革製品の手入れの仕方。植物性のオイル「ラナパー」がオススメ。
大切なものこそ手入れを怠らず、長く使い続けたいものです。
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
最近、万感の思いと共に満を持して全てヌメ革で作られたHender Schemeのスニーカーを購入いたしました。とにかく今気に入っているので、ここのところの休日は実に頻度高く活躍してくれています。
こういった革製品は高価なものが多いので、やっぱりできるだけ長く使い続けたいですよね。普通に使っていると表面が乾燥したり色ムラが出たりするので僕は必ず革製品には専用のオイルを定期的に塗ってメンテナンスを施すようにしています。オイルを塗るのと塗らないのとでは革の状態が全く違いますからね。
今日は僕がいつも革製品に使っているオイルの紹介とメンテナンスの方法について解説をしていきたいと思います。
使っているのは「Renapur(ラナパー)レザートリートメント」
僕が革製品に使っているオイルは「ラナパーレザートリートメント」。
革製品用のオイルというと一般的には「ミンクオイル」が有名ですが、「ミンクオイル」は動物性の油でべたつきやすいのに対し、「ラナパー」は植物性の油を原料としているためさっぱりとしていてベタつきにくいのが特徴。
「ミンクオイル」は刺激が強いので拭き残しがあると逆に皮を痛めてしまいますが、「ラナパー」は革に優しいオイルのため塗ったらそのまま塗りっぱなしでもいいという代物。
フタを開けると中身はこんな感じ。蜜蝋とホホバ油で作られた乳白色の油がたっぷり入っています。固形の油ですが常温で手に取るとじんわりと溶けていきます。
2年前にHERZで革鞄を買った際に店員さんにオススメされて買い、定期的に使ってはいるのですがそれでもまだまだ全然中身が減りません。費用対効果としては非常に高いアイテムだと言えるでしょう。
塗る時はスポンジで。
ラナパーのオイルを使う際は、一緒に梱包されているスポンジに軽くオイルを乗せ、優しくこするように革へ塗りこんでいきます。
エンダーのスニーカーを手入れしてみよう。
それでは早速お気に入りのエンダーのスニーカーをラナパーで手入れしていきましょう。あぁ…なんど見ても美しいわコイツ。。
この美しさをいつまでも長続きさせるためにも今から地道なメンテンナンスを続けていく必要があるんですね。オレ、頑張るよ。
オイルを塗り始める前に表面に付いた汚れやほこりを落とすため、ブラシを使って表面をササッとクリーニングをするのを忘れないように。
ラナパーをスポンジに少量取り、優しく優しくヌメ革の表面に塗りこんでいきます。まだ新品で肌色に近いヌメ革がオイルを塗った部分から徐々に薄い飴色に変わっていくのが楽しくて仕方ありません。
側面も丁寧にゴシゴシゴシ。
休日に革を塗っている瞬間がこの上ない至福です。
本当は靴紐もほどいて入念に塗りこんでいくべきなのですが今日はそれほど時間もなかったので短縮。
左がオイルを塗る前、右がオイルを塗った後のスニーカーです。
画像だと伝わりづらいですが右側のスニーカーの方がほんのり飴色に近づいて来ているのがわかりますでしょうか。
左足同様右足もラナパーを塗りこんでメンテナンス終了。
全体的にすこーしだけほんのり飴色に染まりました。
無垢な白いヌメ革も良いですが、やっぱりヌメ革の醍醐味は経年変化。こういった細かいメンテンスを繰り返して行って綺麗な、それでいて味のある僕だけの飴色スニーカーを目指したいと思います。
HERZの革鞄もメンテンナンス
続いて僕が普段仕事用に使っている「HERZ」の革鞄もラナパーでメンテンスをしていきます。
2年前から休日を除くほぼ毎日愛用している鞄ですが、型崩れすることもなく綺麗な状態のまま保てています。
使い始めた当初に比べるとかなり味が出てきたなぁとしみじみ。
まだ2年しか使っていないのでこれからが楽しみな鞄です。マイインターンのロバート・デ・ニーロが持ってる鞄みたいにしたい。
こちらも少量のラナパーをじっくりゆっくり表面にこするように塗りこんでいきます。手を動かす毎にツヤを取り戻し輝き始める革。静かにしろい。この光がオレを蘇らせる…何度でもよ。
表面にラナパーを塗りこんだ直後はこんな感じ。
元の画像と比較してみるとわかりますが、より深い飴色に変化していますね。まだ塗りたてでオイルが乾いていないためかなり濃く見えるかもしれませんが、乾いたらほとんど塗る前と変わらないくらいの色に戻ります。
しかし確実に少しずつ油が染み込み、独特の味とツヤが蓄積されていくのです。
今だけの表情を楽しみたい。
上の画像は先日WEARに載せたエンダーのスニーカーを履いた写真。
これからもずっとこのスニーカーを履いていこうと思いますが、毎日時を重ねる毎に革が変化していくため、この日のスニーカーの「色」はこの日以外二度と楽しむことはできません。
一回一回の外出を大切にしようと思わせてくれる素晴らしいスニーカーですね。
あなたも大切にしている革製品があるのなら、是非「ラナパー」を使って長く、美しく使ってあげて下さい。