【ネタバレ】劇場版SPEC 結(クローズ)爻ノ篇のあらすじ・ストーリーまとめ。ちょっと風呂敷広げすぎたかな…|感想考察レビュー
2014/11/16
今日もNUMBER333をお読みいただきありがとうございます。PITE.(@infoNumber333)です。
一昨日の攻殻機動隊 ARISE border:2 Ghost Whispersに引き続き昨日は「劇場版SPEC 結(クローズ)爻ノ篇」を映画館で観てきました。そして今日はこれから「かぐや姫の物語」ともう一本映画を観てきます。なぜか今週は映画漬けです。
かぐや姫を見に行く前にささっと昨日観てきたSPECのあらすじと感想などをまとめておきます。一応ネタバレを含むのでこれから見る予定の方はお気をつけ下さい。映画を見る予定のない人はあらすじだけ掴んでおくと話の種にいいんじゃないでしょうか。
SPEC 結(クローズ)爻ノ篇あらすじ
前作で当麻が感染したシンプルプランのウイルスは実はありふれたインフルエンザウイルスだった。一同は安堵するが、疑問を抱いた当麻は推理の末、湯田(トウダ)の本名が「ユダ」(Judah)でありその正体がプロフェッサーJであると気付く。
同じ頃、本性を現したユダは警察病院で厳重に保護されているSPECホルダーたちのうち大人を虐殺、子供にウイルスを感染させる。子供たちには治療薬が効かず次々に死んでゆく。このウイルスは普通の人間とわずかにDNAの違うSPECホルダーだけに致死性を持つもので、インフルエンザに見せかけ極めて自然にSPECホルダーを殲滅するための兵器だったのだ。
当麻は瀬文の見守る中、ついに封じていたSPECを使ってしまう。当麻が開けた「穴」からは無数の八咫烏が飛び出し、烏と共に当麻は空を駆け、米軍基地内でのサブコード会議に乱入する。
この会議の中のユダの発言から、ガイアはひとつの大きな生命であり、SPECホルダーこそが元々ガイアに住んでいた「先人類」であるということが判明する。今、存在している人類は宇宙から流れ着いたアミノ酸から発展した外来種で、先人類を滅ぼして繁栄した種族だった。ユダやセカイ達先人類は人類を駆逐し先人類の下にガイアを取り戻すことが目的だった。
八咫烏は世界中で停電と事故を発生させ、基地で起こった大爆発を見ようと、警視庁屋上のアンテナに登った瀬文と吉川は、人類を滅ぼそうとするセカイと潤に遭遇する。
セカイは先人類復活のための「ソロモンの鍵」として当麻を操り屋上に呼び寄せるが、当麻は彼らの操作を拒絶し、これまで呼び出したSPECホルダー達と共にセカイに立ち向かう。
実は当麻たちはセカイの兄である卑弥呼の協力でセカイらの目を欺き、彼らの予定通りに起きた基地の爆発や核ミサイルの発射をホルダーたちの協力で停止していた。セカイは怒りにかられ、そのSPECで卑弥呼、里子、潤達を次々と消し、地上をマグマの噴出する火の海と化す。
次にセカイは当麻も消そうとするが、当麻はセカイのSPECを餃子ロボを鏡にして反射し彼らを冥界に堕とすことに成功する。
冷泉に貰った予言と卑弥呼の助言から、当麻は冥界との扉を繋ぐ左手と同様、右手には平行世界(パラレルワールド)を繋ぐ力があることを知る。
当麻は先人類を体内に取り込み、自分と共に葬り去ることを決意する。そして現れた瀬文に自分を撃ち殺すよう頼む。瀬文は来世で当麻に待つよう約束し、放たれた銃弾が彼女を撃ち抜いた瞬間、世界は何ごともなかったかのように元通りになった。
当麻の亡骸を前にした瀬文は、警官殺しの犯罪者として他の刑事たちに捕らえられリンチされる中で、空に浮かぶ当麻の姿を見る。
劇場版 SPEC〜結〜 – Wikipediaより一部抜粋、改変。
広げすぎた風呂敷。
今作は世界の滅亡を前に、映画一本の内大半の時間が屋上で会話をするシーンに費やされています。ほとんどがシナリオや種明かしを口頭で述べているだけなので観ていてあまり面白みがありませんでした。
「実はSPECホルダーの力でこの自体を予測して騙した」と当麻はドヤ顔でしたが、核戦争を防げたとしてもセカイの能力でほぼ世界は壊滅状態なのであまり意味はなかったような。
結末も最近多いループもので正直「またこのパターンか…」と思ってしまいました。瀬文だけ世界軸が変わっても当麻のことを覚えていたのは何故だったんでしょう。
あくまで個人的な感想ですがSPECはドラマのギャグを織り交ぜたテンポの良い展開が好きだったのですが、劇場版はシリアスな展開にギャグがミスマッチしていていまいち入り込めない、どちらのスタンスで観たらいいかわからないというのがこのもやもやの原因なのではないかなと思います。
ファンの方は別ですが、それほどのめり込んでいない人にはちょっときびしい作品ですね。あと、グロ注意。