ハロウィン用にポンデライオンのコスプレ(着ぐるみ)を作りました!製作過程を細かく解説。
2018/06/05
ハッピーハロウィーン!!
PITE.(@infoNumber333)です!
今年もやってきましたね!ハロウィンが!
実は僕にとってハロウィンはクリスマスやお正月と並ぶ、いやそれをも超える一大イベント。
毎年このハロウィンの度に友達と何かしらのコスプレを作ることが大きな年間行事の一つとなっています。
これは一昨年のハロウィンの画像。左が友達の怪人で僕は右のヒーローを作りました。
細部はぐだぐだになってしまいましたが一応タイバニのバーナビーをモチーフにしています。
ちなみに去年は土星のコスプレをしようと思ったのですが企画倒れに終わるという結果に…。
今年はしっかり作りました。
そして時は巡って2013年、昨年の雪辱を晴らすため、今回は気合を入れて作業をしました。
まず最初に考えたのは「何を作るか」だったのですが、これは割りとすぐに決まりました。
そう、ポンデライオンです。
ポンデライオンをテーマに選んだ主な理由は以下の点から。
・女子受けが良さそう。
・かぶらなさそう。
・簡単に作れそう。
・それなりに人気と知名度がある。
・女子受けが良さそう。
我ながら素晴らしい着眼点だと思います。
「なんでもとりあえず書いてみればいいんじゃない?」が当ブログのモットーなので、今回はそのポンデライオンのコスプレ(着ぐるみ)の製作過程を記事にしていきます。
正直需要があるかないかと言われたらないのですが、自分用のメモときっと一定数いるであろうポンデライオンファンのために筆を取ることにしました。
参考にしたいと言う方がいましたらご参考に。
ポンデライオン作り方①:材料
今回ポンデライオンの製作に使った材料は以下の通りです。
・発泡スチロール製の板(1800*900*30)を2枚
・”水性”の塗料(黄・赤・茶)
・カッターナイフ
・紙粘土(軽いやつ)✕8個
・新聞紙
・でんぷんのり
・木工用ボンド
・紙やすり
発泡スチロールは「軽い」「加工しやすい」「安い」という三要素を併せ持った素晴らしい材料。今回はこの発泡スチロールをベースに形を作っていきます。
発泡スチロールを整形するためにカッターナイフと紙やすりを使用。
細かな部分は紙粘土を使用して形を作ります。
また、発泡スチロールに直に塗装するとあまり良い質感にならないため表面には新聞紙を薄く張ることが必要。
材料費は諸々含めると5000円くらいだったでしょうか。
細かな注意点は製作過程を紹介しながら書いていきます。
とりあえず発泡スチロールすごい。
ポンデライオンの作り方②:ベースを作ろう
それでは実際に作り方を画像で見ながら紹介していきます。
まずはホームセンターで買ってきた発泡スチロールの板を復数の円状のパーツに切り分けます。この時自分の頭の大きさを計って縮尺をしっかり計算するように。
円状に切ったパーツを木工用ボンドで画像の用に貼り合わせます。
これが頭部の土台になります。
先ほどの発泡スチロールの塊をカッターナイフで大まかに削った後、紙やすりで球状に整形していきます。
粗めの紙やすりを一つ用意しておくと作業が早く進みますね。
ちなみにこの作業をするときに尋常じゃないアスベスト(白く細かい粉)が発生するのでマスクを着用することをおすすめします。
同じ容量でポンデライオンのたてがみ部分である「ポン・デ・リング」も作ります。楕円上の小さな球体を計8個製作。
ポンデライオンの作り方③:紙粘土で細かい所をゴニョゴニョ
続いてポンデライオンの細かなパーツを制作します。
まずは画像を見ながら各パーツの大体のアタリをつけていきます。
わぁ、一気にポンデライオンぽい。
先ほどのアタリに合わせて紙粘土を盛っていきます。
この紙粘土は100均で売っている安いやつを使いました。
ちなみに紙粘土には固まってから軽くなるやつとそのまま重いままのやつがあるのですが、僕は軽くなるやつをおすすめします。
重い粘土だと後で着用する際に付加がかかり体にもコスプレにも良くないからです。
