ハブと融合したモバイルバッテリーの次のカタチ。「Anker PowerCore+ 19000 PD」
Macbook、iPhone、USB-C対応のハブ、そしてモバイルバッテリー。
これらは僕の日常生活において必要不可欠なモノ達で、どこへ行くにも鞄の中に入っている基盤のセットです。
これだけあればいつでもどこでも大抵の仕事ができてしまう、僕の中の「最小構成」だと思っていたのですが、ついにその構成に変化が生まれるのではないかと感じた面白い試みのアイテムをご提供いただいたので今日はそちらをご紹介。
Anker「Anker PowerCore+ 19000 PD」
そのアイテムというのがこちらの「Anker PowerCore+ 19000 PD」というAnkerから発売されたモバイルバッテリー。
これまで多くのバッテリー製品を出してきたAnkerですが、このモデルにはバッテリーの概念を変える新たな機能が搭載されています。
ポートは2種類
その新機能の紹介をする前に、まずは「Anker PowerCore+ 19000 PD」の基本機能をご紹介。
このモバイルバッテリーに付いているポートはUSB-Aが2つとUSB-Cが1つ。USB-CのポートはPowerDeliveryに対応していて27Wでの高速充電が可能です。
電池の残量は本体表面のインジケータで確認できます。今回表にメタル素材が使われており、間から覗く光に高級感が宿ります。
19000mAhの大容量
このバッテリー、19000mAhというとても大きな電力を貯め込むことができ、Macbookをまる1回分充電できてしまうという強者。
これがあれば一日中どこでも移動しながら作業を続けることができますね。
iPhone XSならこのバッテリー1台で5回分充電できるので、2〜3泊の旅行なら電源切れの心配なく楽しむことができます。何なら友達の分のiPhoneまで充電できてしまうくらい。
USBのハブになるバッテリー!
そしてようやく本題、「Anker PowerCore+ 19000 PD」に搭載された新機能というのはUSBのハブ機能。
このバッテリーを介して、USB機器をPCに繋ぐことができるのです。USBのメモリを挿したり、iPhoneを同期したりと周辺機器との接続を助けてくれる機能を持ったバッテリーなのです。
なのでイメージとしては今まで持ち運んでいた「モバイルバッテリー」と「ハブ」がひとまとめになって、
こうなった感じ。持ち運ぶモノのジャンルが一つ減りました。
ただ、実際のところはSDカードリーダーやHDMIなどUSB-A以外にも必要なポートがあるのでまだまだ実用性は低いですが、この試みは非常に面白いんじゃないかと思います。
個人的にはこのバッテリーの半分くらいの大きさ・電力で、各種ポートを搭載したハブ兼用バッテリーが出たら秒速でポチる自信がありますね。
今後はこのようなバッテリー+〇〇と言った複数機能を持ち合わせたガジェットが主流になってくるのではないかと思います。
30Wの充電器も付属
さらに充電用に30WのUSB-C対応ACアダプタがついてくるので、Macbookをお使いの方は予備が増えてお得。
家用と持ち運び用で2つのアダプタを用意しておくと出し入れが必要なく快適ですよ。
バッテリーの次のカタチ
モバイルバッテリーの小型化が始まったことにより、今後は電力供給以外の機能を持ち合わせた第二のバッテリーが生まれてくるのではないか、と今後の期待を持たせてくれる「Anker PowerCore+ 19000 PD」。
電話でありメモ帳でありゲーム機であるスマートフォンが生まれたように、バッテリーも複合デバイスとして新たなカタチに進化する過程に今あるのだと思います。
動画もあるよ
今回合わせて動画でもレビューをご用意しておりますので、合わせてご覧になっていただけたらとてもとても嬉しいです!
関連:宇宙から来た新素材「GaN」
同じくAnkerから最近発売された「GaN」という新素材を使った超小型の充電器を関連で紹介しておきます。最近またこの分野の進歩が凄まじいですね。
Macbook用超小型USB-C充電器「Anker PowerPort Atom PD 1」