ファッションの未来がここにある!最先端テクノロジーを操る超COOLな学校「Tokyo Fashion technology Lab」に体験入学してみた[PR]
2017/04/04
ファッション×テクノロジー。聞いただけでもワクワクしてきませんか?
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
拡張現実、3Dプリンター、同時言語翻訳機。ひと昔前だったら「ドラえもんのひみつ道具かよ」と言われそうな技術が2017年の段階で既に相当のクオリティで世の中に出てきています。このペースで進んでいけば本当に22世紀までにドラえもんが誕生するかもしれませんね。
そんな革新的な技術、「テクノロジー」は、「自動車業界の自動運転」「医療現場での介護ロボット」「郵便配達でのドローン活用」など、今様々な業界に導入が進んでいます。
そしてもう一つ、実に今まさに「テクノロジー」の波が来つつあるのが…そう、「ファッション業界」なのです。
最先端の”ファッション”と”テクノロジー”を学べる「Tokyo Fashion Technology Lab(東京ファッションテクノロジーラボ)」
ファッションが多様な進化を遂げる今の時代、業界の中でも最先端の「テクノロジー」と「ファッション」の知識を備えた人材が必要とされてきています。
そんなこれからの時代のスタンダードになり得る人材を育てるために、今年4月より開校するのがTokyo Fashion technology Lab (東京ファッションテクノロジーラボ)というファッションスクール。
普段触ることのできない「VR」を体験できたり、専門的かつ実践的な「デジタルデザイン」を学べる、先見性を持った非常に面白いスクールです。
- Tokyo Fashion technology Lab 体験入学
- これがファッションの最先端だ!fashion-VR体験!
- 誰でも1時間で書ける?!デジタルファッションイラスト体験!
TFLに体験入学へ行ってみた!
そんなTokyo Fashion technology Lab (東京ファッションテクノロジーラボ、以下TFL)にご招待いただき、開校前の体験入学へ足を運んでみたので今回のその様子をレポートでお届けしたいと思います。
当ブログmonographは普段最先端のガジェット、テクノロジーを記事にしてお届けしているので、どんな授業が繰り広げられるのか非常に興味がありますね。
この日は「Fashion-VR体験」と「ファッションイラスト体験」の2つの講座に参加させてもらいました。
TFL代表市川さんよりお話
体験講座を始める前にTFLの代表を努める市川雄司さんよりお話が。
熱い気持ちと共にファッション業界の市場や「なぜ今ファッションにテクノロジーが求められているのか」ということを語っていただきました。
市川さんのお話を真剣に聞く体験入学生達。
こちらの男性も熱意を持った目で市川さんを見つめていました。
参加者の方々はどなたも社会人として働いている方々で、ファッションやテクノロジーに興味があって今回の体験講座にエントリーをしたそうです。
ちなみに彼はこの原宿のオフィスまでキックボードでやって来たそうです。なにそれカッコイイ…
見ていて面白かったのが、ファッションだけでなく「テクノロジー方面」からも参加者が集まってきているところ。体験入学生の彼は常にPCを膝の上に載せ何やらパチパチとキーボードを打っていました。ギークな雰囲気がまた堪りませんね。
普通のファッション学校では出会わないような、多種多様な属性の生徒が集まるのがTFLの魅力の一つだと思います。
そして螺旋階段の後ろからスピーカーを見つめる野田さん。市川さんと共にこのTFLを創業運営されており、講師も務めてらっしゃるそうです。
「fashion-VR」講座開講!
参加者の自己紹介とアイスブレイクが終わったところで、いよいよVR技術を活用した「fashion-VR」講座の始まりです!マッテマシタ!
スタッフの方が機材の準備を進めていきます。
この小さな黒い箱のような装置を使って「VR空間」を作り出しているのだとか。高い位置に二つ箱を設置し、5メートル四方くらいの仮想現実空間を作ってもらいました。
使うのは「HTC VIVE」
今回使用するのはHTC VIVE™という名前のVR体験デバイス。VRが流行り始めた初期から使用されているもので、サードパーティ向けに開発用プラグインを開放しているためUnityを用いてオリジナルのソフトを開発することが可能です。
そして黒い箱のセンサーとHTC VIVEをこちらのPCに接続すれば準備完了。かなりスペック高そうなPCです。
「VR」というと複雑な設備が必要なイメージがありましたが、センサーとゴーグル、そしてPCさえあれば環境を構築できてしまうんですね。VRは思ったより手軽なものでした。
スタッフの方がリモコンを操りながらセンサーの微調整をしていきます。
ファッションVRプラットフォーム「STYLY」
センサーを調整する中、Psychic VR Labの中村さんが今回体験するSTYLYというファッションVRプラットフォームの説明をしてくれました。
STYLYはファッションに特化したVR空間を作り出すことができ、その空間の中で服の質感や、立体感、サイズを体験することができるもの。
服だけでなく「空間」の全てをブランド独自の世界観で統一することができるので、場所や時間を超えて世界中の誰もが同じ体験をすることができるとのこと。
口で説明するよりも実際に体験してもらったほうが早いということで早速体験入学生の一人が装着してみることに。
HTC VIVEを頭に装着し、専用のリモコンを操作してVRの世界に入っていきます。
おもむろに空中にリモコンを向けながら手を左右に動かしています。
上の方や下の方に手を向け、何かを読み取るように。
外から見ていると一体何をしているやら全く分かりませんが、彼女が見ている世界はパソコンのモニター画面を通して平面上で見ることができます。
実は彼女は今、VRの空間の中でショッピングをしていたのです!
