これが未来の付箋紙だ!貼るだけでデータを交換できる極薄シート「dataSTICKIES」が開発開始!
2014/04/22
本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です!
先日Macbookの容量を64GB以上もアップできるクールなmicroSDカードスロット「NiftyMiniDrive」という記事を書いて、「今はmicroSDでこんなにデータを保存しておけるのか…」と感心していたのも束の間、そんなmicroSDなんか目じゃないほどの”極薄”&”簡単に使える”新たなデータ保存デバイスの情報がインドから入ってきました。
「dataSTICKIES」というこのデバイス、何と”付箋紙”と同じくらいの厚さで、”貼る”だけでデータのやり取りができてしまうというとんでもない未来アイテムです。
まるで付箋紙!?「dataSTICKIES」
見てくださいこの光景を。
このディスプレイの前面に貼られているのが「dataSTICKES」です。
特殊な粘着素材が使われていて色々なところにぺたぺたと貼れて、この状態でもうデータ交換ができてしまうというからもう驚き。
これまでのUSBやmicroSDは専用のスロットを使う必要があったため、接続できる場所や数が制限されていましたが、これならどこでも、いくつでも貼れてしまうので「USBの裏表がわからなくてイライラする」みたいな原始的な悩みから人類は近い将来開放されるに違いない。
容量も選べる。
「dataSTICKIES」は保存できるデータの容量もいくつか段階が作られていて今のところ32GBまで保存可能とのこと。
透明なフィルム状の部分は“グラフェン” と呼ばれるナノ炭素材料を使っていてなんと「原子1つ分」の薄さでデータの読み書き保存ができてしまうという驚きの素材です。
これはスゴいなと思ったのが、例えば「8GB」と「32GB」の「dataSTICKIES」を重ねると「40GB」に容量が増えるという点。直感的なアイデアですが実際にこれができるってスゴいなぁ。ドラえもんのひみつ道具の世界にどんどん近づいてるわ。
開発者も「dataSTICKIES」を”直感的に使う”デバイスとして開発を進めているようで、例えば財布に家計簿情報を入れた「dataSTICKIES」を入れておく、日記に思い出の写真を入れた「dataSTICKIES」を貼っておくなど、より日常に根付いて行動と紐づくようなデバイスを目指しているようです。
将来的にはスマホに貼っただけでデータを読み書きできるようになるんじゃないかと思います。
5年後くらいには「旅行の写真、付箋に入れておくね―!」みたいな使い方で一般に普及している画が簡単に想像できるなぁ。
去年の「reddot design award」で賞も取ったこの製品、まだまだコンセプト段階のアイデアではありますがHUFFPOST TECHによると現在シートの表面上でのデータのやり取りには成功しているとのこと。きっと近い将来確実に来るアイテムなので今から楽しみに様子を見守ってようと思います。
参照元:dataSTICKIES – Design Concept for the next Generation of Data Portability,ロケットニュース24,DataSTICKIES USB Port Drives Are The Post-It Notes Of The Future