ベン・スティラー主演映画「LIFE!」ネタバレ無し感想レビュー・あらすじ カット全てが”画”になるわ。
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PITE.(@infoNumber333)です。
今日は楽しみにしていた映画「LIFE!」の公開日だったので池袋でレイトショーを観てきました。予告編を観た時から良作の予感を感じていましたがその通り、心をぐっと揺さぶられるような良い作品でした。
主人公のように旅に出て、現実を感じ、人生を変えたくなるような気持ちになる映画です。
「LIFE!」あらすじ
世界的に有名な雑誌「LIFE」のネガを管理する部で働くウォルター(ベン・スティラー)は、想いを寄せる女性にSNSでコンタクトするのもためらうほどの小心者。彼ができることと言えば、ありえない現実を”妄想”することで、日常のあらゆる場面で彼は妄想の世界へふけっていた。
いつものように会社へ向かったある日、彼は「LIFE」誌の休刊が決まったことを告げられる。プロの写真家ショーンから「是非この写真を最後の表紙に使ってほしい」とネガが送られてくるが、表紙に使う25番目のネガだけが見当たらない。社内のどこを探してもネガは見つからないので彼は前後のネガを手がかりにショーンの居場所を探すことに。
果たして25番目のネガは何を写したものなのか。
ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤに渡る”妄想”ではなく”現実”の彼の物語が始まる。
全てが「画になる」映画
さすが雑誌「LIFE」を題材にした映画なだけあって、シーンの1カット1カットがどれもセンスを感じざるを得ません。
冒頭のスタッフロールから引き込まれること間違いなし。
話自体もいいですが、単純に映像を楽しむだけでも価値がありました。
とにかくグリーンランドやヒマヤラの自然が素晴らしすぎる。
ロケ地にこれらの土地を選んだのは、監督の「主人公と同じ新鮮な気持ちを味わってほしくて、観客の誰も行ったことが無い場所を選びたかった」という思いからだそうです。
確かにこれだけの自然は生涯のうちでも見れるかどうか…。
CMでも使われていますが、このスケボーに乗って疾走するシーンは爽快の一言。
実際にやったらすげぇ気持ちいいんだろうなぁ。
何でも実際にやってみるのが大事だよね。
少しだけネタバレになってしまいますが、ウォルターが妄想ばかりしてしまうのは人生の中で”体験”をしたことが少ないということが原因でした。
便利なこの世の中、ネットやSNSでいろいろな場所の写真を観たり刺激的な映画を見ることはとても簡単にできるようになりましたよね。
しかし、それよりも実際に自分で目で見て体で経験するということが大事なんだよということを教えてくれる映画です。
旅を重ねるごとに一回りも二回りも大きくなっていくウォルターの姿に自分も明日から旅に出てしまいたくなる。
人生に悩んでいる人、閉塞感を感じている人は是非観てみることをオススメします。
もし会社や学校を辞めて旅に出ることになっても僕は責任を負いませんが。