思わぬ良作!電○のダメ広告マンを妻夫木聡が演じた映画「ジャッジ!」が想像以上に面白かった。 | ネタバレ含む感想レビュー
2014/11/16
今日もNUMBER333をお読み頂きありがとうございます!
PITE.(@infoNumber333)です。
今日は夕方から時間があったので新宿のピカデリーで公開したばかりの映画「ジャッジ!」を観てきました。
B級感漂うポスターを見た感じから、あまり期待せずに席に座ったのですが始まったら思いの外面白く2時間があっという間に過ぎてしまいました。見くびってゴメンよ妻夫木くん。
見る前のハードルが低かったというのもありますが、それでも良作と言えるコメディ映画だったと思います。
同じ週に公開した「劇場版トリック ラストステージ」よりも個人的には刺さりました。
「ジャッジ!」のあらすじや感想・レビューをまとめて記事にいたしますので、気に入れば是非劇場に足を運んでみてください。
「ジャッジ!」あらすじ
大手の広告代理店に勤める太田喜一郎は何をやっても仕事に誠実だが成果が全く出ないダメな広告マン。
ある日喜一郎は上司のクリエイターである大滝一郎から無茶なCM作成の仕事を丸投げされるが、作った作品は苦情さえ来るような内容で全くヒットせず。
その後上司の大滝は喜一郎に、名前の読みが「オオタキイチロウ」と二人共同じ点からサンタモニカの国際広告グランプリに審査員として自分の代わりに出席するように命令する。実はこの広告祭でこれまた酷い出来の「ちくわのCM」を優勝させないと喜一郎は会社をクビになってしまうのだった。
英語も全く話せない喜一郎は、かつて同じグランプリの審査員を務めたことのある倉庫番の「鏡さん」から指導を仰ぐことに。
しかし鏡さんのアドバイスは「ペン回し」、渡された本は「海外グルメのガイドブック」、そして「カマキリ」。
これが一体どう役に立つというのだろうか。
喜一郎は苗字が同じで英語が喋れるという理由で優秀な同僚でギャンブル大好きな「大田ひかり」を一緒に旅行に誘うことに。嫌がるひかりだったが、海外のカジノに惹かれ同行を決意するのだった。
会場のサンタモニカに着き、他の審査員達と交流を図る喜一郎。
しかしそこで喜一郎は「広告祭」の本当の恐ろしさを目の当たりにするのだった。
散りばめられた笑いの伏線。
映画「ジャッジ!」の中では要所要所でテンポよく笑いが起きるように大きいものから小さいものまで上手に伏線が散りばめられています。
最初に喜一郎が制作したCMや鏡さんから得たアドバイスがまさかこんな形でピンチを切り開く鍵になるとは。良く出来てる。
広告祭のチェアマンにハルヒのTシャツを着せたのにも意味があったんですね。
北川景子のツンデレっぷりが堪らない。
ヒロインの北川景子が序盤からわかりやす過ぎるくらいのツンデレなんですが、これがベタベタなのにやっぱり可愛い。
最初はワイルドイケメンになびいちゃうのかなーと心配でしたが、中盤からは後半は最高のデレっぷりで見事にわしづかみされちゃいました。
これだけでも見る価値有りです。
「良いものは良い」とはっきり言おう。
どうしても笑いが先に来てしまいがちの映画ですが、ストーリーで伝えようとしているメッセージは至極真っ当なもの。
色んなしがらみはとりあえず取っ払って、シンプルに「良いものは良い」と言おうというお話です。
業界や働く内容は違えど、この気持ちはいつまでも忘れずに持っておきたいですね。働いていると色々な悩みがあると思いますが、この映画を観てみなさんも自分の気持ちに正直になってみてはいかがでしょうか。
僕もこのブログで迷った時は喜一郎のように「自分が書きたいこと、良いと思ったものを書く」という基本に立ち返って考えるようにしたいと思います。