スマホ一台で部屋の全てをコントロール!IoTプロダクトが詰まった未来のゲストハウス「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH(アンドホステル浅草)」[PR]
2017/12/18
数年後の未来の家がここに。
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
ここ数年になってにわかに話題になってきた「IoT」という言葉。これは「Internet of Things」という言葉の略称であり、直訳すると「モノのためのインターネット」。パソコンやスマホだけでなく冷蔵庫や車、掃除機、おもちゃなど様々な”モノ”がインターネットに接続される世界がもうすぐそこまで迫っています。
monographでもこれまでスマホで家の鍵を開閉できるスマートロック「akerun(アケルン)」やスマホが家電のリモコン代わりになる「iRemocon Wi-Fi」などIoT製品をいくつか取り上げてきましたが、そんなIoT製品に囲まれた暮らしを一晩だけ体験できる施設がこの4月に東京・浅草に誕生しました。
それが「&AND HOSTEL(アンドホステル)」という名前の最新のIoT技術を取り込んだスマートホステル。福岡でこのコンセプトゲストハウスが営業開始したという話を聞き、いつか行ってみたいなと思っていた所、今年の4月に浅草に「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」という形で別館がオープン。これは是非一度体験してみたいということで内覧会に少しだけお邪魔させていただきました。
&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH
というわけでやって来ました浅草へ。正確には最寄り駅は千代田線の「南千住」という駅。駅からてくてくと歩いて10分くらいのところでこちらの白い一軒家のような建物が見えてきました。壁には大きく「&AND HOSTEL」の文字が。住宅街の一角の「まさかこんな場所に?」というところに突如として現れます。
1階はバーカウンター
入り口の扉を開けてまず初めにあるのはこちらのバーカウンター。カフェのような明るい空間で、宿泊者同士で話をしたり飲み物を飲んだりすることが可能です。
既に何名か宿泊されている方がいたのですが外人の方が多くまさに僕が想像していたゲストハウスといった感じの印象。
Dormitory(ドミトリー)
上の階に上がるとこのようにベッドが何台も設置されている「Dormitory(ドミトリー)」という部屋が。ここは実は全くIoTは関係なく普通のゲストハウスと同じ宿泊施設。一泊3,000円と格安価格で泊まれるのでバックパッカーには助かりますね。
IoT Semi Double(IoT セミダブル)
今回お邪魔したのはこちらの「IoT Semi Double(IoT セミダブル)」というお部屋。名前の通り部屋の隅々にIoT製品が詰まった少しだけ未来の生活を体験できる空間です。
専用の操作端末
このお部屋に宿泊をするとこのような一台の端末を手渡されます。こちらがこの部屋を操るリモコン。生活に必要な様々な機能をこの端末一台で操ることが出来るのです。右上にはリアルタイムの部屋の温度や湿度が表示され、中心には6つのメイン機能のボタンが割り振られています。
「Qrio Smart Lock」でドアを自動開閉
まず部屋に入って最初に気が付くのは「ドアの鍵」。この部屋の鍵の開閉は全てスマホで行うことができます。ここで使われているのがQrio Smart Lock (キュリオスマートロック) という特殊な鍵。スマホのボタンをタップするだけで部屋の鍵の開閉を行えるという便利なガジェットです。外からでも鍵の施錠状況の確認と開閉ができるため防犯性にも優れた製品と言えるでしょう。
IoT電球「Hue」で好みの部屋を好みの色に染める
この部屋は照明ももちろんIoT。天井にはPhilips Hue(ヒュー) という特殊な電球が設置されており、スマホを通して部屋の明るさや照明の色を自由に変更することができます。
部屋の電気を消すために一々起き上がらなくても手元にスマホさえあればサクッと部屋の電気を消すことができます。光量や光の色も細かく調整できるので自分の好みに応じた光の空間を作り出すことが可能です。
カーテンの開け閉めは「mornin’」におまかせ!
部屋には窓があり、こちらから入ってくる光も[めざましカーテン mornin’]によってスマホで制御が可能。
スマホの「OPEN」ボタンを押すと、モーター音が鳴り始め…
ガガガっとカーテンが動いて開き、部屋の中に明る光が差し込んできました。これは初めて触ったけどめちゃめちゃ便利ですね…!タイマーを設定しておけば朝決められた時刻にカーテンが開き、夜も決まった時刻にカーテンが閉まる、とほぼカーテンに触ること無く窓からの光量をコントロールすることがあります。
部屋の温度管理もスマホで
またこちらのスマホを介して部屋のエアコンを操作することも可能です。操作アプリのカラートーンやフォント・配置などが綺麗に整っているので思わず触りたくなってしまいました。
シャワールームの空き状況を確認
「&AND HOSTEL」では異なる階にあるシャワールームが空いているかどうかを確認するために一々階段を昇り降りする必要はありません。シャワールームの使用状況も全てスマホの画面で確認できるからです。各シャワールームの鍵の施錠状況から使用中か否かを判断するシグナルになっているのだとか。
確かに部屋の中を見回すといたるところにセンサーやリモコンなどのIoTデバイスが設置されています。部屋の家電を操るリモコン機能はおそらく「iRemocon Wi-Fi」経由。これ僕も使っていますがリモコンを探す必要がなくなるのでかなり便利ですよ。
IoTデバイスの複合技も!
感心したのはこのコントロールアプリ内に搭載された「各IoTデバイスを連動させる」という機能。例えばこの「nightmode」を選べばスムーズに就寝しやすいよう部屋の電気を消し、窓のカーテンを閉めてくれます。一つ一つを操作する必要は無く、ボタンを一つ押すだけで周りのデバイスたちが同時に動き出します。
他にも鍵の開け閉めに連動して部屋の電気をつけたり消したりしてくれる機能や、
決まった時間に電気を付け窓を開けテレビを付ける、と心地よい朝の目覚めを演出してくれるという神機能も。これとか是非自宅でも環境作ってみたい!
専用の操作アプリが秀逸
以上浅草に新しくオープンしたIoTゲストハウス「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」のレポート記事でした。一足早くIoTの技術に触れられるという楽しい施設なので地方から東京へお越しの際などに是非ご利用いただければと思います。値段もかなり手頃ですし。
各製品も素晴らしかったのですが個人的に賞賛を贈りたいのはそれをコントールする「アプリ」の存在。このホステル用に自社開発をしているそうですが、ポップかつ綺麗で見やすいUI、優しい色使い、分かりやすいボタンの配置と今まで僕が触れてきたこの手のIoTアプリの中で一番の使い心地でした。「IoT」というジャンルはまだまだ一般に理解が乏しく、出来ることも自由度がかなり高いため何となく「難しい」というイメージが付きまとってしまうんですよね。その点「&HOSTEL」のアプリはほどよく機能が限定されていて誰でも分かりやすい作りになっているので、全くITの知識が無い方でもIoTを体感できるのが良いところだと思います。
「便利」というのは「機能」の話ではなくて「体験」に基づくものだと改めて感じました。
浅草北・南千住のIoTスマートホステル・AND HOSTEL ASAKUSA NORTH(アンドホステル浅草北)
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