空間の中にはブランドの服を来たマネキンが配置されており、移動して自由に眺めることが可能です。
実際に彼女は目の前にある服を正面だけでなく横から、後ろから見ることによってその細かなデザインや質感を確かめていました。
たしかに普通Web上の情報って画面の中の平面でしかないので服を買おうと思ったときに情報が足りないんですよね。フードはどういう作りになっているのか、来てみるとどんなシルエットになるのかといった情報を実際に自分の目で立体的に把握することが、STYLEならできるのです。
そしてVRなら「服」単体だけではなく「空間」全体をブランド独自にコーディネートすることができます。通常企業はブランドの世界観を作るために何百万円、数千万円というお金をかけて展示会や店舗の装飾を行っているそうですが実際その空間に触れることができる人はごくわずか。
しかしVRなら世界中どこの誰でもそのブランドのショップ、空間に触れることができます。この話を聞いた時、確かにファッションとVRはこれからとんでもない世界を作っていくのだろうなという確信めいた感覚がありました。
そして何より仮想でショッピングを体験している彼女の様子が楽しそう。
もちろんリアルの服や店舗に比べたらまだ劣る点は多々あるのかもしれませんが、VRを通して「楽しい」ショッピングの体験さえできればブランドとしては十分大成功と言えるでしょう。
続いてもう一人の体験入学生もVRを体験してみます。
こちらの女性が体験しているのは森の中で宙に浮かぶブランドの大きなパンフレットを閲覧するというもの。
日常とは異なる非日常の空間で、普段では体験できないようなサイズのパンフレットを読むことができます。最初はVR上で本を読めるのかという点に僕も懐疑的でしたが、実際やってみると視界と聴覚の全てが一つの「空間」の中に閉じ込められいるため他に意識が逸れること無く集中して雑誌を読むことができます。
周りに人がいるのも忘れて次々とページを捲っていく体験生達。感覚の全てが包み込まれるのでここまで強くブランドの世界観を作れるものはありませんね。
僕もmonographのVR空間作ってみたくなりました。
体験後にはアイデアソン&フィードバック
TFLはテクノロジー体験施設ではなく学校なので、体験を行った後にきちんと振り返りを行います。
今回は「VRを使ってファッションの事業を考える」という簡単なアイデアソンを行いました。
さすが皆さん志願して体験を受けに来たというだけあって、どのアイデアもワクワクするものばかり。
「観光名所×VRファッション体験」「視覚のファッションプラットフォーム」など、実現の可能性があって「それ面白そう!」と思うアイデアがポンポン出てきていました。
さらに、TFLでは外部のファンドと提携しスタートアップの支援事業も行っているので、このアイデアたちは発表して終わりではなく就学中・卒業後に本当に事業として世に出る可能性を秘めています。
この学校からどんどん面白いアイデアが形になると思うと楽しくなってきますね。
ファッションイラスト体験!
VRの興奮冷めやらぬなか次の講座は「ファッションイラスト体験」。ペンタブレットを使い”誰でも1時間でファッションイラストを作れるようになる”というめちゃめちゃキャッチーな講座。
「ホントに1時間で…?」と最初は半信半疑でしたが、1時間後、僕は体験生の成長に目を見張ることになります。
今回使っていくのはこちらの楽しく学ぶ ファッションドローイングテクニックというテキスト。
そして講師はその本の著者鄭貞子さんです。「その本わたしが書いたの」と言われた時のご本人登場感がすごかったです。
写真からも伝わると思いますが、笑顔の素敵な大らかな性格の先生で、体験生のペースに合わせこれでもかというほど優しく丁寧に教えてくれました。
使うのはこちらの「WACOM」社製のペンタブレット。オフィスとかにあったらカッコイイやつですね。僕はこれまでの人生で全く使ったことがありません。
ペンはマウスのように使うことができ、タブレットに触れずに宙に浮かしてカーソルを動かします。そしてクリックしたい所で始めてペンでタブレットを押す。なんとなくiPadのようなタブレットと同じかなと思っていたので最初は違和感がありましたが慣れたらすぐに使えるようになります。
そしてペンの軸にはボタンが2つあり、これが右クリックのような機能を果たすそうです。この辺りはボタンに動作を割り当てたり細かな操作が可能らしいので慣れてきたらこだわってみるといいらしいです。
先生の説明を聴きながらペンタブの使い方を習得していく体験生達。
PhotoShopを使ってファッションイラストを書く
今回ファッションイラストを作成するのにはPhotoshopを使っていきました。僕もブログの素材作りに毎日使っていますがこれでイラストも書けちゃうんですね。これは役に立ちそうだからマジで吸収して帰ろう。
ペンタブの練習と慣れを兼ねて各々好きな絵を書いていきます。
さっと10秒位で先生はこんな感じの絵を描いてました。さすがプロ…!
