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ネタバレあり「シン・ゴジラ」の感想・考察。ゴジラの正体、ラストシーンが意味するものとは。

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Shin godzilla 6
庵野監督の作品は鑑賞した後あれこれ考察して、ネットの色々な意見を見て「なるほどなァ〜。みんな良く見てるなァ〜。」と感心するまでが一連の流れだと思っています。

本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。

今回の作品「シン・ゴジラ」の製作が発表された当初は、「シン・エヴァンゲリオン」を放り出して何やってんだよ!絶対見ないよ!と意地を張っていいたものの、いざ公開されてみると色々な方面から聞こえてくる高評価の声。これだけ良い評価を目にするとさすがに居ても立ってもいられず今日まんまと映画館へと足を運んでしまいました。ミーハーゆえ意思が弱い。

そして渋谷のTOHOシネマズで鑑賞を終え、STREAMER COFFEE COMPANYで記事を書きながら、ここめっちゃWi-Fi速くて快適だなぁと思っているのが今です。

鑑賞後のざっくりな感想としては、細かいこだわりが散りばめられていてオタク系男子ホイホイな作品ですねというところと、やはり考察が捗る作品だということ。有識者を集めて色々な意見を聞いて議論を重ねたくなる映画です。

そんなわけで僕も「シン・ゴジラ」の鑑賞者として、そして庵野作品への”参加者”として作品への感想と考察を書いておきたいと思います。

あらすじ


一応簡単に冒頭のあらすじを載せておきます。
ネタバレを避けたいという方はあらすじのみお読み下さい。

Shin godzilla 5

東京湾羽田沖で一隻のプレジャーボートが発見されるところから物語は始まる。その中には誰も人間は乗っておらず、残されたのは僅かな紙の資料のみ。

調査隊が引き上げようとすると突如海中から大量の水蒸気が噴出し、激しい揺れが東京を襲う。直下にある東京湾アクアラインの海底トンネルでは崩落事故が発生、都内が混乱に包まれ始める。

政府は度重なる議論・会議の末、原因を海底火山の噴火として断定し対応を策定しようとするが、その後すぐに水蒸気の中心には謎の巨大生物が存在していることが判明する。

「決して上陸することはない」という政府の仮説も虚しく、巨大生物は二足歩行を始め河口から東京都内へと上陸。避難する住民や建物を巻き込みながら都会を一定の速度で縦断していく。

これ以上の被害を止めるため、総理大臣は市街地での自衛隊の出動を決断、戦闘を許可。日本の威信をかけ謎の巨大生物「ゴジラ」の撃退を計る。


ここまでが冒頭の30分ほどの内容。ゴジラの登場から目まぐるしく場所と人が変わるのに、決まったことは「ゴジラを駆除しよう」というただそれだけのことのみ。日本という国家において、一つのことを決めるのは、これだけ面倒で手間と時間がかかることなんだと思い知らされます。日本の会社もこれと全く同じですね。とにかく誰かに相談、責任転嫁で誰もリスクを取ろうとしない。

人によっては最初の30分(というか全編にわたって?)はイライラしてしかたないかもしれません。「早く決めろよ!」と思わず叫びたくなっちゃいます。

崩壊する日常


Shin godzilla 1
ゴジラシリーズにそれほど明るい訳ではないのですが、平穏な日常に突如現れる災害(ゴジラ)と、戸惑い逃げまわる人々というのは共通のテーマというか良くあるパターン。

良くあるパターンではあるのですが、いつも自分がこの目で見ている風景が跡形もなく無残に壊されていく様を見るのはやはり衝撃的です。昔よりも映像技術が発達している分、より現実としての出来事に近く”ゴジラ”という存在を感じてしまいます。

新橋や目黒の街並みに突如現れ、街を破壊していく。あまりのリアルさに思わず「あーあ…。」と変な笑みというかため息が出てきました。

ここからネタバレが入り始めますが、後半のヤシオリ作戦でゴジラを凍結させるため、東京駅のビル群を破壊してゴジラを足止めするシーンはゾクゾク来ましたね。あのビルを爆弾でぶっ壊して怪獣を埋もれさせよう、なんて考えぶっ飛び過ぎ。

あと山手線などのJRを利用した「在来線型爆弾(無人運転)」には正直笑っちゃいましたw 僕が毎日乗っている電車をあんな使い方するなんて…

前半はリアルな日常に訪れる恐怖を、後半はその”日常”を利用して”非日常”の災害を食い止めていく、というちょっとわくわくする展開でした。

今回のゴジラは4段階進化


Shin godzilla 8
考察に入る前に触れておきたいのは、今回のゴジラは一つの個体が劇中で進化を遂げ、第4段階まで進化していくという点。

前述の通りそんなにゴジラには詳しくないのですが、劇中どんどん進化をしていくゴジラって珍しいのではないでしょうか。

一番最初ゴジラの姿を見た時は、色も黄色っぽくて地面を這っていて「あれ?ゴジラこんな感じだったっけ?」と面食らいましたが、後ろ足で立ち上がり、雄叫びを上げ始めたあたりから気づけば立派なゴジラに成長していました。最終形態はむしろカッコ良すぎて濡れた。

政府は対策を打とうとしても、それに構わずゴジラは進化をし状況が刻々と変化していきます。そのため政府の対応の遅さがより克明に映しだされます。何時間もかけて会議をして決まったことがもう次の瞬間には意味がなくなっていて、また会議。どんだけ会議好きなんですか日本人。

そしてゴジラが一度海に帰っていき一夜明けたらもういつも通りの日常。まるでゴジラなんて来なかったかのようないつもの生活が戻ってきます。そして何の対策もしないでいたらまた海からゴジラがやってきてテンパるっていう。

そんな日本人への皮肉を込めているのか、ゴジラ(災害)は常に変化をし、予想外の事態を引き起こしていきます。

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