金沢一のオススメ観光スポット「武家屋敷跡野村家」日本で三本の指に入る美しき庭園。
こんな綺麗なお庭、初めて見ました。
本日も“monograph”をお読みいただきありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
前回記事でも書きましたが、今年のGWは北陸新幹線開通にあやかって、金沢に行ってまいりました。
風情溢れるひがし茶屋街の和カフェに行ってみたり、自転車に乗ってみたりと休日を目一杯満喫したのですが、今振り返ってみて金沢旅行の中で一番「行ってよかったな」と思ったのが今回ご紹介する「武家屋敷跡野村家」。
金沢でどこが一番オススメ?と聞かれたら僕はここを推したいと思います。
風情ある街並みの香林坊・長町エリア
金沢駅から南東方向に歩いていくと、次第に家々の周りが土塀で囲まれた街並みが現れます。ここは「香林坊・長町」と呼ばれるエリアで、古くから残っている建造物がたくさんあるのが特徴です。
瓦屋根の土塀と石畳が何とも風情があります。
通る風も涼しげで初夏に訪れるには最高でした。
武家屋敷跡野村家
そして今回オススメしたいのが「香林坊・長町エリア」の中にある「武家屋敷跡野村家」という観光スポット。
名前の通り「野村伝兵衛」という武士が昔住んでいた屋敷跡で、2009年にミシュランにて2つ星獲得、過去には米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」誌で日本第3位という輝かしい称号を持つ庭園が有名です。
この経歴を聞くとハードルが相当上がってきますが、果たして本当にそれだけの価値・魅力がある庭園なのでしょうか。
ありました…。(放心)
京都で沢山の美しい庭園を見てきた僕ですが、それを遥かに上回る美しさ・完成度の庭がそこにありました。
生い茂る新緑の中に所々色を加えてくれる花々。
バランス良く配置された石灯籠。
心地よい流音で涼しさを感じさせてくれる水路。
どれを取っても圧倒されました。
特に水路の構造とかすごいんですよ、もう。
上下の方向に立体的に作られていて一つの庭の中でも複数の水のブロックが存在してるんです。
そのブロックの一つ一つで流れの早さや泳ぐ魚が異なっていて見てて飽きることがありません。
どうやって設計したんだろう、昔の人頭いいなー。
そして最上段の水路(池)は屋敷の縁側すれすれのところまで水が貼られているので、まるで屋敷が池の中に浮かんでいるような錯覚に陥ります。
池の中には鮮やかな発色の鯉が優雅に泳ぎまわり、緑の庭園に更に色を添えます。
僕が行ったのは5月初旬でしたが、きっと紅葉の季節に来ても楽しめるはず。今度は時期を改めて再訪したいと思います。
「野村家」は階段を登り二階から庭を眺めることもできます。
こんな素晴らしい庭園を持っていたら当時の武士の間ではさぞかし鼻が高かったことでしょう。今で言うディズニーランドくらいの価値が当時あったんじゃないでしょうか。
看板・評判に偽りなし。
ミシュラン2つ星・日本第3位の称号を持つ「武家屋敷跡野村家」ですが、その看板に偽り無しの素晴らしい庭園でした。
金沢をまた訪れるならもう一度ここに来たい、誰かにオススメを聞かれたならここを紹介したいと一番に思う場所です。
刺激的でバイブスぶち上がるあげぽよな場所を紹介してというのであれば話は別ですが、金沢らしい風情のある落ち着いた場所を求めているという方には是非訪れてほしいと思います。