「PRESS BUTTER SAND」の写真展「まっすぐ伝わる」を銀座を楽しむ”きっかけ”に。【PR】
今年のゴールデンウィーク、何をしようかな。
未だかつてない大型連休を控えた2019年春、GW前最後の平日を過ごす日本人が思い浮かべている疑問なのではないでしょうか。
旅行に発つ人、家でまったりする人、久々の友人と再開する人。過ごし方は人それぞれ。
僕はというとGWの混雑の予感に尻込みをしてしまい、遠出はせずゆっくりと東京近郊の街を歩いてみようと考えています。
いつも見慣れた街でも何か一つだけ、いつもと違う目的があればその日は特別な一日に変わる。
そしてその目的はちょっとした”きっかけ”程度でいいのです。
PRESS BUTTER SANDの写真展「まっすぐ伝わる」へ。
そのちょっとした”きっかけ”をいただき今日は銀座へやってきました。
皆さんは「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」というお洒落なお菓子をご存知でしょうか。
北海道にルーツを持ち、今の時代の新しいお菓子作りに挑むBAKE Inc.の看板商品。その洗練されたビジュアルと美味しさからInstagramでも多数のファンを持つ、今大人気のお菓子。
・PRESS BUTTER SAND / プレスバターサンドさん – Instagram
ミニマルでセンスの良いパッケージの力もあり、僕自身友人知人、取引先の手土産として何度か持たせていただいたこともあります。
そんな「PRESS BUTTER SAND」を世に送り出し続けているBAKE Inc.さんから「PRESS BUTTER SAND」の写真展をやるよ!ということでお誘いをいただいたのが、今日の”きっかけ”。
写真展のついでに銀座の街を巡ろうと足を伸ばしてみることに。
銀座一丁目、20番地。
銀座の街は面白いもので、高層ビルが立ち並ぶ中に急にぽつんと古めかしく歴史を感じる建物と出会うことがあります。
今回の写真展の会場もそんな建物の一つ。
「MUSEE GINZA」という東京大空襲を生き延び、90年の永きに渡り銀座の大通りを見守り続けているビルを改装して作られたギャラリーが写真展の会場として選ばれています。
高層タワー計画による取り壊しを阻止し、アートの力で歴史的な建築を保存、継承していくという想いで運営されているこのギャラリー。デザインにこだわりの詰まった「PRESS BUTTER SAND」が選ぶ会場としてはこの上ない場所でしょう。
写真展の会場はこちらの扉から続く階段を登って。
ドアの前の立て看板が目印です。
入り口のドアを開けると階段。
階段を一段ずつ登っていくと正方形の「PRESS BUTTER SAND」の写真達が。
どの写真も「PRESS BUTTER SAND」を中心とした人が見えるような、それでいて洗練された美しさも感じられる写真。
雑誌の1ページかと見間違うようなカットが続きます。
階段をさらに上り2階に着くとスタッフさんがお出迎え。
来場者特典として、通常版と宇治抹茶味のバターサンドの試食をいただきました。数量限定だそうですが、宇治抹茶味は京都限定なので東京で食べられるのは嬉しいですね。
ギャラリーのスタッフさんが着ているのは、店舗の制服をイメージしたワークコート。普通に可愛くて思わず僕もどこで売っているのか聞いてしまいました。
二名の写真家による作品
今回の写真展、「まっすぐ伝わる」は「PRESS BUTTER SAND」発売2周年を記念するイベントで、ブランドの世界観を広げる二名の写真家による作品を展示。
内一名はニューヨークでグラフィックを学び、様々な作家アーティストの撮影を行うフォトグラファー、小笠原孝一氏。
自然やストリートとアートを融合させた、神秘的でいてどこか懐かしい世界観の中に「PRESS BUTTER SAND」が溶け込んでいました。
もう一名の写真家は、ロシア・モスクワ出身のフォトグラファー、Yulia Skogoreva氏。
人間の持つ身体の動き、形の美しさに着目し日本とロシアを股にかけ活躍するフリーのフォトグラファーです。
今回の写真展でも「PRESS BUTTER SAND」の色と形状を利用し、一枚のアートの中で昇華されていました。
会場の写真はポストカードとして配布もしているので、気に入った作品があれば家に持って帰って楽しむことも出来ました。
会場ではInstagram上で募集した「PRESS BUTTER SAND」ファンからの写真の中から選ばれた作品も投影で展示。
「PRESS BUTTER SAND」がどんな人々に愛されているのかが伝わってくるような写真がふわりと捲られていきます。
「PRESS BUTTER SAND」のコンセプトの力強さ
会場の中にはうず高く積まれた「PRESS BUTTER SAND」のパッケージが。積むだけでまるでインスタレーションアートのような様相。
電源コードのような小物まできちんとカラーリングを合わせている隙のなさにグッと来ました。
中身はもちろんですが個人的に「PRESS BUTTER SAND」の魅力はこのパッケージにあると思っているんですよね。
まるで工業製品の図面。
スペックが書かれた、およそお菓子が入っているとは想像もつかない無機質なパッケージ。
なぜこのような業界のスタンダードから離れたデザインを生むことができたのだろうか…。
そんな「PRESS BUTTER SAND」の開発秘話や考えについても会場の中で触れることができます。
「PRESS BUTTER SAND」はその名前の通り、1組の鉄板ではさみ、プレスして作られたバターサンド。
サンドが出来上がる過程の「鉄・プレス・熱」というモチーフから、製品のデザインテーマを「インダストリアル」と決め、店舗・パッケージ・Webデザイン全てに落とし込んでいき今の世界観を確立していったとのこと。
