20年に一度の大雪にも負けず、六本木・国立新美術館で開催中の「第17回」文化庁メディア芸術祭に行ってきましたレポート!

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すごかったですねー、大雪。20年に一度の肩書は伊達じゃなかった。

本日も“monograph”をお読み頂きありがとうございます。
PITE.(@infoNumber333)です。

昨日は降りしきる暴風雪の中、六本木の国立新美術館で開催されている「第17回文化庁メディア芸術祭」を見に行ってきました!

朝の情報番組でこのイベントが特集されているのを見て、そこで紹介されている作品がどれもめちゃくちゃ面白そうだったのでアート系の記事をよく書いているのもあって即断即決で足を運ぶことを決定。確かに面白いイベントだったんですが、そこに辿り着くまでが大変だった…。

20年に一度の大雪。

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東京に住んでいる方は嫌というほど知っているかもしれませんが、この日の東京は”20年に一度の大雪の日”。予報で言われてる時は「またまた〜」と全然信じていなかったんですけど当日の朝窓を開けた瞬間絶句しましたw

「うおー雪だ―!」というテンションが上がる気持ちと「この雪の中今日外出するのか…」というやるせない気持ちに板挟みになりつつも、どうしても行きたいイベントだったので重い腰を上げて玄関のドアを開け、風の吹き荒れる灰色の世界へと旅立ちました。

転んだ。

玄関を出て2秒後、階段から滑り落ちました。

出鼻くじかれすぎ…。

アパートの階段に積もった雪に足を取られてそのまますべり台的に下まで勢い良く滑って壁に衝突。

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運良く僕自身は無事だったのですが、今日写真を取ろうと思って持ってきていたカメラを落として雪の中にダイブさせてしまいました。

拾い上げてバッキバキに割れたレンズを見た時には卒倒しそうになりました。

…が、

幸いなことに割れていたのはレンズの上に付けている保護フィルターのみでレンズとカメラ本体は無事でした。よかったー。。。

フィルターは本当に大事ですよ皆さん。身を持って体験しました。

六本木ミッドタウンから。

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「第17回文化庁メディア芸術祭」は国立新美術館だけでなく六本木の各地で会場を設置し開催しています。なのでまずは駅から近いミッドタウンの展示から見ることに。

ここにあったのは「スポーツタイムマシン」という大型の作品。

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「スポーツタイムマシン」は、マシンの前を走る人の速度を計測・保存し「過去の自分や他人」とランの速さを競えるという作品。

人間以外でも象などの動物のデータも保存されていて、そのデータと一緒に走ることができます。

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僕が行った時は子供がはしゃぎながら走っていました。

ミッドタウンはこの「スポーツタイムマシン」とダンスユニット「WORLD ORDER」の映像が流れているディスプレイがあっただけなのですが、この「WORLD ORDER」が凄すぎて小一時間ライブ映像を見てしまいました。これは生で見たいなー!

いざ国立新美術館へ!

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続いて横殴りの雪に傘を飛ばされながらメイン会場「国立新美術館」へ。

実は来たのは初めてでした。六本木にこんな建物あったんだ。

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建物の中も近未来的な作りになっていてカッコ良い。
ベタですがまさに「美術館」といった感じ。

文化庁メディア芸術祭会場

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メディア芸術祭の会場に入ると、外は大雪だというのに意外と人がたくさんいて驚きました。こんな日でも結構人がいるほどの人気なので普段はもっと混んでるんだろうなぁ。

写真撮影OKだったので展示作品の中から面白かったものをいくつかご紹介していきます。

時折織成 – 落下する記録 –

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会場に入ってまず目につくのがこの作品。
レコーダーから延々と流れ出てくるフィルムが積み重なるアート。

この流れ出たフィルムが10分に一回くらい巻き取られるのですが、その時に奏でる音楽が特徴的で注目しちゃうこと間違いなし。

crt mgn

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アート部門大賞受賞作品の「crt mgn」。

光と音によって「電磁波を可視化する」ということに挑戦した作品です。

Learn to be a Machine︱DistantObject #1

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画面の前に設置されたトラックボールを操作するとその動きに合わせて映像の眼球が動くという作品。なんかリアルすぎて気持ち悪かった。

を超える為の余白

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「空白」を泡で表現したというアート。よくわからん。

ムービング

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先日記事にしてお伝えした「人の息」に映像を投影したMV、「ムービング」も展示されていました。これは会場でも人気ありましたね。

【やってみたい】文化庁メディア芸術祭優秀賞!”人のはく白い息”に映像を投影したトラヴィスのMV「ムービング」がカッコ良いィ!

ゴールデンタイム

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「つみきのいえ」でアカデミー賞を獲得したスタジオ「ROBOT」の最新作「ゴールデンタイム」。

ゴミ捨て場に捨てられてしまった古いテレビの話なんですが、絵柄に暖かみがあって好きな作品。これは後でレンタルとかで借りよう。

アニメ部門では「有頂天家族」とか「サカサマのパテマ」も選ばれていたのが嬉しかったですね。

ジョジョリオン

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マンガ部門の大賞はなんと「ジョジョリオン」。

絵柄と言い配色と言い確かに圧倒的にオシャレだもんなぁー!
マンガをこういう形でアートとして評価されるのは嬉しいですね。

マンガ部門では以前紹介した「ひきだしにテラリウム」も選ばれていました。星新一が好きな人には絶対ハマる作品です。

まるで星新一のような傑作ショートショート漫画「ひきだしにテラリウム」。このマンガがすごい7位も納得の良作でした。

プラモデルによる空想具現化

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PCの周りを全てプラモデルで制作し、作者の空想を具現化した作品。
これでちゃんとPCとして使えるっていうところがいいですね。

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会場には望遠レンズが置かれていて、これを覗くとこの作品をアップで楽しむことが出来るのですがもう作りこみがすごい。アップで見てもさらに近づいてみたくなるような細かさでした。

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ウェブカメラやマウスなどの周辺機器も含めてプラモデル化してるとは…。

男の子なら胸熱必至の作品。

燃える仏像人間

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アニメーションとは違い、小さな紙人形を使って作られる「劇メーション」という珍しい映像表現を使った作品。

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会場には細かな紙のパーツが展示されていたのですが、こんな小さいのに書き込みがハンパない。この小さく薄い紙の中に底知れない迫力を感じました。

lapillus bug

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超音波で小さなコバエのような物質を自分の好きな所に動かすことのできるテック系アート作品。この会場で唯一係員の方がそばに居て原理や操作法を教えてくれるのですが、やっぱり難しくてよくわかりませんでした。笑

なんたって無料!

以上「第17回文化庁メディア芸術祭」のレポートでした。

このイベントは全会場、全作品が無料で楽しめるので週末ヒマだなーという人は行ってみてください。暇つぶし以上の何かは得られるんじゃないでしょうか。

最新のアートに気軽に触れられる機会なので、少しでも興味があれば是非。

ホーリーはこう思うよ。
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もう雪はこりごりでやんす(´・ω・`)

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