動画撮影の始めの一歩用マイク「RODE VideoMicro」
ブロガー、Youtuber、ツイッタラーにインスタグラマー。
「インフルエンサー」と一口に言っても一つ横の世界を覗けば知らない人たちが山のようにいて、その一つの世界の奥の深さも谷のよう。
これだけ多くの才能ある努力家が世に溢れている今、何か新しいことを始めようと思ってもライバルの多さと目標との遠さに足が竦んでしまうという人も少なくないでしょう。
でも意外とやってみたらできるかも知れないし、始めただけで他の「やってみたいな」と思っている数千人、数万人の人たちから抜け出すことができる。大事なのは最初の一歩と、歩き続けること。
なので僕は「最初の一歩」のフットワークだけは羽のように軽くするように心がけています。何でもやってみなきゃ始まらないしわからない。やったら始まるし、わかる。
動画の撮影を少しずつ。
その「とりあえずやってみよう」精神の一環で、最近は動画をもうちょっとだけ頑張ってみようかなと思っています。
正直僕は文章好きですしあんまりYoutubeとか見ないので、動画のどういうところが良いのか悪いのかわかりません。だからこそやってみようと思いまして。
正直僕が持っている機材(SONY α7R3)は十分動画撮影機としても優秀な一台なのでこれを使わないのも勿体無いなと。
外付けのコンパクトなマイクを買いました。
カメラとレンズに関しては十分一線で通用するレベルのモノが揃っていますが、動画には写真と違って「音声」が付いてきます。
「音声」に関してはドリップラジオを経験して、外付けマイクの重要性を知りました。ラジオも「とりあえずやってみよう」で始めたことですが、こうして少しずつ自分の血肉になっているような気がします。
内蔵のマイクと外付けのマイクでは大きく差が出るのではないかと思い、今回外付けマイクのエントリー機として有名なRODE VideoMicroを購入してみました。
RODE VideoMicro レビュー
RODE VideoMicroはスタジオ・ライブ・ロケの収録用音響機材の大手メーカー「RODE」が出している入門編のマイクです。
カメラに接続して使う外付けマイクの中でもかなり小型で持ち運びが非常に楽な一本。極力持ち物はコンパクトな構成にしたいので丁度良いと思いAmazonで購入したらその日の内に届きました。Amazonすごい。
RODE VideoMicroの本体はこの小さな円柱状のマイクです。
正面一方向の音声を集中的に拾い、周りの雑音を消してくれる指向性の高いマイク。野外や人混みで被写体の音声を拾う際に役立ってくれます。
カメラに接続する際はこちらのショックマウントに乗せて接続します。このマウントがカメラから伝わる衝撃を吸収してくれるので、振動によるノイズも防ぐことができます。
設置はカメラのシューの部分に差し込んで、くるくるとつまみを回せば完了。
接続は付属のオーディオケーブルをカメラのマイク端子に挿し込むだけ。電源をカメラ本体から撮ってくれるので電池が必要ないというのがまた便利ですね。
その分カメラの電池消耗が早まるので長時間の撮影時は気をつけましょう。
野外で風の強い日に撮影する場合は風切音を防ぐようにもふもふの風防が付いています。これ気持ち良いからついつい触っちゃう。
α7に乗せてみた状態がこちら。メカメカしくて格好良いですね…!フルアーマーガンダム的な男のロマンを感じます。
RODE VideoMicroを使って動画を撮ってみました
というわけで早速夏の休日を利用して動画を一本撮ってみました。
音がわかりやすいかと思い細々とした自分用の趣味としてやっているギターを録音しています。演奏はお聞き苦しいところが多々ありますが、こんな感じで撮れるよというのを感じてもらえれば。
今回は室内で動画を撮影しながら録音しましたが、音の拾い方は優秀ですね。かなり細かい音まで撮ってくれているような気がします。逆に拾いすぎて音量が大きくならないように注意。
感度が良い分「サーッ」っというホワイトノイズも感じるのがちょっと良くないポイント。僕の録音の仕方が未熟なせいもあると思うのでそのあたりは学びながら見極めて行こうと思います。
内蔵マイクとRODE VideoMicroを比較
より外付けマイクの効果を感じてもらいやすくするために内蔵マイクとRODE VideoMicroの音声を比較する動画も作ってみました。
内蔵もなかなか悪くないというか、良い意味でフラットな音声を撮れているような気がします。
それでもやはりRODE VideoMicroの音声の方が広がりと奥行きを感じますね。ギターの響きや低音はRODE VideoMicroの方が優秀です。
広がる分音が混ざり合ってぼやけてしまうような感覚もあるので、ここも今後撮影しながら慣れていければと。
始めの一歩の背中を押すマイク
というわけで動画撮影用に購入したマイクRODE VideoMicroのご紹介でした。
価格的にもサイズ的にも使い方的にもハードルが低くて最初の一つとして手を出しやすいマイクです。その割にクオリティも必要十分良いラインで担保してくれるので、しばらくはこれを使ってみようと思います。
「内臓マイクでもいいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、やっぱりこうやって見える形で”マイク”をつけるとそれだけで「撮ってる」「撮られている」感覚があるんですよね。
モノの効用は決して機能だけではありません。その人の気持ちを演出し盛り上げるというのも重要な役割です。
ステップアップするタイミングが来たらまた買い換えればいいですし、新しい技術や趣味に出会える投資として考えたら安いもの。
「始めの一歩」の背中を押してくれる小さな羅針盤。