とは言えこの時点では絵の上手さなどは全く気にすることなく、本当に適当に点や線を描いていいという先生。そしてこの状態で「デザインはぼぼ完成です!」という先生。
いやー素人目ですが、さすがにこれではデザインとは言えないのでは…と思っていると、
次に先生が開いたのがこちらのイラスト。
楽しく学ぶ ファッションドローイングテクニックの中にセットでついてくるファイルらしく、「ドレス」「靴」「鞄」と言ったように各パーツが独立して編集できるようになっています。
例えばドレスの色を透明にするとこんな感じになったり。
このファイルがいわば「型紙」であり、ここをキャンバスとして自由に使うことによってオリジナルのデザインを作っていきます。
さっきの落書きが…エエーッ!
そしてこの白地のドレス部分に、先程の「落書き」を「パターンオーバーレイ」として重ねていくと‥!
ウワァーナンカデザインニナッテルゥーー!!!
先程の「落書き」が一瞬でそれっぽいデザインになってしまいました。
そして設定のバーを左右に動かすだけでこのように細かな模様にしたり、
大胆な絵柄にしたりすることが1秒以内に可能です。これとかもうそのままお店で売ってそうなデザインじゃん…!
先生の真似をして自分の落書きを「デザイン」に変えていく体験生達。
そしてものの数秒で完成したのがこちら。
赤色が目を引く大人っぽくも可愛らしいデザインですね。
こちらはもう一名の体験生の作品。
5月くらいの爽やかな陽気を感じさせるエレガントなデザイン。
そして「なんか違うな…」と思ったら簡単に調整ができるのがデジタルイラストの魅力。バーを調整するだけで印象が全く変わりますね。
先生も「これがあったら今じゃ手書きでイラスト書くなんて信じられない」と豪語していました。確かにその通りだと思います。
狙い始める生徒達。
一度流れを見ると感覚が掴みやすいのか、二枚目からは明らかに目の色が変わる体験生達。
「狙って作ってみました」と言いながら出てきたデザインがこちら。もう完全に使いこなしてるやんけ…
先生も「この子、あえてエレガントなドレスに色味を抑えた和柄を入れ、可愛くもシックな絶妙なバランスを両立させている…恐ろしい子…!」と絶賛していました。
これもバーを動かすだけで表情が全然変わりますね。見てて面白い。
0から”楽しく”始められる。
体験生は二人共今日までPhotoshopはほとんど使ったことがなかったそうです。それでも先生が各機能の説明を本当にわかりやすく説明しながら教えてくれるため、1時間後にはサクサクとPhotoshopを扱えるようになっていました。
単純にデザインの知識を学ぶだけではなくこういうすぐ使える実践的な知識が身につくというのもTFLの魅力だと思います。
そして僕がとても良いなと感じたのは最後の市川さんのコメント。
「他の学校ではファッションイラストを描くために1年間”絵の勉強”をするが僕はそれは必ずしも必要ではないと思う。”デザイン”を作りたかったのにその前段階で躓いてしまっては意味がない。まずは”楽しく”自分の作りたいものを作ることが大事。そのために”テクノロジー”が存在する。」
全くもって同意ですね。
僕もこうやってブログを書いていますが、裏っかわでネットがどう接続しているとかサーバーの構成がどうなっているとかそんなことは全く知りません。その知識がなくてもプラットフォームの上に乗って、誰かが開発したソフトを使ってこうやってブログを書いています。
自分が作りたいもののためには最大限テクノロジーや人の力を使って、最短距離を走るべき。このような業界の慣習や常識に囚われず、最新の学びを教えてくれる学校はとても珍しいのではないでしょうか。
Tokyo Fashion Technology Labは今年4月開校!
というわけでこの日は半日かけて「Tokyo Fashion Technology Lab(東京ファッションテクノロジーラボ)」の「fashion-VR」と「デジタルファッションイラスト」の講座を体験して参りました。
正直時間を忘れるくらい楽しくて、タメになりました。
未来を感じさせるVRと今すぐにでもスキルとして身に付くイラスト講座。ワクワクしつつも実用的なことも学べる素晴らしい学校だと思います。
そんな「Tokyo Fashion Technology Lab(東京ファッションテクノロジーラボ)」は今年4月より原宿のど真ん中に校舎を開校予定。現在生徒を募集中とのことなので是非気になった方は資料請求から始めてみて下さい。次回は「ドレーピングとCADの体験レッスン」を3月11日(土)に開催予定とのこと。
候補は学生、社会人問わずファッションまたはテクノロジーに興味がある方ということなので僕も入学願書書いてしまいそうな勢いです。笑
Tokyo Fashion technology Lab (東京ファッションテクノロジーラボ)の詳細についてはこちら
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