小さい、軽い、使いやすいの三拍子。Velbonのカメラ用三脚「ULTREK UT-3AR」に出会えてよかった。
2019/03/12
最近動画の撮影を始めたこともありまして、カメラ用の三脚を色々と物色しています。
僕が使っているα7 RⅢは手ぶれ補正が強力なので写真の撮影であればほぼ三脚を使わずとも事足りてしまうのですが、動画の場合はもはや必須というか無いと成り立たないレベルなんですよね。
使用の頻度も増えたのでキチンとしたモノを揃えようと探してみたところ、先日ふらっと行ったCP+というカメラのイベントで軽くて小さくて安定感もあるVelbonの新製品を見つけることができましたので本日はこちらご紹介。様々な面で今とても満足をしている1本です。
Velbonのコンパクト三脚「ULTREK UT-3AR」
今回手に取ったのは「ULTREK UT-3AR」というベルボンのという新製品。今年の3月に発売されたばかりの最新モデルです。
まずこの「ULTREK UT-3AR」の良いところは折りたたんだ際のコンパクトさ。雲台部分を挟むように折り返すので通常の三脚よりも畳んだ時に全長が短くなるように設計されています。
そして素材にアルミを使い、軽さも786gグラムとこのサイズ感の三脚としてはなかなか軽量。 小さめのバックパックでも縦に真っ直ぐ収納することができるのは嬉しいですね。
基本は家の中での撮影用途ということで購入しましたが、月に1回くらいは鞄に詰めて持ち運ぶことがあるのでこの小ささ軽さはやはり魅力的。
最大135.5センチの高さ
使用する際はぐるっと足の部分を折り返して、
雲台と逆方向に伸ばしていきます。
畳めばコンパクトなのにも関わらず、最大まで脚を伸ばした時の高さは 135.5センチと充分な高さを担保してくれます。テーブルフォトなどは少し上からの角度で撮影することが多いので、背は高ければ高いほどありがたいですよね。
回して締める「ウルトラロック式」を採用
この三脚の脚には「ウルトラロック」という機構が採用されていて、伸ばした脚をくるっと回してひねるだけで長さの固定が可能。
今まで僕が使っていた三脚は脚の節部分に一つずつレバーが付いていて「パチン」と留めて固定する形式のものでした。これだと足を最大まで伸ばすと一本あたり3箇所、3本だと合計9箇所のレバーを留めなければいけなかったので、出したり戻したりがちょっと煩わしかったんですよね。
でもこのウルトラロック式なら一本の足に対して1回の動作で固定することができるのでより素早く足を展開することが可能。
見た目もすっきりしますし、僕はこの固定方式とても気に入っています。
雲台はアルカスイス
僕がこの「ULTREK UT-3AR」を購入するポイントになったのは雲台にアルカスイス式の機構が搭載されているという点でした。
「アルカスイス」というのは三脚メーカーの名前で、安定力・固定力の高い雲台の設計に定評があります。そしてその「アルカスイス」の雲台部分が次第に模倣され、互換性のある雲台が様々なメーカーから発売されるようになりました。
通常安価な三脚は「クイックシュー方式」と呼ばれるプレートの固定方法が多いのですが、各社毎にこの規格が違うので三脚を変えるたびに毎度プレートを付け替えなければいけないんですよね。
僕の自宅とオフィスには三脚が合わせて3台あるのですが、その付替えが面倒だったので今回互換性の高いアルカスイス式に統一することにしました。
他の三脚をアルカスイス式に変える方法はまた次の機会に記事にしていきたいと思いますので気になる方はお楽しみに。
あとこの「アルカスイス式」のプレートはクイックシュー型に比べて薄型の造りなので、カメラに付けっぱなしでも気にならないというのも大きいです。
雲台はボール式で角度は自在。90度直角にも曲がるので縦構図での撮影も可能です。
全ての機能をバランス良く追求した一本
という訳で簡単にですが、今回Velbonのカメラ用三脚「ULTREK UT-3AR」についてレビューを書いてみました。
小さい、軽い、使いやすいという大事な三拍子が揃った非常にバランスの取れた一本。自宅用にも持ち歩きにも、満足の行く三脚にようやく出会うことができましたね。
「ULTREK UT-3AR」の使い方を1分ほどでまとめた動画も作っていますので、使用感を詳しく見たい方は併せてご覧になってみて下さい。