雨と光と切ない恋の物語。新海誠最新作『言の葉の庭』|感想・レビュー・評価

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本日5月31日公開の新海誠監督最新作『言の葉の庭』を池袋で鑑賞して来ました。45分という短めの作品ですが、3時間の長編映画にも劣らない作品。雨と風と光のような感動が心にどっと吹きこんできます。

*ネタバレは極力しないように紹介いたしますが、気になる方はご遠慮下さい。

あらすじ

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年齢よりも大人びた15歳。高校1年生のタカオは、雨の日の午前中は学校へ向かう電車には乗らずに新宿の庭園で靴のデザイン画を書くのが日課だった。優しい降る雨の日の朝、彼はいつもの場所でチョコレートをつまみに缶ビールを煽る女性と出会う。こんな平日の朝に何をしているのだろうか。雨の降る日、彼女はいつもそこにいる。次第にタカオと彼女は打ち解け始め、惹かれていった。いつからだろう。気づけば朝起きて目を開ける時、「雨」を期待している。

話はストレートなラブストーリー。最初から最後までさらさらと流れるようなお話でした。ひたむきに靴職人への夢に打ち込む少年と、「歩けなくなってしまった」大人の女性。ちょうど「学生」と「社会人」の中間地点にいる大学生の僕には二人共それぞれの気持ちが良く分かって、だからこそ切ない。

「雨」と「光」の描写

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『言の葉の庭』はなんとシーンの約8割が雨のシーンという異色作。
ただ、雨といっても新海誠が描く『雨』は表情が豊か。明るい雨に暗い雨、激しい雨、優しい雨、悲しい雨、切ない雨。透き通るような光の描写が雨に様々な表情を色付けます。雨がこんなに綺麗だと感じた映画は他にありません。とにかく、綺麗。見惚れてしまう。

更に「雨」と「光」に合わせたピアノの旋律も心を締め付けます。ピュアなストーリーとピュアな音。特にクライマックスのシーンには全身つま先から頭のてっぺんまで、下から「ぶわわっ!」と鳥肌が立ちました。そうだ、そうだよ走れ!

映像、音楽含めこれは是非劇場で鑑賞してほしい作品です。この感動はきっと劇場でなければ味わえない。1000円で心を洗濯できるなら、安いものだと思いませんか。

「秒速5センチメートル」「ほしのこえ」も観ましたが個人的には『言の葉の庭』が一番お気に入り。これはDVD買います。きっと良いディスプレイ、音響がほしくなってきちゃうんだろうな。

良い映画でした。
今度の雨の日には、新宿御苑に行ってみようか。

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最後に言いたいのはヒロインが超タイプということ。
黒髪ショートは最高です。

おまけ

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今回は『言の葉の庭』とセットで上映前に新海誠監督の短編映画「だれかのまなざし」が放映されます。家族のつながりを描いた暖かい映画なのですが、なんとこれ野村不動産「RROUD」CM。ですが、最後PROUDのロゴが出てくるまでそれには全く気づきません。このような「広告」自体が1つの「作品」となって「広告と感じさせないような広告」がこれからの主流になっていくのでしょう。普通に良い話だったし、ちょっとPROUDに良いイメージが付きました。こんな感じで面白い広告が増えていったら嬉しいな。

PITE.(@infoNumber333)

劇場では週にごとに限定ポストカードがもらえます。
劇場情報 – 言の葉の庭

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