コアのコンセプトを決め、まっすぐに体現しているその姿勢には同じくモノづくりをしている者として憧れがありますね。
「PRESS BUTTER SAND」の格好良さの根源に触れることができた気がします。
アートに囲まれたMUSEE GINZA
今回の会場「MUSEE GINZA」の中にはISSEY MIYAKEやユニクロとのコラボで知られる、ニューヨーク在中の日本人アーティスト山口暦の現代アートが展示をされています。
計算され尽くした色彩を立体的に重ね、描かれたグラフィティアート。
photo:via THE BAKE MAGAZINE
実はこの山口歴氏とBAKEの間にも関わりがあり、別商品の「BAKE CHEESE TART」のパッケージで過去にコラボをしているんですね。
こんな格好良いお菓子、果たして他にあるのだろうか…。
これ差し入れに持って現れたらめちゃめちゃセンス良い。
会場から帰る際の階段の降り際も注目。
電灯一つ、青一色で塗られた空間。
歴史ある建築に散りばめられた遊び心に感心しながら会場を後に。
ポストカード二枚とアンケートの案内カードを鞄に詰めて銀座の街へと戻ります。
一冊の本を売る本屋「森岡書店」
ギャラリーのスタッフさんに「ご予定が無いなら近くにお勧めの場所がありますよ」と教えてもらい、次に向かったのは写真展の会場から歩いて3分のこれまた歴史を感じる雑居ビル。
こちらは「一冊の本だけを売る」という実に面白いテーマを掲げる本屋さん「森岡書店」。
その「一冊」は期間毎に変わり、店内ではその一冊の本に関連する作品や写真、アートが展示をされています。
この日売られていた一冊は、人気刺繍作家a t s u m iさんの「刺繍博物図」。
「博物画のような図案」をテーマとし、木や葉、花、魚に貝、鉱石、雪の結晶など、理科系のモチーフを集め刺繍で表現をした一冊です。
パラパラとページを捲って驚いたのは、その印刷の精細さ。本の中に布のページがあってそこに本当に刺繍が施されているのではないかと錯覚してしまうほどのリアルさがありました。この本スゴい。
金曜の午前中だというのに書店は大盛況。atsumiさんのファンの方々が嬉々として展示を楽しんでいました。
もっぱらお花柄で塗りつぶされていた僕の中の刺繍のイメージでしたが、展示されていた刺繍は虫やキノコなどの独特なモチーフ。
と思いきや手帳に書き込まれたイラストのようなファンシーな刺繍も。これとても可愛いな…。
展示には小さなルーペが置いてあり、刺繍の上に置いて中を覗き込むと…
点のような刺繍の縫い目の一つひとつをくっきりと眺めることができます。
こんな細かな作業を繰り返して図が描かれていると思うと気が遠くなりますね…。
この日の店主は作家のatsumiさん。
実は以前、「PRESS BUTTER SAND」を運営するBAKE Inc.展開するスイートポテトパイ専門店「POGG」で刺繍のワークショップをatsumiさんがされたことがあり、その繋がりで今回この森岡書店でのイベントを教えてもらえたんですね。
・POGG初のワークショップを開催!ゲストは刺繍作家atsumiさん(イベントレポート) | THE BAKE MAGAZINE
写真展を”きっかけ”に素敵な本屋さんと、全く関わりの無かった刺繍の世界に触れることができました。
銀座の街を、ぶらり。
せっかく銀座に来たのだし、ということでついでに気になっていたお店をいくつか散策。
ちょうどお昼時だったので、昨年OPENしたばかりの「牛椀 紀尾井坂」さんへ。銀座吉兆の代表取締役が監修する新しい牛丼屋さんです。
看板メニューはこちらのすき焼き丼。割り下で味付けられた和牛を卵と絡ませ、ご飯と一緒にかき込む極上の一椀。至福…。
続いて最近オープンして話題の「MUJI HOTEL GINZA」へもふらり。
建物の上部が宿泊施設、下部が無印良品になっているという構造で、その間を繋ぐラウンジスペースでは本とドリンクを楽しめるくつろぎ空間が。
東京にいると中々泊まる機会がありませんが、何かの理由を付けて一度利用してみたいものです。
朝から昼下がりまで、ぐるりと銀座を楽しんだ後は帰る前に銀座三越に寄り道。
せっかくなので今日銀座へ来た”きっかけ”をくれた「PRESS BUTTER SAND」を買って帰ろうということでお店に足を運んでみました。4/24(水)〜5/7(火)の間、期間限定で銀座三越でも買えるそうです。
一箱だけお願いし、手提げに入れて帰ってきました。
この「PRESS BUTTER SAND」は自分のためではなくて、誰かのためのお土産として。
まだ誰に渡すかは決めていないけれど、この「PRESS BUTTER SAND」がGWに誰かに会いに行く”きっかけ”になったらいいな。
写真展を、楽しみの”きっかけ”に。
というわけで、僕が銀座へ行くきっかけになった「PRESS BUTTER SAND」の写真展、「まっすぐ伝わる」。
人気により既に予約の試食のお取り置きチケットは全て希望者の手に渡ってしまったようですが、チケット無しでも誰でも気軽に来場可能とのことなのでこの記事を読んで気になったという方は覗いてみて下さい。
開催期間は2019/4/26~2019/4/28の三日間。GWを楽しく走り出す最初の”きっかけ”として足を運んでみてはいかがでしょうか。
会場住所
会期 | 2019/4/26~2019/4/28 |
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住所 | MUSEE GINZA 中央区銀座1-20-17川崎ビル |
OPEN | 11:00〜19:00(最終日15:00) |