とりあえずこれで顔部分の大方の基礎は完成しました。
続いてポン・デ・リング部分も紙粘土を使って間を埋めていきます。今回は強度が心配だったので中に針金を通しました。
発泡スチロールや紙粘土を使った製作はボンドなどが乾くのに時間がかかるのでここまで3日くらいの時間を要しています。もし作る場合は時間に余裕を持って。
ポンデライオンの作り方④:新聞紙で塗装の基礎を。
冒頭でも書きましたが、発泡スチロールに直に塗装すると塗料が乗りづらいので下地として新聞紙を貼っていきます。
でんぷん糊を水で薄めたものを使って新聞紙をひたひたにしながら表面に貼り付ける作業です。ここでしわができてしまうと完成時にみにくくなってしまうのでハケを使いながら丁寧に伸ばしていきましょう。
平面はわりと貼りやすいのですが、球面はシワができやすく苦労しました。
乾燥に結構時間がかかってしまうのでドライヤーを用意しておくと効率的に作業を進めることができます。
どのくらい新聞紙を貼るかについては目安はないで自分が満足行く程度まで重ねていきましょう。僕は結局時間がなくて一度全体的に貼っただけで終わりました。
ポンデライオンの作り方⑤:いよいよ塗装!
ようやくここまでやって来ました!後は塗装をすればほぼ制作完了です。大胆に、かつ慎重に進めていきましょう。
黄色の塗料で塗り塗り。
ここで注意すべきポイントは、
・”水性”の塗料を使う
・スプレーを使わない
の2点です。
まず、油性の塗料を使うと発泡スチロールが解けてしまいます。僕も一度失敗しましたがここまで作ってきた苦労が水の泡になってしまいかねないので必ず水性の塗料を使って塗装するようにして下さい。
また、今回の頭部は球体になっているのでスプレーは液ダレしやすくあまりオススメしません。僕はホームセンターで買った500円くらいの水性塗料で全体を塗りました。
同じように茶色の水性塗料でポン・デ・リングも塗っていきます。
ここもドライヤーが大活躍。
紙粘土で作った鼻と目の部分は別で塗装。
これでひと通り塗装は完了です。
塗装後の状態がこちら。
少しボコボコになってしまったのが心残りですが概ね上手くいったのではないでしょうか。
横からみた図がこちら。
まだ目は入れていません。
ポン・デ・リングはこんな感じになりました。
結合部が意外と違和感なく作れてよかった。
合体するとこう。
移動の事を考えてライオンとリングは取り外し可能な使用にしています。
ポンデライオンの作り方⑥:いよいよ装着!
頭部ができたのであとは身体部分のグッズを集めればもうポンデライオンの完成です!
この辺は思いっきり手抜きをしてドンキでプルートの着包みを買ってきました。これが実は一番高かった…。
この体をベースにして100均で買った黄色い手袋と原宿の390マートで買った黄色い靴を履けば完全なポンデライオンボディが完成します。
ポンデライオンの作り方⑦:いざ出陣!
完成したポンデライオンを引っさげて日本最大のハロウィンイベントKAWASAKI Halloween 2013に参加してきました!
狙い通り「ポンデライオンだ!」「ポンデリングだ!」「ミスドのやつだ!」と歓声を頂きちやほやされました。マジで子供に超大人気。
諸用で夜からの参加になってしまいましたが昼の部も参加したかったなぁ。
頭部は中に100均で買ったスポンジを詰めているのでフィット感抜群。多少激しい動きをしてもずれないようになっています。
友達のファラオとエアホッケーをしても無問題でした。
後ろから見るとこんな感じ。背中のでっぱりが気になりますねw
おわりに
以上、ポンデライオンのコスプレ(着ぐるみ)の作り方の紹介でした。
きっともう2度と書くことはないな。
基本的な作り方自体はこんな感じなので着ぐるみとかハリボテつくってみようかなという方は参考にしてみて下さい。例えばクリスマスに向けてコスプレ作ってみるとか。
たぶん来年も何かしら友達とコスプレ作る予定なので、また来年をお楽しみに!
それでは皆さん良いハロウィンを!