【ネタバレ含む】ハッタリが効きまくりの”話題作” 映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のあらすじ・感想レビュー。
2014/11/16
これはやられた。
本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。
昨日日本で公開されたばかりの”アカデミー賞候補”作、レオナルド・ディカプリオ主演の話題作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を渋谷の映画館で観てきました。
テレビCMや予告編では「アカデミー賞最有力候補!」と大々的に宣伝していますが、果たしてその実力や如何に。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のあらすじや感想を記事にしてお伝えしますのでこれから観たいという方はご参考に。ネタバレも含まれますので気になる方はご注意を。
ウルフ・オブ・ウォールストリート あらすじ
新米の金融マン、ジョーダンが初めて取引をした日、それが世界同時に株価が大暴落をした『ブラックマンデー』。と呼ばれる日だった。
あっという間に転落、一文無しとなってしまったジョーダンは田舎町で大きな金融会社が扱わない「ペニー株」という少額の株式を扱う会社で働き始める。
そこで彼は類まれなるセールスの能力を発揮し、「クズ株」をあたかも優良株の様に見せかけ、あっという間に大金を稼ぐことに成功していく。
その頃、同じマンションの友人の誘いによってドラッグにハマり始めたジョーダンは地元のドラッグの売人たちを集めて、ペニー株を売るセールスマンとして教育し会社を設立。
優良な株式を売る傍ら、クズ株を売りつけて利益を得るという手法で彼らはどんどんと業績を伸ばし、会社は急成長を遂げジョーダンは「ウォール街の狼」として業界から警戒されるようになる。
豊かになる暮らしと共にジョーダンは変わり始め、女とドラッグにとことん溺れていく。
ハイになればなるほど彼のビジネスは成功し、彼の周りでは狂気の渦が巻き起こる。
もちろん、そんな日々は長く続くことは無く一人のFBI捜査官に目をつけられることになってから彼の人生はもう一度、大きく転がり始めた…。
「女」と「ドラッグ」と「金」の話
簡単にこの映画の内容を説明するとしたら「女」と「ドラッグ」と「金」の話。
とにかくテンションの高い映画でひたすらハイになって騒いでキャストが暴れまくります。キャストの8割が麻薬中毒者で映画の時間の半分はラリってるというスゴい映画ですw
とにかくテンションが高いので最初の1時間位はとても楽しいのですが、なんとこの作品、3時間近くも上映時間があるので後半はテンションに着いて行けず疲れてしまいました。削れるシーンも結構あったのでせめて2時間くらいにまとめてくれたらもっと良い映画になったと思います。
ただ、今度こそ「主演男優賞」を取るのではないかと言われているレオ様の演技はやっぱり大したもので、超やり手のカリスマ若手社長なのにどうしようもないドラッグ中毒のろくでなしという異常な役を見事に演じきっています。後半にいくほどどんどんテンションが上がっていって最後にはもよだれもダラダラw 中々見られないレオ様の一面が見れる映画です。
プロモーションもやっぱり”やり手”
主人公は本当に”やり手”で才能のあるセールスマンで劇中で語られるセールスの極意には思わず感心してしまうもの。実際役立つ人もかなりいると思います。
そしてそのセールスのスキルは映画の中だけにもとどまらず、そのプロモーションにも生かされています。
それが、テレビのCMや予告編でこれでもかと主張する「ドヤ顔でアカデミー賞最有力!」という言葉。なかなかここまで言い切る映画も珍しいですよね。
率直に言うと、内容はまぁまぁで特別面白いというわけではないのですが、そのキャッチコピーとCMだけで「じゃあ見てみようかな」となってしまいます。
まさに劇中でも語られる「自分を大きく見せる」という技術をそのまんま使っただけのものなのですが、効果は絶大。
内容もPRもとにかくハッタリが上手く効いているなぁという映画でした。