WWDC2016で発表された「macOS Sierra」の新機能まとめ
今年もやってきましたWWDC2016!
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
もう何回目ですかね、毎年WWDCの記事をリアルタイムで書き続けはや数年が経とうとしています。時の流れは早いなぁ。
新型MacBook Air/Proの発表、SiriのSDK開放、iOS10の発表、新MacOSの発表等、事前の噂は色々とありましたが、その噂の一つMacの新OSが今回お披露目となりました!
今回もなかなか便利な機能が増えましたよ。
「OS X」から「macOS」へ。
これまでMacのOSと言えば「OS X」。「10」という数字が付きつつもその中に色々なバージョンが毎年出続け、ナンバリングにもなっていない中途半端な名前でした。
iPhoneやApple Watchのような兄弟機は「〇〇OS」とシンプルでわかりやすい名前なのに…
というわけで改名しちゃいます!という軽いノリで発表されたのが新しいMacのOS、その名も「macOS」です。単純明快。
今年のモデルは「macOS Sierra」
改名したとはいえ、毎年のOSのテーマ名が付くのは変わらず、今年は「macOS Sierra」という名前になったようです。「Sierra」というのは「Yosemite」や「El Capitan」に続き「山脈」という意味を持った単語。
新機能は3つのカテゴリーに。
「macOS Sierra」から新たに追加される機能は大きく分けて、「デバイス連携」「iCloud」「ユーザビリティ改善」の3つになります。
Auto Unlock
新機能ひとつ目はMacのロックをオートで解除してくれるというAuto Unlock。
これまではMacを開く度にいちいちパスワードを打ってロック解除をしていましたが、Auto UnlockではApple Watchを付けておけば勝手にロックを解除してくれます。
毎度毎度パスワードを入れるのが結構面倒なのでこれはいいなぁ。Apple Watchもう売っちゃったんだけどこの機能を使うためだけに買い戻したい。
Universal Clipboard
これも注目。同期しているデバイス間で常にClipboardを共有し合う「Universal Clipaboard」という機能。
その名前の通りで、Macでコピーした文章をiPhoneで貼り付け、iPhoneでコピーした画像をMacで貼り付け等デバイスをまたいで簡単にコピーをやり取りできます。シンプルな機能ではあるけど絶対便利だよねこれ。
iCloudの共有機能強化
Appleのクラウドストレージ、iCloudも進化をしていて共有の範囲が広がっています。一番面白そうなのは「デスクトップの共有機能」。
保持しているデバイスのデスクトップに置いてあるファイルを全てのデバイスで統一させるというものです。自宅ではiMacを使ってて出先ではMacbookを使ってます、みたいな人にはいいですねー。
「あのファイル家のパソコンに入れたままで持ってくるの忘れた…」ということがなくなります。
ストレージの自動整理
「macOS Sierra」から自動でストレージの中身を整理してくれる機能が搭載され、使用頻度の低いファイルはクラウドに保存する、ブラウザのキャッシュは定期的にゴミ箱へ移動、という形でどんどん容量を減らしてくれます。
この機能があれば20GBしか空きがなかったストレージが150GBへと拡大。こんな感じで僕の部屋もMacが自動で片付けてくれないかな。
MacもApple Payに対応。
macOSよりついにApple PayもMacbookに搭載。
Apple Payだからと言ってMacを持ち歩いて決済しろ、なんてことではなく、
Web上での買い物の支払いをApple Pay経由で支払えるようになります。買い物の際は手元のiPhoneのTouchIDに指を触れるだけ。これで買い物ができちゃうなんてカッコ良すぎます。
当初は上の9カ国でのみ利用可能とのこと。
日本も早く導入してくれ!利権とか知るか!
Picture in Picture
Macで再生中の動画を抜き出して、スクリーンにオーバーレイで固定できるという「Picture in Picture」。
画面を移動してもウィンドウを動かしても常に動画を画面の一部分に固定できるのでつまらない作業時の大きな味方になりますね。
ウィンドウにタブ機能追加
Macの純製アプリの一部にブラウザのような「タブ機能」が追加。
フリーアプリのXtraFinderのようなイメージでしょうか。
Siriを加えた8機能
そしてMacに初搭載のSiriを加えた上記の8機能が今回のアップデートの目玉となるものです。どれも目立った機能ではないですが、手堅くOSの利便性を底上げしています。
リリースは秋から
期待のos、macOSはiOSなどと同じく本日よりデベロッパー向けのものを配信開始。一般のユーザー元に届くのは秋口となります。
iOS10の発表内容はこちら
同じWWDCで発表されたiPhoneのOS「iOS10」についてもまとめの記事を書いておりますのでよければセットでどうぞ。
WWDC2016で発表された「iOS 10」の新機能まとめ!超便利な10個のアップデートがやってくる!