。
モバイルバッテリーにもなる
まず一つはモバイルバッテリーとしても使えるという点。
本体内部に2000mAhの電池を内蔵しているので、USBケーブルを差し込めばここからスマホの充電が可能です。iPhoneならば一台分はまるっと充電できるので非常に便利です。
接続は上部のポートから。「EIVOTOR」本体への充電もこちらからmicroUSB経由で行うことができます。
スピーカー機能搭載
そして、ここがこの製品をどう見るかの分かれ目なんですが、なんとこの「EIVOTOR」、スピーカー機能が付いています。
Bluetoothでスマホに接続すれば音楽再生が可能で360度の方向に音を振りまいてくれるのです。そして意外と音もそこまで悪くないという。他のポータブルスピーカーに比べれば音質・音圧は劣りますがiPhoneについているスピーカーよりは格段に音の広がりがあります。
底面には吸盤が付いているのでアウトドアや車内でも使えるという親切設計。持ち歩いていればいつでもどこでも自分の好きなムードを作れるアイテムです。
スピーカー機能いるかな…?
個人的にこの製品、非常に惜しいアイテムで…。というのも、スピーカーの機能、いるかな?
自撮り棒とモバイルバッテリーの組み合わせは分かります。どちらも日常的に使うし鞄に入れて持ち運ぶモノですし。ただ、日常だと出先で音楽かけるシーンって殆ど無いんですよね…。外に出たらパーソナルな空間ってほとんどないので音楽を聴く時は基本イヤホン。なのでこれのスピーカーが無いバージョンほしかった…。
色々探してみたんですが、何故か自撮り棒+バッテリー+扇風機というピーキーなアイテムしか出てこないんですよね…。それこそ要るのかよ扇風機…。
とはいえ旅行用にと割り切って使うのであれば自撮り棒+モバイルバッテリー+スピーカーは確かにありかもしれませんね。持ち運び用のカラビナも付いてますし。旅の思い出を残しながらスマホも充電できて、夜ホテルで音楽を聴く。そう考えれば理にかなっています。
旅行に必要なアイテムをギュッとひとまとめにしたいという方は是非試してみて下さいませ。僕も今度試しに旅に連れて行ってみます。