【賃貸DIYブログ】素人でもできる漆喰の塗り方講座キッチン編!現状復帰前提でカフェ風漆喰壁をあなたの家にも。
2015/11/01
これからは休日は日曜大工ブロガーとしてやってこうかと思います。
本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です!
これまで9回に渡って連載を続けてきた「賃貸DIY」シリーズも今回で記念すべき10回目!
キッチンを板張りにしたり、壁を塗って黒板にしたりと思い切ったDIYをやってきましたが今回のDIYはさらにワイルド!
なんと賃貸の壁を真っ白な漆喰で塗ってみました!
賃貸なのにそんなことして大丈夫…!?と思ったそこのアナタ。
大丈夫です。
もちろん今回も壁を傷つけず現状復帰を前提に考えて作りました。
どうしても賃貸の壁となると身構えてしまいがちですが、実は賃貸の壁を傷つけずに自分の思い通りに改装する方法があるんです。
というわけで今回は賃貸の壁を傷つけずにカフェ風の味のある漆喰壁を実現する方法を記事にしてお届けいたします。
実際の作業の様子を撮影しながら進めたので順を追って説明していきましょうか。
壁にベニヤ板を「タッカー」で貼って保護!
それではさっそく壁に漆喰を塗りはj…
ちょっと待った!
さすがに壁に直接というのは現状復帰という点を考えると危険すぎるのでまずは壁を保護するところから始めていきます。
先に言ってしまうと、「壁にベニヤ板を貼って保護していく」のですがその時に大活躍するのがこちら。
「タッカー」というDIY用アイテムです。
「タッカー」とは簡単に言うと強力なホッチキスと考えて頂ければ想像しやすいと思います。小さなホッチキスの針のようなものを使うので壁を傷つけることなく物を留めることができるという素晴らしい器具です。
東急ハンズに行くとこれを使って賃貸でもテレビを壁掛けにしたり棚を作ったりしている作例を紹介しているので気になったら今度の週末にちょっとのぞいてみてはいかがでしょうか。
値段もメチャクチャ安くて今は100均でも売っています。
僕は近所のホームセンターで300円くらいのものを買いましたが充分使えているので、お金も全然かからないというもの良いですね。
このタッカーを使ってベニヤ板をバチンバチンと壁に貼っていきます。
ベニヤ板は2mmの厚さのもので、壁一面を全てDIYする予定なのでネットで30枚を一度に注文しました。おかげで今ベニヤ板の塊で部屋が占拠されてます…。
アップにするとこんな感じ。
本当にホッチキスみたいですね。
同じ感じでどんどん壁にベニヤを張っていきます。
ここで、ただ壁に漆喰を塗るだけではつまらないなと思ったので、キッチン器具を収納できるように「棚」と「フック」を設置してみました。
ボンドを塗って、裏側からネジで留めた上でベニヤを張れば壁のどこにでも棚が作れてしまうので収納に困っている人は是非真似してみてください。
隙間が無いように次々とベニヤを張っていき、とりあえずキッチン部分はこれで終了。
細かい隙間はマスキングテープで塞ぎます。
フック用の板を二つ、調味料の棚を2つとトイレのドアの上にも棚を一つ作ってみました。
ここまでできたらいよいよ漆喰を塗る段階に移ります。
漆喰を混ぜよう!
さあお待ちかね!漆喰の登場です。
ホームセンターなどにいくと様々なタイプの漆喰があるのですが僕が選んだのはこちらの商品。
さわやかなお兄さんが目印の大容量の漆喰パックです。
選んだ理由は単純にコスパの良さですね。
塗りやすい硬さに予め練られているモノもあって本当はそのほうが綺麗に仕上がりやすいのですが少し値段が張るので、お金に余裕がある人はそちらを選んだほうが良いと思います。
これをバケツの中に少しずつ投入。勢い良く入れると「ぶわっっ」と粉が舞って息もできなくなるので慎重に。
水を入れるときですらも粉が舞うので漆喰を扱う際は常に気を払いながら作業するようにしましょう。
マスクがあればよかったなぁ(体験談
少しずつ水を混ぜながら漆喰を溶かしていきます。
漆喰と水だけよりも専用の「しっくいボンド」を使うと綺麗に仕上がりやすいとのことなのでこれも少し入れました。
漆喰の硬さに関しては感覚になってしまうのですが。僕は「生クリーム」くらいの硬さが一番塗りやすかったですね。玉が無くなりふわっふわになるまで混ぜて下さい。結構腕に来るよこの作業。
壁に漆喰を、塗る!!
いよいよこの時がやって来ました…!
ついに漆喰を壁に塗る時が!
このために壁にベニヤを張り、漆喰を混ぜてきたのです。
漆喰を塗る場合は画像のように「三種類のこて」があると便利。
セットでも1000円くらいなので3種類用意するようにしましょう。
コテの裏側(手と反対側)に少し漆喰を盛り、最初はうすーく伸ばしながら壁に塗っていきます。右利きの場合は左から右に手を動かしながら塗っていくと綺麗に塗りやすいです。
いい忘れましたが塗り始めるまえに汚れて困る部分はマスキングテープなどで保護しておくように。
ムラがあっても良いので薄く全体に伸ばしてきます。
最初は苦戦しましたが慣れてくるとスイスイ塗れるようになりました。
ちょっとコツをつかむと楽しい。
二回目は厚めに盛ってわざとムラを出しながら塗っていき、こんな感じになりました。
乾いてからマスキングテープをはがすとポロポロ崩れてしまうので完全に乾ききる前に剥がすように注意。
戸棚の右上のスペースも空いていたので同じようにベニヤで棚を作り漆喰を塗ってみました。
換気扇もむき出しだとちょっと雰囲気に合わないので同じ長さに切った角材を数本揃えてワトコオイルで塗装、両面テープでくっつけてみました。
そして…完成!
一連の作業でこの地味で冴えなかった賃貸のドアと壁が…
こんな感じのカフェ風キッチン&ドアに生まれ変わりました!
ドアには100均で買った木目シートとアイアンのデコレーションを使って雰囲気を変えてみました。
自炊が壁には棚とフックを付けて自炊がしやすいように、料理道具を吊るせるようにしてあります。
遠くからの写真だとよくわかりませんが近づいてみると独特の凹凸があって味がありますね。
角のあたりもわざと厚めに塗ってそれっぽい陰影を出してみました。
戸棚の横の何もなかったスペースにも、
こんな風に飾り棚を二つ付けてみました。
以上でキッチン関連のDIYは終了です。
最初の頃と比べて大分好みのキッチンに近づけることができました!満足満足。
もちろん僕は素人なのでここまでのDIYはGoogle先生と相談しながら。最初は漆喰なんてその道のプロじゃなきゃ塗れないんじゃないか…と不安でしたが、やってみたら意外としっかり塗れる上に思いの外楽しい。ここ最近は毎晩壁に漆喰を塗りつける毎日を過ごしていました。
「賃貸だから…」と諦めなければ、工夫次第で何でもできるのがDIYです。
今のお部屋に満足していない方は、毎週少しずつでもいいので手を動かしてみてください。
気づいたころにはぐっと自分の理想の部屋に近づいていると思いますよ。
今回はキッチンメインで塗っていきましたがもうすでに部屋の壁の8割くらいまで塗り終わっているのでまた次回記事にしてお届けしたいと思います。
次回も読みたい!という方がもしいましたら、いいね!やシェアをして頂けるととても励みになります(ง •̀_•́)ง‼
それでは来週の日曜日まで、お楽しみにー!