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“漢の子”に贈るド王道バトルアニメ「バケモノの子」。ネタバレ無し感想・レビュー

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実は公開日に観てました。

本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます。Piteです。

「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」に続く細田守監督アニメ映画第4作、「バケモノの子」
ずっと前から楽しみにしていた作品だったので公開日を狙って早速映画館で観て参りました。

その割に記事を書くのが遅れてしまってアレなんですが、せっかくなのでまだ余韻が残っているうちに見終わっての感想・レビューを残しておこうと思います。

この映画は一言で言うと「漢の子に贈るド王道バトルアニメ」

これから成長するであろう少年と、少年の気持ちを忘れない大人の男子にオススメしたい熱い映画となっております。

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映画「バケモノの子」あらすじ

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母を失くし一人渋谷の町を彷徨う9歳の少年・蓮。
暗がりでうずくまる彼に声をかけたのは「熊徹」となのる熊のバケモノ(獣人)だった。
そのバケモノの後を追う内に蓮はバケモノの世界「渋天街」へと迷い込んでしまう。

人間の世界に戻ろうとする蓮だが、やがて「熊徹」の『強さ』に惹かれ彼の弟子になることを決意する。
9歳であることから「九太」と名付けられた少年は「熊徹」といがみ合いながらも絆を深め、バケモノの世界の住人としての生活を送っていくことになった。

そして月日は流れ逞しい青年へと成長した九太は偶然元の人間の世界へと戻ってしまい、ある一人の少女「楓」と出会う事になる—

悩みを抱え、自分の事を「弱い」と思い込んでいる少年が異世界へとワープし、修行をして強くなるという超王道少年向けマンガのようなストーリーの本作。

よく見る骨組みではあるんですが、長きに渡る間世の男子たちに愛されてきたフレームなだけあって確実に熱くさせてくれる作品です。本作が通常の王道作品と異なる点は「師弟の関係」。一般的な作品に登場する「師匠」は絶対的な強者であり主人公が憧れる模範的な存在だと思いますが、「バケモノの子」に登場する師匠「熊徹」は強くはあるものの欠点も同じくらい多い、”模範的”という言葉とは程遠い人間、もといバケモノです。

この「不完全」な師匠というのがなかなかどうして悪くなく、弟子と「共に成長する」という新しい師弟の関係を描き出しています。最初はいがみ合いながらも共に過ごした月日の分だけ絆を強めていく九太と熊徹。この過程でまず一笑いと一泣きできちゃうんじゃないでしょうか。少年が強くなる姿というのはいつ見ても良いものです。

そして「熊徹」は「九太」にとって師であり、同時に親代わりの存在でもあります。
しかし乱暴な熊徹だけでは親としての役目を全うできないので陰から九太を支えるのが、猿のバケモノ「多々良」と豚のバケモノ「百秋坊」の二人です。

彼ら三人の愛情を受けながらすくすくと育つ九太。
タイトルが「熊徹の子」ではなく「バケモノの子」になっているのはこの三人全員が「親」代わりだからという意味も込められているのでしょう。

そしてさらに、本編を見れば「バケモノの子」というタイトルが持つもう一つの意味も分かるはず。

恋愛要素はやや薄め。楓は可愛い。


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「細田守」と言えば「時をかける少女」「サマーウォーズ」のような甘酸っぱいフレッシュな恋愛を思い浮かべる人も多いと思います。

もちろん今回の「バケモノの子」も女子高生「楓」との恋愛はあるものの上記2作に比べると色恋の要素は少なめな印象です。
やはりメインは「親子・師弟の絆」に焦点を当てて作られている作品でした。
なので恋愛目当てで見に行くとちょっと拍子抜けするかも。

それでもやっぱり細田守監督のアニメに出てくる女の子はとにかく可愛い。
何と言うか他のアニメとは違う「透明感」「みずみずしさ」があるような気がするんですよねー。
今作の「楓」も真琴や夏希に決して負けない良ヒロインでした。

劇中音楽がとにかく素晴らしい。


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ストーリーに関しては、あけっぴろげに言うと良くも悪くも「普通」で安定感のある代わりにどこか物足りなさも感じる出来でしたが、諸手を上げて賞賛したいのは劇中に使われている「音楽」。

高木正勝さん作曲の素晴らしいオーケストラによる「音」がオープニングの始めからとにかく気持ちを昂らせてくれます。
渋天街に迷い込むシーンでは「不安と期待」を、宿敵とのバトルシーンでは「情熱と興奮」を、楓との触れ合いの時間は「淡い恋心」をそれぞれ最高のサウンドで演出してくれます。

これだけでも映画館で見る価値ありますよ本当に。
「バケモノの子」は絵も素晴らしいですがそれ以上に「音」で作品に惹き込まれます。

ド王道な少年向けバトル映画


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先にも書きましたが、「バケモノの子」は王道バトル映画。これに尽きます。
修行・恋愛・強敵との戦い、そして成長という少年(とその気持ちを忘れない大人)の大好きな要素が詰まった本作。
ジャンプやマガジンが好きな男子なら間違いなく楽しめる作品です。
あと「ベストキッド」が好きなお父さん世代にもたまらないでしょうね。

最後の結末も「そうきたかー」となる伏線が効いているので、見て損はない映画だと思います。

友達と、息子さんと是非見に行ってみてください。



Pite(@infoNumber333)はこう思うよ。
初めて見た細田守監督の作品は「ぼくらのウォーゲーム」なので、もう15年来の付き合いというわけですね…。休日の朝デジモン見てた頃が懐かしいっす。
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